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【コラム 風紋】

歳末も愚考で

2009年12月31日

 「陛下ご自身に聞いてみたら必ず『それは手違いで(一カ月前の申請に)遅れたかもしれないが、会いましょう』と必ずおっしゃると思う」。ことし一番度肝を抜かれた発言だ。発言の主はご存じ小沢一郎民主党幹事長。「陛下のお考えはこうだ」と勝手に決めて物事の判断の根拠にしており、戦前の青年将校や軍部がクーデターや戦争に進んだ思考回路を連想した。

 ところで「ことし一番…」と年末を節目に考えるのは、死という人生最大の節目を迎える準備か。「門松や冥土の旅の一里塚、めでたくもありめでたくもなし」。よいお年を。 (経済部長・室石和夫)

 

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