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航空史探検博物館機名別索引

 

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 北 陸  近 畿  中 国  四 国  九 州

 

 必読 日替わりメモ

ヒコーキ雲に対するご意見、必読日替わりメモのご感想や質問回答をメール( sa@axisz.jp 冒頭にkをつける)でお寄せください。

勝手なお願い : インターネット航空雑誌ヒコーキ雲の更新作業は早朝半眠状態の時に行うことが多くミス多発です。気付いての修正がありますので数時間後にもう一度見ていただくようお願いします。 佐伯邦昭
 
日替わりメモ100101番

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A3752
「表紙絵64]  大和市 台湾の人たちが高座海軍工廠跡に建てた思い出のいしぶみ 台湾亭 
航空史探検博物館 
神奈川県 大和市 いしぶみ 台湾亭

○ いしぶみ 台湾亭

明けましておめでとうございます。
 台湾の人達にとってはお祝いの色。厚木飛行場のすぐそば旧高座海軍工廠跡に建てられた思い出と感謝と友好のシンボルとしての赤い亭が、ひとり台湾と日本のみならず、全世界の人々が仲良くなる祝いのとなりますように、今年一年の平安を祈ります。

併せて、本年もインターネット航空雑誌ヒコーキ雲をよろしくお願い申し上げます。

    2009/01/01 00:00 現在のアクセスカウンター 1,386,340
    2010/01/01 00:00 現在のアクセスカウンター 1,736,686
                                        +350,346  (960/日)

                                         2010年元旦  佐伯邦昭拝

 

日替わりメモ091231番

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N710 ニュースフラッシュ 2009年後半に登場した特別塗装のエアライナー

○ 2009年後半に登場した特別塗装のエアライナー

 とりこぼしていた特別塗装機のニュースが補足され、2009年の幕引きとあいなりました。有終の美を飾ってくれたハロースクエアさんに、そして、一年間投稿してくれたすべての皆さんに佐伯編集長から御礼を申し上げます。ありがとうございました。


○ 2009年の回顧

  評価は他人がしてくれるものだということを百も承知のうえで、敢えて申し上げますが、インターネット航空雑誌ヒコーキ雲が立てている各項目に関する限りにおいて、他の追従を許さないほど充実したものとなりました。既にホームページの試行錯誤の域を脱して、インターネット航空雑誌としての独自のスタイルが確立し、それを多くの皆さんから認知されているものと信じています。

また、しゃべり始めたなと腹を立てないで、以下、掃除の手を休めた時にでも読んでくださいな。

雑誌なら編集後記、単行本なら序文やあとがきを読むと大よその傾向が掴めるように、インターネット航空雑誌ヒコーキ雲も日替わりメモが日々更新の「イントロダクション」であると同時に「私の主張」でもあります。そこで、今年1年間の日替わりメモを読み返してみました。

休んだのはわずかに24日、稼働率は93.4%、我ながら驚くべき精勤でした。

@ 書き手と読み手の喜怒哀楽のからみ合い

これほど続いてくると、日替わりメモを書きながら、お顔も知らないのに、読み手の反応がほぼ予測できるようになります。うなずく人、驚く人、あわてる人、立腹する人、あざ笑う人‥‥。

実は、佐伯の辛口評論を秘かに期待しているという人が少なからずおられます。逆に、辛口が過ぎるとヒコーキ雲ファンを逃がしてしまうから程々にという忠告もあり、実際に逃げて行った人もおりますし、今年は、他のサイトで手ひどい批判を書かれたこともありました。書き手の喜怒哀楽と読み手の喜怒哀楽がからみ合っていることを実感します。

お腹立ちの人を量産するのは得策にあらずで、例えば、本年半ばから政治向きの発言を控えたりしています。身の程も弁えずにとの冷笑を招かない程度に節度をもたなければいけませんね。
 しかし、
一納税者として、行政の問題点には是々非々を貫ぬきます。見て見ぬ振りをするのが大人であるというような誤った考えに迎合する気は毛頭ありません。

A 稼働率93.4の原動力

さて、稼働率93.4%の原動力を考えてみました。
 1番に、全国各地の皆さんから「日々の更新ご苦労様です」との言葉を添えて、絶間なく情報が寄せられる、それを早く発表したいという心理が働くこと
 2番に、若い頃からのジャーナリスト志向が、死ぬまで治まりそうにないこと
 3番に、朝早く起き出してパソコンに向かうことが、生活として定着していること

1番と2番はつながりますが、何といっても2番が最大の原動力です。若い時に新聞社も放送局も二次試験で落ちて公務員にならざるを得なかったトラウマを引きずっているのかもしれません。その心理不安定症候群がこのホームページで治癒される訳ではありませんが、どんな場面でもジャーナリスチックなセンスを駆り立てられてしまいます。
 
本年1月1日の日替わりメモで、容量が300MGに達したら廃刊にするかもしれないと予告しました。しかるに今日現在350MGを超えてしまいました。経済的負担は苦しいですが、やっぱり、ジャーナリスト志向の誘惑には負けてしまうのですねえ。

ジャーナリストのセンスとは、旺盛な野次馬根性と抜け駆けの精神です。他人と同じことをやっていては読者に相手にされません。良質の情報を如何にうまく見つけ出すか、関連情報と併せて如何にうまく整理するか、如何に早く発表するかの勝負です。当然、間違いも起きますから素直に訂正するのも大切な心掛けです。
 ヒコーキの専門知識は皆さんにご教授願っていますが、編集者としては「
試行錯誤の域を脱して、独自のスタイルを確立できた」という所以であります。

B これからどうするか

さて、これからどうするかですが、老朽化したパソコンやスキャナなどを買い替えるメド(家内の許し)はたちませんし、加齢による目の疲れに加えて、今年は右手人差し指の腱鞘炎に苦しみ、右肩のインナーマッスル(深層筋)が時折強烈な痛みを発するなど、いつパソコン禁止を宣言されてもおかしくない状況にあります。

 旺盛な野次馬根性と抜け駆けの精神がこれらの外(害?)的要因に打ち勝つかどうかの勝負です。その分かれ目は、読み手の喜怒哀楽が私の予測に合っているか確認できるかどうかです。
 叱責であろうとなんであろうと一言でもメールがあると元気が違ってきます。いちいち返事が出来ないのがつらいのですが、どうぞよろしくお願いします。

では、お健やかにお正月をお迎えください。                          佐伯邦昭

 

日替わりメモ091230番

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A3605 航空史探検博物館 思い出 ターミナルビルができる直前の羽田風景

○ ターミナルビルができる直前の羽田風景

        航空史探検博物館東京都太田区へ転記

 

日替わりメモ091229番

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A3031 航空史探検博物館 茨城県つくば市 国立科学博物館つくば収蔵庫 霧ケ峰式鷹七型グライダー JA2001
リンク  リンク  ブログ 今日のFSZ

○ 霧ケ峰式鷹七型グライダー JA2001
          航空史探検博物館 茨城県つくば市へ転記

 

○ リンク  ブログ 今日のFSZ

 らぶこすたーさんが、Primary Wingsで富士T-3とT-7全機情報など素晴らしいホームページを開設していたのに、PCトラブルで更新できなくなってしまったため、別にブログを開設しました。Primary Wingsは消えたわけではないので、T-3とT-7情報の活用はできます。

 なお、申し訳ありませんが、私はブログが苦手です。字が小さいこと、写真拡大が面倒なこと、日常会話体の文に馴染めないなどという理由です。
 よって一日一題、写真一枚で、中高年の気の効いた文章の阿施光南さんのブログくらいしか見ていません。悪しからず。

 

日替わりメモ091228番

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N709 ニュースフラッシュ イルミネーションロード くれ の紫電改

○ 続々 イルミネーションロード くれ の紫電改 ” ロマンが消えました、しかし‥ ”

   ニュースフラッシュ709へ転記  
 

 

日替わりメモ091227番

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N709 ニュースフラッシュ イルミネーションロード くれ の紫電改

○ 続 イルミネーションロード くれ の紫電改

  ニュースフラッシュ709へ転記

 

日替わりメモ091226番

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N709 ニュースフラッシュ イルミネーションロード くれ の紫電改

○ イルミネーションロード くれ の紫電改

 少し毛色の変わったニュースフラッシュは如何ですか。
 呉に紫電改とは意外な関係ですが、広町の第11海軍航空廠で紫電改を生産したと言われています。ただし、1945年5月5日の大空襲で復旧の見込みなしとされ工廠そのものが廃止されたので、完成した機体が生まれたのかどうかは疑問です。

 戦後64年にして呉の夜空に派手やかなイルミネーションで紫電改を完成させたのは、焼けた工廠の建屋の払下げを受けて創業した機械メーカーであります。牽強付会(けんきょうふかい)の感無きにしも非ずですが、実物大の外形はなかなか良く出来ておりますよ。


○ 自衛隊のホームページ

休憩時間には、職業柄、パチンコ玉による効率的な金銭管理方法、釣竿による地球資源の適正な管理方法、ゴルフクラブによる芝生の綺麗な刈り方のテクニック等、色々な会話が飛び交い、とても明るく楽しい職場です。

 センスの効いた語り口。何を言っているかお分かりですね。これは新田原基地のホームページが例のスライドショーを削除した後に載せた補給隊隊員による職場日誌の中の一部です。補給の仕事をわかりやすく伝えようと工夫しています。

 那覇基地のホームページでは、那覇航空祭のハイライトをYou Tube(トラスト琉球提供)で流しています。プロの撮影編集だけあってなかなかのものです。

 海自岩国航空基地ホームページのお粗末ぶりをさんざんけなしてきましたので、こういう良質なホームページで、私は大いに口直しをしています。
 空自は、各基地ホームページの基本的な体裁を中央で決めているようで、だいたい似たような編集の中で各基地が独自色を競っているように見受けられます。しかも、更新があるとその日のうちに航空自衛隊ホームページに更新情報が載ります。

 対して、海自のホームページはてんでんばらばらの印象です。別に海自に恨みがあって言っている訳ではありませんが、もともと海軍はスマートさが売りのひとつであるのに、岩国などどんくさいホームページにはがっかりさせられます。これは海幕が各基地のホームページを全くフォローしていない怠慢からくるものでしょう。

 

日替わりメモ091225番

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A3608 航空史探検博物館 思い出 1965年と1966年の横田基地三軍統合記念日   写真追加と訂正

 ○ 1965年と1966年の横田基地三軍統合記念日

 1965年の横田基地三軍統合記念日から漏れていた写真をPAPPYさんから頂き、また、飛行浪人さんからは、横田の写真に立川基地のが混じっているのではないかという指摘がありました。44年も前のことになると、検証も大変ですが、間違っていれば直ちに修整するのがインターネット航空雑誌ヒコーキ雲のモットーですので、当時の三軍情報をもっと送って頂きたいです。

 なにしろ、みんな子どもの頃で、飛行浪人さんなどは地方から出ていって横田と立川の両基地で白黒1本しか写していないという、今の中高生マニアが聞いても信じてくれないでしょう。
  なべさんたちのフィルムがあちこち混同していても無理はないと思います。
 しかし、皆さん、廃棄物として処分されないうちにヒコーキ写真に陽の目を浴びさせるようにしてくださいね!  インターネット航空雑誌ヒコーキ雲は、そういう趣旨に沿う限りは写真の質がどうあろうと歴史記録として扱うことにしておりますので。


○ 海上幕僚監部広報室から 岩国航空基地ホームページについて回答

佐伯 邦昭 様
お問合せいただき、ありがとうございました。回答についてのご連絡を差し上げました。岩国基地のWEBサイトについて、当該基地の担当者に確認させていただきました。 同WEBサイトは、ハード上の不具合の修正やファイルの整理等の処置を間もなく終了し、年内にも再オープンする予定でございます。このたびは、一時閉鎖の処置により、情報提供などの面で大変ご迷惑をおかけいたしました。また、再オープン予定を通知していなかったことから、閲覧者さまへの案内が不十分で あったと認識いたしており、今後、同様のリニューアルを行う際の参考とさせていただきます。引き続き、同WEBサイトをよろしくお願いいたします。
                             海上幕僚監部 広報室 (12/24 9:46受信)

佐伯から : 今朝、岩国航空基地のホームページを開きましたら、閉鎖が解かれてリニューアルオープンをしておりました。数年来のデタラメに近い公開状態が曲がりになりにも改善されていることを確認しました。ここ数年、基地はもとより海幕に何度申し入れても無視されていたのが、自衛隊山口地方協力本部への通告でやっとこさ改善されました。

 上記海幕の答え(掲載通告済み)は、1行目に意味不明の言葉がありますが、なにはともあれ、対策をとってくれたことに感謝しましょう。陸自師団(旅団)長管轄にある地方協力本部は意外に力があるのかもしれません。

 なお、リニューアル後の内容については、個人的には、各種不具合は無くなったものの、あまり変わり映えがしないという印象であり、特に、岩国をベースにしているシラセ飛行科が完全に無視されていることと、基地概要説明の内容が相変わらずお粗末なのが目につきます。対戦哨戒飛行艇というミスプリントなんぞはご愛嬌なんでしょうが‥。

 

日替わりメモ091224番

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HOME  「表紙絵63]   (赤いクリスマスプレゼント) ≪スポイラー!≫ 仁林画伯 
地面効果で一向に降下しない 教官にスポイラー!と怒鳴られてあわてて出した
A3608 航空史探検博物館 思い出 1965年と1966年の横田基地三軍統合記念日

 (所用のため時間切れ コメントは数時間後に。 午前6時50分 佐伯)

○ 表紙絵63 ≪スポイラー!≫  

 仁林画伯からクリスマスプレゼントとして頂きました。グライダーの赤色がサンタクロースを連想させます。「地面効果で一向に降下しない 教官にスポイラー!と怒鳴られてあわてて出した 」とのキャプションを読みながら、翼の上下に開くスポイラーの効きはものすごいものではないかと、思わず体が前につんのめってしまいました。Spoil = The flow of air was damaged. まさに層流から乱流へ!です。

○ 1965年と1966年の横田基地三軍統合記念日

 センチュリーシリーズの戦闘機がずらっと並ぶ時代の横田基地三軍統合記念日の写真を頂きました。カラフルな海軍・海兵隊機が並ぶ厚木と岩国の三軍にくらべると、やはり地味な印象を受けますが、キャンベラやストラトクルーザーの給油機や双ローターのカーマンヘリコプターなど忘れてしまっている機体もあり、何かと思い出がたどれるのではないでしょうか。

 佐伯としては、インターネット航空雑誌ヒコーキ雲の原点である広島航空クラブニュース時代に、各地の三軍の状況を一生懸命にリストアップして編集していた作業を思い出しました。載せている茶色に変色したリストは、その苦労の結晶です。考えてみれば、写真をいとも簡単に編集掲載できることを除いては、当時のタイプ謄写印刷の雑誌も今のインターネット雑誌も、基本の作業は同じということなんですね。

 その号の表紙
 東亜航空デハビランドダブ ダブルオーセブンのスケッチは前田あきとし画伯によります。表紙絵63とは違った趣きですが、素晴らしい表紙デザインの一つとして、今でも自慢です。こういう喜びがあるからこそ、いまだに雑誌の制作を続けられる訳です。

広島航空クラブニュース28表紙と前田あきとし画伯

 
 2009防府航空祭にて
 

 

日替わりメモ091223番

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R102 調査研究コーナー F-15J主脚格納の時間差について   付録 零戦の例 ダグラスDC-3の例を追加

○ F-15J主脚格納の時間差 に関連して零戦とダグラスDC-3の例を追加

 レシプロ時代の油圧に較べると、ジェット時代の油圧ははるかに高圧で効きも格段に良くなっていますが、その基本的な構造は変っていないと思います。脚出しを忘れて着陸するパイロットがいるのも変っていません。

 おっと、皮肉は別にして効きの時間差に関連して零戦設計者のお話しと、7年前の当方のDC-3研究技術編を引っ張り出して付録として付けておきました。


○ 続々 国産開発ヘリコプター第1号

  にがうりさんから、試作蝶番レ号をNHKが紹介していると連絡がありました。NHKニュースをYouTubeで流しているものです。平成13年ごろの放映らしいです。
 「幻のヘリコプター開発」 http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=oAioMHig5oY&feature=related

 なかなか興味ある映像です。ただ、モックアップのことを材料がないから初めは木で作ったなどと言っていることと、試作機のローターが勢いよく回って、浮揚したことを示す車輪の上昇シーンの動画が、関係者の話から作ったイメージ動画であることなどに騙されないようにしてください。

 昨日、浮揚に成功したという話もあると書きましたが、成功というのは間違いで、エンジン試運転をしていたら予期せぬ浮揚が起きたということらしいです。あわてた試験者がエンジンを絞ったところ、横風で横転して壊れてしまい、以後、材料難や空襲などで開発が途絶えました。以上、補足まで。


○ NHK ハイビジョン特集  零戦 〜栄光と悲劇の航跡〜

 上の零戦の脚上げについては、このハイビジョン特集 零戦 〜栄光と悲劇の航跡〜のラバウルの場面で、編隊離陸後に各機左右ばらばらに脚上げしているシーン、マロニーの零戦の脚が、左がぴたりと格納された後に右がゆっくりと上がっていくシーンがありました。

 せっかくですから、脚の話だけでなく番組を見た個人的感想を少々。

 ミッドウエ―海戦という触れ込みの実写で、一式陸攻が特攻している(沖縄戦か)などのごまかしもありましたが、その程度はお笑いです。

 このディレクターは、何を言いたいのか見終わって焦点がわかりません。栄光と悲劇というのは、無敵の時代・米海軍の格闘作戦変更にやられっぱなしの時代・特攻の時代・を指すことはわかりますが、人間ドラマと機械ドラマをごちゃごちゃにしている感じで、これなら、悪評さくさくではあっても柳田国男の日本海軍ぼろくそ論放送T24の方がまだ筋が通っていました。

 零戦パイロット生き残りの90代の老人たちが出演して、恩賜の時計を自慢げに見せたりしていますが、彼らの話はもっと若い時に雑誌丸などに出していることばかりで、新味はありません。むしろ記憶が次第に単純化される加齢というもので、史実が歪曲されるのではないかと心配しました。

 夏に長時間インタビュー収録なのはわかりますが、半袖の下着シャツ姿でしゃべる老人も醜いし、長々と画面に出すディレクターの頭もえげつないです。身内の若い人は気分が悪いでしょう。

 そして、おきまりの特攻哀歌が主テーマになると、命令を受けた第一線操縦士の複雑な心理回顧となりますが、作戦を立てたり命令を下した側の証言が全く出てこないのが、何んとも不自然です。部下を殺して生き延びている連中や書き残した文書などを徹底的に調べ上げた形跡もありません。

 ついでに、申し上げますが、ナレーションも日本の老人たちも全員がゼロセンと平気で発音しています。それが慣用語になっているとしても、零戦を優秀な飛行機と持ち上げるパイロットが、その当時の零式艦上戦闘機つまりレイセンという正しい読み方をしないのが不思議です。参考までに世界の傑作機1974年6月発行特集・三菱零式艦上戦闘機11-22型のp41の説を拝借しておきます。

 彼らは、ZEROに戦をくっつけた和製英語に零戦と言う漢字をあてているのです。零戦を知らなかった世代ならともかく、米国と戦った連中は和製英語がうれしいのかなあ!

 

日替わりメモ091222番

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A1015 航空史探検博物館 北海道空知郡中富良野町  中富良野森林公園のF-104J 2009年夏の状況

○ 中富良野森林公園のF-104J 2009年夏の状況

 民放テレビ中継局の傍らに展示されているF-104Jが、地上デジタル化によって送信設備とともに撤去されるのではなかと心配していましたが、無事でした。今夏の写真を見ますと、錆や塗装の薄れの進行はやむを得ないなという程度で、厳しい環境の中でよく耐えているようです。

 中富良野町によりますと、森林公園のオートキャンプ施設は春先に閉鎖されているようで、ここテレビ中継局とマルヨン展示との関係がいまひとつ分かりかねるのですが、解体撤去するにも金がかかるということなのでしょうね。放送局の経営は厳しいですから。

 それでも、機体は別にして、周囲の除草などしてくれているらしいので、撤去はもとよりのこと、保存と称して変に塗りたくって大切なステンシルなどを消してしまうよりは、そのままに余生を送らせてやってくださいとお願いしておきましょう。


○ 続 国産開発ヘリコプター第1号

 昨日は、あわててしまって展示会のPRだけしか書きませんでしたが、写真から受ける印象が、1936年ドイツのハインリッヒ フォッケのヘリコプターFW61と、1940年イ―ゴル シコルスキーがアメリカで開発したVS300に匹敵する発明ではないかと思ったものですから、推薦しました。

 ヘリコプターの泣き所は、ローター回転の反作用ですが、FW61は翼を広げたように機体の左右にローターを設けて双方逆回転で打ち消し、VS300は尾部の小ローターで打ち消す工夫でした。横浜の1944年のこの写真を見ると、KV107スタイルのタンデムローター形式です。

 浮揚に成功したという話もあるそうですから、事実なら航空史に大きく書かれてしかるべきものと考えます。興味のある人はどうか国立科学博物館でしっかりと観察してきてください。

  

 

日替わりメモ091221番

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HOME [表紙絵61] 日本初の本格的ヘリコプター 特殊蝶番試作レ号
R103 調査研究コーナー103  皇太子明仁親王ご成婚記念の祝賀飛行は、本当にあったのか

○ 国産開発ヘリコプター第1号に関する展示会

 今年6月に、二式大艇の模型で研究を行っている横浜国立大学大学院工学府海洋宇宙システムデザイン教室を紹介しました。A3751 その際に、平山次清教授から、前身の横浜工業高等学校で戦時中に行われていたヘリコプター開発の話を伺っていたのですが、日本航空協会がその調査を行い、結果が発表されました。

展示会
・ 日本の航空宇宙100周年記念展示 知られざる回転翼航空機の開発
  日本初の本格的ヘリコプター 特殊蝶番試作レ号
  

   ©日本航空協会 (盗用防止のため一部塗りつぶし 佐伯)
・ 会場 国立科学博物館 地球館2階
・ 日時 12月19日〜1月24日(日曜日)  休館日が多いので確認の必要あり
・ 入場料 600円 高校生以下及び65歳以上は無料 

・ 招待券1枚を進呈します。21日中にメールで佐伯まで申し込んでください。23日休日に間に合うように速達で送ります。多数の場合は妻立ち会いで抽選


○ 調査研究コーナー 皇太子明仁親王ご成婚記念の祝賀飛行は、本当にあったのか

  米海軍が、空軍の戦略爆撃機に対抗して、空母から敵地奥深くへ攻撃できる核搭載爆撃機として開発したノースアメリカンAJシリーズは、核が戦闘機に塔載できる時代になってお役御免となり、プロペラとジェットエンジン推進の特性を生かして給油機 (注)に改造されました。それがAJ-2Pです。
(注:給油機説は、CHECKER TAIL4 p48の解説によります。それ以外は写真偵察機説が主流です。)

 その給油機時代に厚木基地に駐留していた部隊の兵隊たちが「明日の皇太子ご成婚に、祝賀飛行をやろう」と食堂で話していたというのです。それで、本当に都心上空の飛行が実現したのかどうかというのが、本日の調査研究コーナーのテーマであります。 実現していれば、空からごパレードに参加したというので、彼らの自慢の記憶のひとつになっていることでしょう。

 ただ、日本中の話題を独占するほど盛り上がっていた行事に、しかも皇室行事に、いくら治外法権とはいえ厚木の一部隊に思い付きの任意な飛行が許される自由があったとは考えにくいし、空軍や自衛隊もだまってはいないでしょう。

 あるいは結婚の儀やパレードの時間を外して飛ぶとか、定例訓練のコースをちょっと曲げるとか、そういう気配があったのかもしれません。ここは陽気なヤンキーの悪気のない行為として、今週、76歳のお誕生日をお迎えになる天皇陛下に祝意を表しまして、公開した次第であります。
 (宮内庁長官を激高させている例の週刊誌的話題とは全く関係ございません。)


○ 馬毛島の滑走路か

 昨日の那覇レポートN707のおまけに付けている空撮の滑走路について、MAVERICさんから、次のメールがありました。

 飛行中撮影した滑走路のある島のことなのですが、鹿児島と沖縄の島々を地図で調べたところ、種子島の横にある無人島の馬毛島(まげしま)という島に似ているような感じがします。
 馬毛島について調べてみると、島の
99%の土地を保有する企業が自家用飛行機用の900メートル滑走路を既に作っているようで、2006年に西之表市に2000メートルと4000メートル滑走路を作ると言っていたようです それにアメリカ空母艦載機の離着陸訓練の候補地にもあげられている模様です。
 無人島に一企業が
4000mと2000m滑走路を作り、アメリカ空母艦載機の離着陸訓練の候補地にもあげられているというなんともきな臭い感じがする島のようです。
 写真が馬毛島だとすると滑走路は大部分できている感じがしますのでこれから馬毛島はどうなっていくのか。
         

佐伯から : これは重大なニュースなのかもしれません。以後、馬毛島から目を離さないようにしましょう。

 

日替わりメモ091220番

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N707 ニュースフラッシュ 2009/12/13 航空自衛隊那覇基地エアー フェスタ 2009 更に写真を追加           
A8801
Z15
航空史探検博物館  沖縄県那覇市 航空自衛隊那覇基地 説明板が立派なものに更新されされました
ヒコーキマニアの人生録15 間違いだらけの説明板を正す対症療法 
那覇基地の例
                                     立派なものに更新はされされましたが‥

○ Phantomを‥‥

 幽霊と訳しても間違いではないですが、McDonnel Douglas F-4EJ Phantom Uとくれば、日本人に膾炙(かいしゃ)している幽霊のイメージではなく、超能力で人間を助けたりいたずらをしたりする妖怪のイメージではありませんかね。

 那覇航空祭で常設展示機前に新しく設置された説明板を読んで、これは佐伯さんが取りあげるに違いない問題であるという訳で、写真が送られてきました。説明板そのものは、かなりお金を掛けたであろう立派なものです。航空史探検博物館長としてはほめてあげたいのですが‥‥ しかし

 手抜きとは言えないまでも、決裁権者が細心の注意を払って決済印を捺したとは思えない文面に接すると、涙‥‥ です。幽霊〜妖怪もその一つですし、です体(敬体)とである体(常体)の混用もそうです。

 外国人が日本語会話で一番迷うのが常体と敬体の使い分けだそうですが、今や、各方面においてもその乱れが横行しているみたいです。

 最近、或る人から私宛のメールに次の一文がありました。
 「細かい部分(誤字脱字含め)ツッコミどころは多々あったが、文句ばかり言うわけにもいかないし、なにより投稿すべきネタもあまりなかったので黙っていた。」
 はい、耳に痛い言葉ですが謹んで拝聴します。一例をあげて釈明するならば‥‥ 常体と敬体を混用することがあるのは、文章にメリハリをつける場合に限っているつもりです。 那覇基地とは違います。

 そのようには読めないぞ―と思われる文章を見つけられたら、どうぞ遠慮なくメールしてください。

 なお、今朝の更新で、那覇航空祭の写真を更に追加しました。撮影者が隊員に直接聞いた情報を付けていますので、とても参考になります。

 

日替わりメモ091219番

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A3616  航空史探検博物館 東京都東村山市 いしぶみ 平和観音像(B-29墜落兵士慰霊) 
A8201 航空史探検博物館 佐賀市 日本の風景 飛行場空撮  有明佐賀空港

○ 続 有明佐賀空港のYS-11 JA8733 展示再開の予定

 昨日の日替わりメモにより、タイミングよく佐賀空港の写真が送られてきました。問題のYS-11もしっかりと写っています。3年前に第2貨物ビルの建設で歩行が危険になったため公開停止となり、知らずに出かけた人々を怒らせましたが、空撮で見ると、なるほどこれはやむを得ない措置でした。

 化粧直しをして、300メートルほど東の公園に移されることになりましたが、その程度のことなら、第2貨物ビル建設の折にあまり経費も掛けずにできたでしょうに、第3者にはよくわかりませんね。

 なお、併せて書いた青森市内のJA8809A2109については、ヤフーオークションに開始価格300万円で出品されたことがあるそうです。出品者の資格か何かでもめた揚句取り下げたとか。哀れなYS-11です。今も漁民博物館という航空にはあまり縁のない場所で雪を冠っているのでしょうか。

 ヤフーオークションといえば、091207番で紹介したFA-200 JA3653とPA-28 JA3636がそれぞれ5万円で落札されています。良き買い手さんに渡ってきれいに復元されるといいですね。ナンバー不明のFA-200前半分3万円は不調でした。

 

日替わりメモ091218番

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N708 ニュースフラッシュ 2009/12/16 トルクメニスタン大統領と中国国家副主席の特別機
S1033 various Fujiyama pictures clear  air

○ various Fujiyama pictures

 澄み切った空気の中に浮かぶ富士山、伊豆半島上空の旅客機から、山頂の向うに富士吉田市の町並みや本栖湖まで見えます。素晴らしい景観です。

 撮影の12月2日現在、雪は、山頂から東斜面にかけてかなり積もっているようですが、今週に入ってからの寒波で、更に西斜面の方まで白く覆われているのではないでしょうか。

 various Fujiyama picturesは、皆さんのお陰で45ページにわたって80葉もの写真を掲載していますが、どれ一つとして同じ内容のものがありません。富士山は、季節により、時間により、気候により、旅客機の高度や座席により、使用カメラにより、そして撮影者のその時の心理状態により実に多様なお顔を見せてくれます。

 下界の、特に山頂から東北東100キロのNagatachoやKasumigasekiのSutta Mondaなど、どこ吹く風、どっしりと構えている富士山がある限り、日本は安泰でありましょう。トルクメニスタンの大統領も中国の習なにがしとかいう要人も、機内から襟を正して見ていったに違いありません。


○  有明佐賀空港のYS-11 JA8733 展示再開の予定

 多くの方からこのニュースを頂き、既にA8201に予定として書いていますが、昨日の西日本新聞にかなり詳しく情報が載りました。参考にしてください。http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/141154   

 一部のニュースに「九州に2機しかないYS-11だから大切に」とあり、はて、九州に2機展示してあるのかなと、航空史探検博物館館長としてあるまじき疑問を発し、もう1機は熊本崇城大学のJA8712と気付くまでやや時間を要しました。大学のは展示機ではないですからね。

 九州からは最北になりますが、青森市内のJA8809A2109が撤去されるらしいという噂をちらっと耳にしたことがあります。どうなっているでしょうか。どなたか確認をお願いします。


○ お断り

 度々、書いていることですが、お寄せいただいたメールにいちいち返事ができていません。

 例えば、鳩山さんから写真を頂いたとすると、OUTLOOKからホームページ専用ドライブの提供者写真→ハ行→鳩山とたどって、新しく永田町展示機というファイルを作って貼り付けます。文章の方はOUTLOOKから直接保存する方法を知らないので、コピーしてメモ帳に貼り付け、永田町展示機のファイルに貼り付けます。保存にこれだけの手間がかかります。

 これをインターネット航空雑誌ヒコーキ雲に発表するには、画像の選別と周辺情報の収集調査をやったうえで、いったんPicManという画像ソフトのホームページ専用ドライブファイルに転写します。そして航空史探検博物館→関東→東京都→千代田区とたどって永田町なるファイルを作って貼り付けます。
 画像を横355ピクセルとか、600ピクセルに統一し、色調や明暗をPhotoshopなどで調整し、専用の通し番号を付けて、FrontPageというホームページ専用ソフトにコピーします。以後は、説明するのも面倒なので書きませんが、日々早朝3〜4時間かけて作業しているのはご承知のとおりです。

 申し訳ありませんが、こんな状態ですので、お寄せいただいたメールにいちいち返事ができていないことにご理解を賜りたいと存じます。

 なお、少々卑しい根性ですが、自分のことは棚にあげさせてもらって、航空自衛隊新田原基地、自衛隊山口地方協力本部、海上自衛隊岩国航空基地からは、インターネット航空雑誌ヒコーキ雲の指摘通告によって改善を行っているのに、以後の連絡(挨拶)は全くありません。

 インターネット航空雑誌ヒコーキ雲のように1人でホームページを担当しているという訳ではないと思います。簡単な挨拶すらできないという、怠慢、思い上がり、礼儀知らずには、少々卑しい根性ながら腹が立ちます。(自衛隊の基礎教育に欠陥があるのかな。)

 挨拶があったからといって鬼の首でも取ったような紹介の仕方をした覚えはありませんし、今後も淡々と扱うつもりです。皆さん、いかがお考えでしょうか。

 

日替わりメモ091217番

本日のページ更新

HOME 「表紙絵61] 一斉砲列? 築城基地航空祭にて 撮影門上俊夫 
A8303 航空史探検博物館 長崎市琴海町民有地 のデ ハビランド ダブ  1980年代の写真を発見
R102
調査研究コーナー102 F-15J主脚格納の時間差について

○ 表紙絵の交替

 門上さんの脚収納の時間差に関する質問に回答がつきましたので、興味あるテーマとして調査研究コーナーへ移し、かわって築城航空祭での愉快なシーンを登場させました。まるで、誰かが合図をしているように長いレンズが空を向きます。一斉砲列というのは穏やかな表現ではありませんが、鴨を狙うハンターそっくりですよね。
                   

○ デ ハビランド ダブ

 貴重なデ ハビランド ダブにまた新たな資料が加わりました。長崎市琴海町の民家に展示する前の状態で、模型マニアさんでしょうか、各部を念入りに写しています。ただ、現在の状態と較べてみて、機内に大きな変化がないので、旧長崎水族館の時代に既にあのように荒らされていたのではないかと想像されます。 悲しい想像です。

 ダブと言えば、町田市のサレジオ学園で復元を進めているJA5011A3660は完成したのでしょうか。架台に 載せて機内でコーヒーでも飲めるようにしたいとの話でしたが‥。


○ ボーイング787

 ボーイング787が15日にやっと初飛行しました。3時間の飛行がどのようであったのか詳細は分かりませんが、世界中の787関係者はほっと胸をなでおろしたことでしょう。ニュース映像でみるパイロットの着陸後のうれしそうな姿が印象的ですし、私としては、離陸の時に追い抜いて行った赤白塗装のT-33らしき随伴機がもっと印象に残りました。後席のカメラマンが写したであろう映像を早く見たいものです。 

 

日替わりメモ091216番

本日のページ更新

G10 日本のグライダー10 「日仏合作グライダー100年記念講演会式典」に参加して 古谷眞之助
T49
図書室 書評 千歳市が編纂中の『新千歳市史』機関誌 志古津 10号
        世界一周機「ニッポン」千歳出発‥‥‥‥‥‥守屋憲治
        米軍文書にみる空襲目標としての千歳‥‥‥及川琢英

○ 日仏合作グライダー100年記念講演会式典

 古谷さんの良い感想を頂きました。結論は、プリウール中尉の実験が本邦グライダー初飛行とはならないが、制作された滑空機はエンジンを付ければ自前で飛ぶことができたであろう程の理論的なすぐれものであったということです。

 この記念講演会でその辺が学術的に確立できたのではないでしょうか。ただ、開催資金調達やその他の思惑があるのでしょうか、フランス航空界の宣伝に東大が利用されたみたいなところがあるらしくて、古谷さんに突っ込み不足の欲求不満が残ったのが残念でした。

○  千歳市が編纂中の『新千歳市』機関誌 志古津 

 地方財政困窮の折に市史編纂ができている千歳市をうらやましく思っている自治体もあるでしょう。国からの基地納付金のお陰かな。(もっとも、騒音等に耐えているお返しでもあるのですが)

 志古津なるA4判の機関誌を手にとって、各執筆者の郷土愛に打たれるのは当然として、驚いたのは、4編の内2編が航空関係であることです。そのことを、佐伯のつたない感想として添えておきました。 


○ 海上自衛隊岩国航空基地のホームページが一時閉鎖されました

 091213番で、親切で温かくて詳しい基地紹介の新田原基地ホームページの対極にあるものとして、具体的にいい加減さを列挙して指摘した岩国航空基地のホームページが、左のようにリニューアルのために一時閉鎖されました。(午前4時現在)

 実は、インターネット航空雑誌ヒコーキ雲から自衛隊山口地方協力本部の澄川本部長さんに、少々きつい言葉も入れて岩国航空基地への是正指導をお願いしていたのです。

 例によって当方への回答はありませんが、地協と基地があまりのひどさに驚いて、直ちに閉鎖となったのでしょう。

 ここまで一市民から言われなければならない岩国航空基地の広報体制は悲しみを誘います。横暴な米海兵隊の中で窮屈な思いをしている上に、艦載機移転問題で揺れ動き、隊員全体のモチベーションが著しく低下し、それが広報に現れているのでしょう。お気の毒ですが、軍隊が環境に負けてはいけませんね。

 ホームページリニューアルは、まずは司令以下が基地の広報が如何にあるべきかを徹底的に検討し直すことから始めるべきです。それで隠れていたいろいろなことが見えてくるはずです。

 リニューアル後の岩国航空基地ホームページが市民を失望させないものになることを祈っております。

 

地方協力本部の使命
 自衛隊法第29条によれば、地方協力本部は、地方における渉外及び広報、自衛官の募集その他防衛大臣の定める事務を行うとされています。いわば、3自衛隊と地域を結ぶ接点でありますから、各基地や駐屯地が国民に対してどのような姿で接しているか常にチェックを怠らないようにして貰いたいものです。

 もちろん気付かない少事は多々あるでしょうが、公式ホームページという全世界に向けて発信しているような仕事に対しては、担当者を決めて日々チェックさせてもよいくらいの「大事」であります。
   ・ 基地や部隊の姿を正しく伝えているか
   ・ 時点修正が必要なページや書込みはないか
   ・ ハイパーリンクは正常に機能しているか
   ・ 国民の声や質問を虚心坦懐に聞く姿勢があるか 

 

日替わりメモ091215番

本日のページ更新

N707 ニュースフラッシュ 2009/12/13  航空自衛隊那覇基地エアー フェスタ 2009
                     第302飛行隊 Good Bye Okinawa 特別塗装機の現状        

○ 那覇基地エアー フェスタ 2009 

 TRさんから94枚、HAWKさんから112枚の画像が送られてきました。今年の那覇の華は何といっても初公開の第204飛行隊なので、そのF-15Jイーグルを中心に編集してみました。また、百里からお里帰りとも言える第203飛行隊のF-4EJ改や、これが那覇での最後の展示になると思われる那覇駐屯地のLR-1など、本年の棹尾を飾ったエアショーをお楽しみください。


 続々々々々々 々 
   これが最後の2009新田原基地航空祭ホームページのスライドショーについて

・ Aさんからメール  

標記の件「JAVAスクリプト」の表示が、個々のPCの「環境」によって異なっているからだと思います。以前勤めていた会社でも、「業務ソフト」が正しく表示される・されないで問題になったことがあります。JAVAは標準ではインストールされていなかったはずなので、「統一されたバージョン」をインストールし直した記憶があります。
 ちなみに私の環境では「正常」に、スライド「ショー」が見られます。
使用機材 SONY VAIO-T  Windows WP Pro SP3  
メモリー 512+512GB CPU コア・ソロ U14001.2GH
JAVA
のバージョン JAVA-6 UP1.7 (ビルド 1.6.0_17-b04)
なおインターネットの接続回線は「ADSL」なので、高画質の動画は「かくかく」して見られません。

・ Oさんからメール

 新田原基地航空祭のスライドショーについて、改善を期待するお気持ちはわかりますが、現実には、そこまでを求めるのは酷な面があると思います。と言いますのは、完全な動作確認をするためには、今の環境はあまりにも複雑になりすぎていると言うことです。パソコン本体、基本OS、そこにインストールされているソフト、その各々のバージョン等々、その様々なケースの組合わせは、星の数ほどになります。

 失礼ながら、今回の動作不良について、それでは、「佐伯様のPC環境がどのようなものであるかを示して下さい」 と言われても、返事は出来ないでしょう。星の数の組み合わせの、何かひとつが、悪さをしても動かなくなるのがデジタルですから。

 残念ながら、そういった状況なのです。ですから、お願いをするなら、図は小さくても良いから、これからは静止画像でお願いします。程度が良いと思います。

・ I さんからメール

 新田原の件、見える見えないの境目は、ブラウザの種類とバージョンの違いにありそうです。以下のOSWin95Sp3です。当方のマイクロソフト社のインターネットエクスプローラVer8(自宅)では×
ただし新田原基地サイトに移動した後、メニューバーの[ツール(T)]-[互換表示(V)]を選択すると動作しました。

 マイクロソフト社のインターネットエクスプローラVer6(職場)では○です。Ver7は未確認ですがVer8の「互換表示」とはVer7と互換性らしいので推定○です。マイクロソフト社以外のブラウザでは、google社のcromeと、netscapeの末裔、mozillaプロジェクトのfirefoxは○でした。

 問題はインターネットエクスプローラVer8(以下IE8)のようです。IE8は、IE7までのマイクロソフト社独自仕様を封印しコンテンツ業界が制定した規格を厳守するように設計方針が大転回しています。でも世界中にIE7以前に特化したサイトがあるので「互換表示」オプションがあります。

推定するに、新田原基地広報の動作確認チェックリストに最新のIE8の項目がなかった可能性があります。ブラウザの差分による表示崩れや文字化けはコンテンツ提供側の悩みの種です。この件で自衛隊のコンテンツ管理者にIE8の問題が認知されれば幸いでしょう。チェックリストに入れば彼らは決して無視しないでしょう。特に空自では。(と信じています)

 それから、JavaJavaScriptは別物です。基本的にJavaScriptはブラウザが処理するのでOSとは関係が疎です。Javaはブラウザの外で、OSに近い存在です。名前は似ていますが素性と動作原理は違います。よって公的個人認証の環境の影響は薄いと思われます。

 厳密にいうとあれやこれやそれや色々あるのですが、公共関係の認証で問題があれば、直近の地方自治体に相談しつつ、総務省にキッチリ聞きましょう。(自治体はお仕着せ運用だから即答は難しい)

 最後に、「ヒコーキ雲」は職場からは長らく閲覧できなかったのですが本日閲覧できました。業務に関係ない個人サイトは一律閲覧不可でしたが何故か解除されました。公共関係は大切なお客さまなので「業務に影響するステークスホルダ」として認定されたかもも知れません。弊社のWEBフィルタは「このきなんのき」の親会社が管理しています。「ヒコーキ雲」は国内ン万人の昼休の友となるでしょう。(佐伯:そうですか。うれしい改善ですね)

 

佐伯から : バイクに乗る人は、機械や性能の隅々まで知り尽くしている人と、単に動くから乗るというだけに大別されますが、ワタクシメのパソコン歴もまさに後者の典型でありまして、かのビルゲイツだって、そういう無知の人が如何に使いやすく使ってくれるかということに重きを置いて開発してきたから、Windowsがここまで普及してきたに相違ないと思っているのであります。

 さすれば、公共機関のインターネットによる広報サービスは、機械や性能の隅々まで知り尽くしている人が主たる対象にはならないはずであります。
 本件、新田原基地航空祭ホームページのスライドショーにつきましては、大多数の見えない人に対して、そちらのパソコンの設定がおかしいのだとは、絶対に言えないこと自明です。

 度重なるインターネット航空雑誌ヒコーキ雲からの忠告に応じて、今朝ほどから件(くだん)のスライドショーは削除されました。機械的問題と同時に 、復旧したとしてもあの内容では基地司令が恥をかくだけだと判断されたのでしょう。

 もちろん、当方には何の断りもきていません。基地の沽券(こけん)に関わるといった尊大な態度ではなく、恐らく恥ずかしくてメールもできないというところまで部内が動揺しているのでありましょう。

 お気の毒なので、これをもって本件の打ち切りといたします。

 

日替わりメモ091214番

本日のページ更新

N707 ニュースフラッシュ 2009/12/13 第302飛行隊 Good Bye Okinawa 特別塗装機の現状

○ 第302飛行隊 Good Bye Okinawa 特別塗装機の現状

 去年の那覇基地航空祭で飛んだファントムの特別塗装機37-8322は、調べてみると1973年9月の初飛行で、既に35歳を越える老朽機でした。今年の航空祭では、解体を待つ姿が望遠レンズにとらえられました。航空祭の後、百里へ移る僚機に必要な部品を分け与えながら用途廃止の日を迎えたのでしょう。

 去年は、特別塗装のデザインが評判がよくなくて、辛口の批評をしてしまいましたが、ひっそりとたたずむ写真を見ると、辛口を言ってわるかったねと詫びたい心境になるのも、日本人特有の情というものでしょうか。皆さんも、ご苦労さんと声を掛けてやってください。


 続々々々々 々 2009新田原基地航空祭ホームページのスライドショーについて

・ Oさんからメール  今更ですが、関心があるので連絡します。

自分の家のPC @ WindowsXP sp2 A 見えません。B 固定画像は落下傘です。(13日現在)
会社のPC    @ WindowsXP sp2 A 見えました。多分、29枚だったと思います。(13日の昼頃)

 思い当たる原因は、会社のPCにはjavaのソフトをインストールしてあることです。(具体的には忘れましたが、自治体の指名参加用電子証明書の為にインストールした)
 よって、java
のインストール状態に関係があるような気がします。全てのPCで見えるようには出来ないような気がします。

 なお、新田原基地のホームページは、佐伯さんが言うように良く出来ていると思います。作り手の気持ちを感じます。早くスライドショーが見えるようになると良いですね。

佐伯から : javaですか。当方も公的個人認証(電子申請用)を取得しているので、その時にjavaをインストールしていると思うし、念のため再インストールしてみましたが、スライドショーは相変わらず動きません。
 基地の方で何らかの手を打ってくるのを待ちましょう。

 

日替わりメモ091213番

本日のページ更新

A5621 日本の風景 飛行場空撮  鳴尾(なるお)飛行場   甲子園浜の思い出

○ 甲子園浜の思い出

 1枚の写真から幼い時の記憶が蘇ってきます。こういう感想に接しますと、インターネット航空雑誌ヒコーキ雲を続けてきてよかったなあと思います。

 いかにドライな記録といえども、そこには計り知れない人間の多くの営みが取りまいていることでしょう。そういうことが直接にも間接にも読みとってもらえるような編集を続けていきたいと思うのです。


 続々々々々 2009新田原基地航空祭ホームページのスライドショー

 ・ 「広報班のプロ」について

 昨日の記述で「広報班のプロ」なる用語は少々誤解を生じました。基地や駐屯地の広報班に養成された写真のプロが配属されている訳ではありません。

 私はこう考えています。
 人間は、或る職場に付けば、その職場での仕事のプロにならなければならないと。操縦士や整備士が広報に配属されれば、全力を挙げて広報の仕事を勉強しその道のプロになるべきです。
 基地祭や駐屯地記念行事において広報の腕章を付けた隊員が持っているカメラを見ますと、高級品ばかりです。そんなカメラを持たされた者が稚拙な写真しか撮れないようでは、高価なカメラが泣きます。

 内部で私的に扱う写真ならともかく、広報発信することが予想されるものを扱うという心構えがなっていませんね。担当者のカメラ技術が上達する見込みがないのなら、班長はその人間からカメラを取り上げるべきだし、その人間しかいないというのなら、撮影した写真を徹底的に吟味して発表の可否を決めるべきです。

 これは写真だけでなく文章にしろ編集にしろパブリシティのすべてに通じることであり、いつまでも俺は広報の専門家ではないのだと弁解しているようでは、甘いとしか言いようがありません。自衛隊という軍隊組織の規律の問題です。

 さて、問題のスライドショーは、いまだに改善されていません。「現在いろいろと設定を変えるなど挑戦しておりますが」という10日付のメールがありましたが、ボーナスが出た土日は釣りやゴルフや家庭サービスで仕事を忘れる日でしたね。そこまでは追及しますまい。

・ 新田原基地のホームページはトップクラス
 しかしながら私の個人的認識に過ぎませんが、親切で温かくて詳しい基地紹介という意味では、新田原基地のホームページはトップクラスです。スライドショーの欠陥さえなければ、091206番の賞賛だけで済んでいたのに残念なことでした。

 自衛隊ホームページで、ニュータの対極にあるのが、毎度指摘している海上自衛隊岩国航空基地のホームページです。こちらの欠陥は、スライドショーごときの小さな問題ではありません。
いい加減その1-表紙12月8日新着情報更新とあるが、どこを見ても新着情報がない
いい加減その2-指揮官挨拶はNot Found 仮に交替時ならその旨を広報すればいいのに
いい加減その3-部隊紹介の操作性が非常に悪い 
いい加減その4-111航空隊とその他の部隊との編集やサインに整合性がない
いい加減その5-標的機整備隊のページがいつのまにか消えた
いい加減その6-岩国をベースにしているシラセ飛行科が完全に無視されている
いい加減その7-基地概要説明のページだけが外に出ている 内容も相変わらずお粗末
いい加減その8-最新救難情報は9月30日までしか出ていない 12月8日新着情報更新とは何か??
いい加減その9-史料館はNot Found 閉館中ならそのように広報したら如何か
いい加減その10-表紙イベントをクリックすると、????? 人を馬鹿にするのもほどほどに!
いい加減その11-全編を通じてサインやジャンプ(ハイパーリンク)がでたらめ
いい加減その12-
LINKページを削除して数年経過 インターネット時代での非常識もここに極まる!

 皆さん、とにかく一度岩国空のホームページを開いてみて、そのいい加減さを体験してくださいな。

 

日替わりメモ091212番

本日のページ更新

HOME 「表紙絵60] 主脚左右の格納の時間差は何故ですか? 新田原基地航空祭にて 

○ 表紙絵60 教えてください  門上さんからメール

 新田原基地航空祭でF-15Jの脚の出し入れの実演を見ました。主脚カバーが開き、空気取入口の下にねじり込まれ、蓋が閉まるまで1秒か2秒と目にも止まらぬ速さです。左右とも完全に同調しているように見えました。
 ところが、写真で見ると、左右の動きに差がありました。何故ですか?

佐伯から : 現場で見ると一瞬のうちに格納されるので、時間差など全く気付く由もなかったですが、門上さんの写真はその一瞬を見事に捉えています。

 門上さんといえば、以前にダグラスDC-3の主脚の 脚上げが左右で時間差があるという疑問を呈されたことがあります。それがきっかけで、ラバーバンジーという脚作動を補助するゴム紐が左右でヘタリ度が違うために、自然に 脚上げに時間差が生ずるということを研究しました。
 ジェット戦闘機の脚に補助ゴム紐なんぞがある訳がないので、いかなる理由で時間差を設けているのか、どなたか教えてください。降ろす時はどうなのでしょうか?

 そういえば、日本におけるダグラスDC-3研究の技術編を休載してから何年もたってしまいましたね。復活したいのはやまやまですが、もうそこまで手を伸ばす時間がなくて‥。


 続々々々 2009新田原基地航空祭ホームページのスライドショー

 昨日の締切以降に6人からお答えがきているので、別紙に追加しました。 トータルは表のとおり。

OS   スライドショーが見られる 見られない
Windows 98 1人  

1人 (ただし後刻見られるようになった)

Windows ME 1人   1人
Windows XP 18人 5人(追加1) 13人(追加3)
Windows Vista 6人 3人 3人(追加2)
Windows 7 1人   1人
Mac 2人 1人 1人

 (29) の方は、防衛省のサーバーが重いためではないかと推定しています。それが本当なら、国民があまねく閲覧することができないような広報手段はやめるべきと思います。なお、次のような意見も来ているので紹介しておきます。

・ Nさんから : データを見てびっくり。ずいぶんいろいろあるものだと。回答で同じOSでも二通りの結果ではOSの差でもないし原因は?
 PCがこんな状態ということは、いまだに未成熟としかいいようがありません。ずぶの素人が触ってもきちんと作動するのが成熟した機器だと思うのは小生だけでしょうか。

・ Tさんから : こちらからの投げかけを無視しないだけニュータの広報はまだマシだと思いますが・・・・・。今朝もホームページを開いてみましたがやはりスライドしません。日替わりメモによると非常にレベルの低い写真だそうですね。唯一見れる落下傘展示の写真も主題がはっきりしないような撮り方ですのでその点は推察できます。しかし「見られない」となるとやはり気になるものです。
 本当に佐伯さんが言うように下手にスライドショーになどせず、シンプルに写真を貼り付けるだけにしておいたらこんな事にはならず変なストレスも感じずに済んだんですけどね。

・ Yさんから : 私のPCでも全く動きません。(XPです)  富士山の件は疑問を全く持ちませんでした、ヘェ!!って感じです。2件とも怖いですね、CG、IT、デジタルなどまだまだ未解明問題山積み多々でしょう。 グラスコックピットも心配です。勝手に機器が動いて何を表示するか分かりませんし、入力ミスも怖いです。電子マネーさえ信用出来ません。
 佐伯さんはご高齢(失礼!!)に係わらず良く頑張ってますよ、今後ともメゲズに頑張って下さい。


佐伯から : 
再び回答者の皆さんにお礼を申し上げます。さまざまな問題を提起してくれたニュータのホームページですが、残念ながらスライドショーはいまだに改善された様子がありません。
 私が基地司令なら、直ちに削除させますね。なぜなら、機械的不具合と同時に、
(29) の方がPhotoShopへ保存した29枚の実物を見させて貰って、内容のひどさにあきれかえっているからです。

理由1  現職宮崎県知事の姿を4枚も出すのは、タレント的な受け狙い、ないしは基地が抱える問題を助けてもらいたいという下心でしょうか。航空自衛隊としての節度を逸脱しています。

理由2  祝賀会会場、戦車、パワーシャベル、売店、野点(のだて)、太鼓やバンド実演、制服着せ替え撮影、花電車など脇役の写真にくらべて主役であるべき飛行機の写真が少ないし実にお粗末であるのは完全に本末転倒です。他基地航空祭の結果報告で、こんなひどい編集を見たことがありません。

理由3  撮影技術が素人です。被写体の捉え方や構図などおよそ広報班のプロが写した写真とは思えません。

 かかる状態を放置している第5航空団司令の米沢空将補は、恐らくエリートコースの温室ばかり歩んで来て社会一般の常識にうとい方とお見受けします。
 皆さんの声を代弁して申し上げます。反論があるなら、どうぞお答えください。 佐伯邦昭

 

日替わりメモ091211番
本日の更新は です

 その1 
091210番 「午後8時半の富士山」 は大間違いでした

 「久しぶりにFujiyama picturesの登場です。」までは良かったのです。
 昨日の午後4時ごろになって撮影者から「申し訳ない、デジカメの時刻をハワイ時間にセットしていました。あの時は昼間に富士山を通過していたのです。」とのメール‥‥

 大わらわで、大嘘になってしまった書き込に取消線を引き、時刻を訂正した次第。

 国道465など下界がうっすらと見えるので少しおかしいなとは思いながらも、プロパティに表示された時刻を信じて 「午後 8時半の富士山」 とやってしまった当方の迂闊さに腹が立つやらおかしいやらで、電子技術の高度化にとんだ落とし穴があることを思い知らされました。

 写真解析の秘密情報部員にはとても採用して貰えませんな。


 その2
続々々 2009新田原基地航空祭ホームページのスライドショー

航空自衛隊第5航空団司令部監理部渉外室広報班からのメール 10日12時40分受信

 お世話になります。こちらでは、祝賀会の模様を意図的にトップになるように制作をしておりません。ホームページ作成時は、ブルーインパルスや来場者の模様が最初にくるようにアップしており、こちらのパソコンでの確認では問題はありませんでした。しかしながら、この祝賀会の写真がトップになって表示される場合があるようで困っています。おっしゃる通り最初に祝賀会の写真となるのは、航空祭の楽しい雰囲気を出したいこちらとしても適切ではないとは思っているのですが。現在いろいろと設定を変えるなど挑戦しておりますが、少し時間がかかるかもしれません。ご容赦ください。
 そちらがスライドショーが見られない原因は私どもにはわかりません。広報のスタッフの自宅での確認ではXP含めて全員見ることが可能です。しかしながら、スライドショーにならない原因についても可能な限り調べてみましょう。とりいそぎお返事まで
                   航空自衛隊第5航空団司令部監理部渉外室広報班

 そこで、当方でも調査のためインターネット航空雑誌ヒコーキ雲の協力者の皆さんに質問メールを発し、ご回答を頂きました。11日午前3時現在別紙のとおりです。

大雑把に結果をまとめますと、OSはWindowsXPが圧倒的に多く、そのうちの7割の人がスライドショーを見られないとしています。

OS スライドショーが見られる 見られない
Mac 1人 1人
Windows 98  

1人 (ただし後刻見られるようになった)

Windows ME   1人
Windows XP 4人 10人
Windows Vista 3人 1人
Windows 7   1人

 まったく不可解な現象ですが、(12)と(18)の方が言っておられるようにJavascriptやInternet Explorerに問題ありとすれば、この分野は佐伯にはさっぱり分かりません。第5航空団広報班には、誰でも簡単にも閲覧できるようにすることが肝要であり、専門業者と勉強していただくよう お願いしておきます。

 とはいうもの、スライドショーを見た人の感想の一つに、我がニュースフラッシュを含めてマニアサイトの発表とは比較にもならない内容であり、このようなものを航空祭アラカルトとして出すべきではないとの厳しい意見もありました。
 あえて面倒なスライドショーにせずとも、代表的なシーンを厳選して、簡単な説明を付して貼り付けておけばいいのではないでしょうかね。

 一般人をシャットアウトして行う祝賀会の模様など関係ないよ。焼き付けて招待者に売り付ければいいのさ。

 当方、091206番でニュータの広報をえらく持ち上げておいただけに、やや後味の悪い結果になってしまいました。しかし、これも班長さん以下より良い基地広報をと努力されてのフライイングの結果として締めておきましょう。

 なお、後になりましたが、ご回答頂いた皆さん、今後の自衛隊のインターネット広報に多少でも寄与できることをもって、感謝のしるしとさせて頂きます。 

                                                    佐伯邦昭拝

 

 

 


 

日替わりメモ090616

○  佐伯さんへ     Fさんからメール

 日替わりメモ 090613番の「私事」を読んで少々心配になりました。大丈夫ですか。というのも、文面がいつになく弱気に感じられたからです。

 佐伯さんのすごいところは、毎日欠かさず、寄せられる多くの情報の中から取捨選択して興味ある記事を書き続けられておられる点です。たぶん、その背景知識、そして意欲ともに他の追従を許すものではないでしょう。ときに暴走があっても、十分に許容範囲と私は思っています。それが魅力でもあります。ともかく毎日書き続けるご苦労には本当に頭が下がります。

 多くの読者が、ここに情報を送ろうと思い、採用されれば嬉しく思っているはずです。ただし、送り手側は、これはという情報があったときのみの話ですから気楽なものです。一方で発信側の佐伯さんが毎日毎日書き続けることのご苦労は、文章を本格的に書いている人にしか分からぬことかもしれません。

  「文章は私の生命の一部」と言われる佐伯さん。身内の入院とありますが、あまり無理をなさらないで下さい。と言って、書くことを中断されることは、佐伯さんにとっては、命の一部をもぎ取られることに等しいわけで、安易な慰めは無益なことかも知れませんが、少々のミスなど気にされない方が良いと思います。おっしゃっているように、月刊誌と異なりミスの訂正はいつでもできるのですし、それがインターネットの強みのはずです。

 精一杯努力してみますのでどうかご容認くださいますようお願いします。という言葉には、何か悲壮感のようなものさえ感じてしまいました。読者の大部分は、少々のミスで佐伯さんの揚げ足を取るような人ではないと思っています。そして時には「本日休館」もあって良いのではないでしょうか。お大事に。

佐伯から : 一読 涙しました。ありがとうございます。私の主張に対して反応がないと、糠に釘の心境になって弱気になり、もうやめてしまおうかと一瞬思ったりします。しかし、こうして、しっかりと受け止めてくださる人がいることを知ると、涙が出て、また頑張ろうと気を取り直します。ただ、年齢や周囲の事情などからは、ぼつぼつ終わりの初めを検討しなければならないなという状況になりつつあることを告白しておきます。
 なお、長期を覚悟していた身内の入院はとりあえず短期で済むことになりました。昔の手術しか知らない者は最新医学の進歩に日々驚嘆しております。

日替わりメモ090613

私事 : 最近、あとで読み返してみると誤表記が目立つようになりました。また、皆さまからのメールの文章をしっかり読んでいないことによるミスも多発し大変申し訳ないと思っております。文章は、私の生命の一部なので実に情けない次第です。身内の入院等で疲れ気味のためかもしれませんが、精一杯努力してみますのでどうかご容認くださいますようお願いします。

 

○ 呉市海事歴史科学館大和ミュージアムに関する疑義が完了しました。お暇な時にじっくり読んでいただいて感想をお聞かせください。

第1章 零式艦上戦闘機に関する疑義
第2章 呉市側から仕掛けてきた戦艦大和の歴史捏造問題に関する疑義
第3章 戦艦大和以外のもろもろ
第4章 呉市役所の体質など
   

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