ファイル共有ソフトを使ってると情報収集botに情報拾われるってマジですか?
botが監視してるのはマジ。海外経由でbotの目を盗めないか実験してみたよ。
流通するファイルの正体や流通経路を記録する「bot」と呼ばれるプログラムがWinnyやShareのネットワークを監視している。匿名だと安心して自作ポエムを放流したらbotに作者が誰か記録された ……何てこともあり得るのだ。
現在、WinnyやShareのユーザーは海外にも存在する。国内企業などが走らせているbotは、国内のIPアドレスでファイル共有ネットワークへアクセスしており、自分が直接接続した相手から流れてくる情報しか記録できない。そこで、ポエムファイルをいったん海外のWinnyやShareユーザーに流し、国内のポエム読者には海外経由でのダウンロードを行わせる。botと直接接続する危険がなくなるので、作者が誰か記録されることなくポエムを皆に読ませることができるというわけだ。
とはいえ、どの程度の効率でファイルを拡散させることができるのか、実際に実験してみないと分からない。「教えて君.net」で実験を行った結果の詳細を掲載するので気になる詩人はぜひ読んでくれ。
原田ウイルス作者がWikipediaに投稿を行った時のIPアドレスから、その日に流れてきたWinnyキー情報……何てものも公開されている
botでファイル共有ネットワークの監視を行うネットエージェントのレポートによれば、Winnyユーザーの4%、Shareユーザーの5%は海外在住だ
国内IPアドレスとの接続を拒否するにはPeerGuardianを使う。インストール途中で「Import Create Lists」にチェックを入れる
「Create List」をクリックし、「Description」に「J P」など分かりやすい名前を設定。「Add URL」に「http://iplist.wave.prohosting.com/pg/jp.txt」と打ち込んで「OK」→「次へ」を選択
通常通りにファイル共有ツールを起動する。国内IPアドレスとの接続が拒否され、海外ユーザーとのみ接続を行うぞ
あとは通常通りにファイルの放流を行う。スピードは普段より下がるが、海外ユーザー相手にファイルを一次放流することが可能だ
WinnyやShare_ntでも同様。PeerGuardianで国内IPアドレスを弾いた上で放流を行う
今回は、放流したファイルのハッシュを「教えて君.net」に貼り付け、実験への協力をお願いした
少し放流を行ってからHDD内のノード情報やキャッシュを削除し、ファイルのダウンロードが可能かどうか検証を行った
« 複数のHDDでRAID0を構築して高速アクセスを実現! |
メイン
|
突然ウイルスに感染した。駆除できんぞお。だれかあああああ。 »
2008年03月14日 00:29