岡山放送局

2009年12月31日 19時25分更新

架空請求詐欺に注意


携帯サイトの登録料金や使用料金だなどとして金を請求してだまし取る「架空請求詐欺」で、現金を宅配便で送るよう指示する手口の被害が岡山県でも確認され、警察で注意を呼びかけています。

岡山県警察本部によりますと、「架空請求詐欺」の被害は、岡山県内でことし(2009年)に入って11月までに66件確認され、前の年の同じ時期に比べると6件増えています。

警察によりますと、こうした事件では以前はATM、現金自動預け払い機で現金を送らせる手口が多く確認されていましたが、最近は宅配便で現金を送るよう指示する手口も確認されているということです。

このうち被害にあった矢掛町の20代の男性は、「サイトの登録料金が未払いのため、連絡を頂かなければ法的手続きを開始します」という内容のメールが届き、指定の番号に電話したところ、サイトの退会料金を宅配便で送るよう指示があり、3回にわたって現金を送ってあわせて95万円あまりをだまし取られたということです。

警察では、見覚えのない連絡先には絶対に電話をしないことや、少しでも不審に思った場合は警察や家族に相談するなど、注意してほしいと話しています。