tanaka8791さん
インチキを許す?
英語の授業が必要かどうか、次の文面を参考に御意見をお願いします。
文部科学省は公表していませんが、実は、英語には発音 記号どおりとは違った言い方ができます。発音記号どおりにどんなに早口でしゃべっても、どこに切れ目があるのかもわからない流暢な発音にならないことからもそれが理解できるはずです。より正確にいうと、英語では、どんな文でも、いくらでも(無限に)違った言い方をすることができます。縦横無尽に音を変化させて話すことができると表現してもいいでしょう(英語が“つかみどころのない魔物である”と言われる理由がここにあります)。流暢な発音(本物の発音、英語らしい発音、ネイティブの発音などともいわれる)も、発音記号どおりのぎこちない発音も、その一部でしかありません。発音記号どおりの発音でも、一応ネイティブに通じるのはそのためです。
例えば、Wait a minute.を、ネイティブは、
「ウエイ ミニ」
「ウェーデ ミニ」
など様々に発音します(“流暢な発音”と言っても、このように、いくらでも違った言い方が可能です)。
「ウェーデ ミニ」と言われても、「ウエイト ア ミニット」という読み方しか知らない人には、Wait a minute.のことだとはわからないでしょう。これが、覚えた単語さえも聞こえてこないと悪名高い英語の授業の致命的な問題点です。他の具体例は、洋画のDVDで、英語字幕とセリフを比較すれば、自分の目と耳で確認できます。
英語のできる者たちは、実は、上記のことはもちろん、発音記号を覚えてもペラペラにならないことも知っていますが、普通は他人に教えません。ただし、「留学中、様々な言い方ができることにどれくらいで気付いた?」と尋ねると、「半年」や「一年」と答える者もいますので、それにより、英語が実際には様々な言い方のできる言語であることを、英語のできる者達が知っていることがわかります。
英語は、一文に対して無限に違った言い方が可能なため、ネイティブさえも授業形式でひとつひとつ、すべての発音を教えることは技術的に不可能です。どのような言い方をされても理解し、ペラペラになるためには、留学経験者同様、ネイティブどうしが普通に会話するのを、何もわからなくてもひたすら聞いて慣れるという方法しかありません。他に何をやっても必ず挫折します。
それでも、英語の授業は必要だと思いますか?