長野テーマ曲はＣＨＯＮＯだＹＯ～…蝶野歌うラップＣＤ頂きました

プロレスラーの蝶野正洋からプレゼントされたサングラスやＣＤを見せる長野

　巨人のドラフト１位、長野久義外野手（２５）が、打席に入る際のテーマ曲に、プロレスラーの蝶野正洋が歌うラップ曲「Ｆｉｇｈｔ＆Ｌｏｖｅ」の使用を検討していることが３１日、分かった。昨年１２月下旬に蝶野からＣＤを贈られたことがきっかけ。レギュラーを奪取し、格闘技界だけでなく、球界にも「ＣＨＯＮＯ」の名前を浸透させる。

　１２月下旬、埼玉・狭山市内にあるホンダのグラウンドに、プロレス界のカリスマからプレゼントが届いた。紙袋の中にはサングラス、直筆サイン色紙ほか、蝶野が入場曲に使うこともある「Ｆｉｇｈｔ―」のＣＤが入っていた。関係者から「長野君、入団おめでとう。周囲にはガタガタ言う奴がいると思うけど、プロは結果だ。グラウンドで暴れて、いろんな雑音を封じ込めろ」とのメッセージを伝え聞き、感激。「うれしいです。入場曲の候補として考えさせてもらいます」と恩に報いる決意を固めた。

　互いに面識はないが、格闘技好きの長野は、昨年１月４日、新日本プロレスの東京ドーム大会で蝶野の試合を観戦した。「生で見たのは初めて。出てきただけで盛り上がるし、かっこいいなと思いました」。闘志あふれる姿にひかれ、「そういうところは見習っていきたい」と闘魂継承を決意した。蝶野からのエールは夢のようだった。

　テーマ曲は、大好きな洋楽も候補の一つで、打席ごとに変える案もあり、２月の宮崎キャンプまでに正式に決める。「同じ名字なので応援しています。自分も少しでも早く出られるように頑張ります」。２０１０年の“顔”となるべく、長野は活躍を誓った。