2007年4月〜9月にかけて放送されたTVアニメ『鋼鉄三国志』。三国志の世界観を受け継ぎつつ、登場するキャラクターが皆美男子ばかりということで人気を集めた作品だ。アニメと連動する形で放送されたラジオ『宮野・遊佐の鋼鉄三国志 〜らじお伝〜』(文化放送)も高い人気を誇っていたが、そんな『鋼鉄三国志』が今度は舞台としてファンの前に帰って来た。
ゆうぽうとホールで行われた『鋼鉄三国志歌劇舞台』は二部構成。第一部では芝居・歌・アクションを交えた完全オリジナルストーリーでアニメの世界を舞台化。主演を務めるのは、アニメ本編でも主役:陸遜伯言を演じ、EDテーマ「久遠」を歌い上げた超人気声優・宮野真守。その他のキャストには舞台俳優を配し、声はアニメと同じ声優が演じるという方式が取られた。
華麗な衣装、本格的な殺陣など、「アニメの舞台化」という枠を超えたエンターテイメント空間が創出され、ほぼ女性で埋められた観客は固唾を呑んで舞台に魅入っていた。
そして第二部は、声優陣によるトークイベントコーナー。宮野真守(陸遜伯言役)、遊佐浩二(諸葛瑾子瑜役)というラジオと同じコンビが司会役を務め、ゲストとして小野大輔(魏延文長役※舞台のみの新キャラクター)、諏訪部順一(甘寧興覇役)、郷本直也(馬岱伯瞻役※舞台のみの新キャラクター)の3名が登場。舞台にも出演した郷本が衣装のままで出てきたのはまだ予測の範囲内だが、小野と諏訪部の2人は、急遽施してもらったというメイクアップした姿で登場。その意外な姿に観客は黄色い声援を送っていたが、遊佐からはたしなめられるという一幕が見られた。
そんな楽しい雰囲気からトークはスタートし、以降も終止笑いが絶えない抱腹絶倒のトークコーナーとなった。罰ゲームとして用意された笹の葉エキスの青汁を小野が一気飲みした瞬間が、場内のテンションの最高潮だった。
こうして一度に2種類の『鋼鉄三国志』が楽しめる充実した公演は幕を閉じた。ちなみにこの日の模様は9月17日に発売されるDVD『鋼鉄三国志 歌劇舞台〜深紅の魂よみがえりしとき〜』に収録される予定とのこと。
『鋼鉄三国志』公式サイト
http://www.koutetsu-sangokushi.jp/file/jsp/
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