それは世界の終焉――『キスダム -ENGAGE planet-』アフレコレポート |
2007年03月19日(月曜日) |
来るべき未来、それは世界の終焉(オワリ)―…『創聖のアクエリオン』『マクロスゼロ』を手掛けた豪華スタッフが贈るオリジナルSFアニメ『キスダム-ENGAGE planet-』のメインキャストインタビューをお届けする!
4月3日より放送開始となる『キスダム -ENGAGE planet-』は、『創聖のアクエリオン』『マクロスゼロ』『ノエイン』などで知られる、高い映像クオリティを誇るサテライトによるオリジナルSFアニメーション。メカニックデザインを務める河森正治氏らベテラン勢と、新進気鋭のスタッフの起用にも注目が集まっている。 A.D.2031年。繁栄を続ける人類の前に、突如立ち塞がる異形の生命体“ハーディアン”。その脅威を退けるため、国際的な防衛組織として「N.I.D.F.(Neo International Defence Force)」を結成。人類の英知を凌駕する、その存在が地球を覆うとき……人類滅亡の秒読みが始まる―― ! 今回は、第2話のアフレコ現場にほびちゃんスタッフが潜入!主人公・哀羽シュウ役の小野大輔さん、ヒロイン・流姫那由乃役の水樹奈々さんをはじめとするメインキャストの皆さんに作品への意気込みや見どころなどを語っていただいた。オンエア前の予習としても必見の内容だ! <キャスト> ●哀羽シュウ/小野大輔さん ●流姫那由乃/水樹奈々さん ●七生愁/中村悠一さん ●燻京香/弓場沙織さん ●玲/柚木涼香さん ― ご自身が演じるキャラクターの紹介をお願いします。 小野さん:哀羽(アイバ)シュウは、荒廃した世界で希望を持って戦っている、国際防衛組織「N.I.D.F.」のパイロット候補生の一人です。第1話の冒頭でいきなり瀕死の重傷を負ってしまい、とあるきっかけから超人的な力を手に入れてしまうので、運命に弄ばれてる感がバリバリ出ていますが、そんな逆境も熱いハートで打破していく熱血ヒーローです。 水樹さん:流姫那 由乃(ルキナ ユノ)は、N.I.D.F.の科学主任を務めていて、哀羽シュウと恋人関係にあるキャラクターです。彼女は謎に包まれている「死者の書」を組織から持ち帰るようにと命ぜられていたんですが、その道中の不慮の事故で、瀕死の状態に陥ったシュウを助けるべく「死者の書」を使用してしまって、今は裏切り者として組織から命を狙われ追われる立場になっています。 由乃は単独で行動しているので謎も多いキャラクターで、普段は主任としてクールに振舞っているんですが、目的に向かって任務を遂行する時は、普通の女の子だったら引いてしまうようなグロテスクな虫が襲ってきても、素手で立ち向かうような男らしい一面も持っています。でも一度任務から外れると、シュウのことを想う愛情深い女性だなと感じますね。 中村さん:七生 愁(ナナオ シュウ)は、哀羽シュウの友人で、どうやら由乃のことが好きなようで、哀羽と由乃の関係を知りつつも、由乃に想いを寄せています。組織からは「殺してでもいいから二人を連れて来い」と命ぜられているので、多分、七生の中には、哀羽はともかく由乃は好きだからな……みたいな葛藤があると思うんですが、そこはまだ描かれていないので今後の展開が楽しみです。 弓場さん:燻 京香(イブリ キョウカ)は、N.I.D.F.を創設した司令官で、いつも冷静沈着に指令を出すキャラクターです。人類を救うために一生懸命行動しています。 柚子さん:玲(レイ)です、苗字はありません。京香の秘書なんですけど、かなりマイペースな女の子で、周りの皆がシリアスな時にも、なぜか玲だけは飄々としていて、味方なのか敵なのか……どっちなんだろう?って微妙な立ち位置にいますね。今後が楽しみな美少女です!(一同笑) ― 1話、2話のアフレコを終えた感想と、作品の見どころを教えてください。 小野さん:1話目からクライマックス!みたいにテンションが高くて、この1、2話ですでに1クールぐらいの密度があったような感覚ですね。このテンションを最後までどう保っていくか……演じる側としても毎回全力で臨みたいと思います。作品の見どころは「熱」ですね。登場人物も人間味あふれた熱いキャラクターばかりなので、そういう「熱」を作品から感じていただければと思います。 水樹さん:この作品では男同士の友情や、魂のぶつかりあいだったり、もちろん恋愛要素もあって、今の世の中にはあまりない「熱さ」を感じる人間ドラマを描いていくと監督がおっしゃっていたんですが、実際に演じてみて、その「熱さ」を感じる作品だなと思いました。冒頭からあまりの急展開なんですが、私もシュウを命がけで守る由乃を全力で演じていきたいと思います。キャラクター達の背景に何があるのか……徐々に明らかにされていくと思うので楽しんでいただきたいです。 中村さん:1話目からいきなり佳境を迎えたような展開で始まって、演じる側の僕らにとっても謎だらけのストーリーなので、今後の各キャラクターたちの昔のエピソードで、彼らの人間関係がもっと深く見えてくると思うので期待しています。とりあえず1話を見ただけだとわからないと思うので、引き続き2話、3話と見ていただければと思います。 弓場さん:1話目の冒頭から「死者の書」って何なんだろう……?って疑問からはじまると思うんですけど、展開がとってもスピーディで、見ていて飽きない作品になっているのでぜひ見てください。 柚木さん:ホントに息つく間もない展開で、物語が熱く繰り広げられていくんですけど、劇中で出現する虫が襲っていくシーンの映像の迫力がとにかく凄いです。アフレコをしている私達も「いやぁーー!」って声が出そうになっちゃうぐらい、臨場感があるシーンなので、そこも見どころの一つだと思います。 ― キャラクターの第一印象と、演じてみてからの印象にギャップはありましたか? 小野さん:哀羽に関してはパッと見、生意気そうで挑戦的な目をしていて、きっと熱い男なんだろうなというのが最初からの印象だったんですけど、実際に演じてみてからもそれは変わらず第一印象がそのまま現れたようなキャラクターですね。攻撃的で尖がっていて、思った以上に好戦的な奴です。 水樹さん:由乃は第一印象のまま変わらないですね、主任という立場で周りのキャラクターたちに的確な指示を与えて物事を分析していく、テキパキとした知的な女性です。「死者の書」の謎や、登場人物が直面している状況を伝えて、物語を皆さんに深く感じてもらうための役どころでもあります。 中村さん:はじめてキャラクター表を見た時、七生からは落ち着いたクールなイメージを感じたので、そのまま演じていますね。実際に演じていて意外だったのは、七生は「芯が熱い」と設定にあったんですが、本当に叫んだり熱くなったりするシーンが多くて……それは予想外でした。七生以外に誰か叫ぶ人がいるんじゃないかと思ってたら、周りのキャラクターは落ち着いていて(笑)、意外と激情してしまうタイプでしたね。 弓場さん:京香のキャラクターを見ただけだと、ちょっとキツそうで上から人を見るような女王様のような印象を受けました。実際も少しはそうなんでしょうけど……(笑)あまり感情の起伏が激しくない、何か事件が起こっても冷静な人です。 柚木さん:玲は、可愛くて若くてキャピっとしたギャルっていう印象があったので、最初はまさか自分が玲に決まるとは……とちょっと驚きだったんですけど(笑)。ちょっと小生意気そうな小娘って感じの画のイメージのまんまのキャラクターです。全体的にシリアスな会話をしているキャラクターの中で、玲は浮いていて、なぜか水着でウロウロしていたりと異質なキャラクターなんですが 非常に楽しくやっています。 ― オンエアを待っているファンの皆さんに一言お願いします。 柚木さん:非常に集中力が高くなるような熱いアフレコ現場で、映像のクオリティも非常に高いので、私達キャスト陣も今からオンエアが楽しみです。ぜひ皆さんも最後まで見逃さずに全部見てください! 弓場さん:とってもテンポが良くて飽きのこない作品になってますので 楽しいと思います。 中村さん:1話からたくさんの謎があるんですけど、それが解明されるまで、自分の中で色々な解釈をしながら見るのも楽しいと思います。何よりも役者がすごいテンションで芝居をしてますので、その辺も楽しんでいただきたいと思います。 水樹さん:「死者の書」という人知を超えたアイテムを使ってしまい、命を狙われている由乃を、組織の命令に背いてサポートしてくれる仲間の姿に、絆や熱いものが描かれている作品だと感じてます。回を追うごとに謎が紐解かれていくと思いますし、人間ドラマがとても魅力的な作品だと思いますので、皆さんぜひ最後までお付き合い下さい。 小野さん:『キスダム』っていう、タイトルがまず謎に包まれていて、放送を楽しみにしている人も『キスダム』って何だろう……?と、疑問に思っていると思うんですが、僕らもまだわかりません。色んな想像を膨らませながら待っててほしい、それに応えるテンションで僕ら役者陣もスタッフ一同も「熱」を生み出していこうと思うので 期待して待っててください。俺達のテンションについて来い!!ミルダム!って感じですね!(一同笑) 中村さん:最初なのに……そんなオチ!?(笑) 小野さん:『キスダム』ミルダムでついて来いよ!(一同笑)。 キャストの皆さんの「熱」のこもったコメントから、作品への期待感が伝わってくるインタビューとなった。待望のオンエアは、テレビ東京にて4月3日(火)よりスタート!人類 VS.異種生命体“ハーディアン”その戦いの行方とは……?オリジナル作品ならではのストーリー展開に注目だ! なお、主題歌とBGMを、高山みなみ、永野椎菜、ジョー・リノイエによるユニット「II MIX⊿DELTA」が担当することでも話題となっている本作。数々のヒット曲を生み出してきた彼らが紡ぐ『キスダム』の楽曲にも乞うご期待! ★テレビ東京にて4月3日 毎週(火)深夜1:00から放映開始! ※テレビ東京 第1話(4月3日放送分)は深夜1:30からの放送となります キスダム -ENGAGE planet- ●放送局/テレビ東京 ほか ●原作/サテライト・ワールドビジネスエンタープライズ ●総監督・シリーズ構成/長岡康史 ●監督/佐藤英一 ●副監督/神戸洋行 ●キャラクターデザイン/すしお ●メカニックデザイン/河森正治 ●音楽/II MIX⊿DELTA ●OPテーマ/『時を越えて』by II MIX⊿DELTA ●アニメーション制作/サテライト ●製作/Project NES ●番組公式サイト/http://ani.tv/kissdum/ ●情報サイト/http://www.kissdum.com/ ©2007 BVSN・Project NES |