2009.12.28 21:17
NTTドコモが発表した、液晶画面とキーの部分を切り離して使える新機種「F-04B」=11月10日、東京都千代田区【拡大】
来年春の携帯電話商戦の主役は「安くて格好いい端末」となりそうだ。新入生や新社会人の新規契約獲得を目指すためで、各社は色の種類が豊富でデザイン性にすぐれた商品開発に余念がない。飽和状態の続く携帯電話市場だけに、今後もアピール合戦が繰り広げられそうだ。
今月17日、東京・赤坂で開かれた、ソフトバンクモバイルの「840P」の新CM発表会。ゲストに登場したのは、CMに登場するSMAPの全メンバーだった。企業CMの発表会で全メンバーが登場するのは極めてまれという。
「春商戦の本命」と同社が位置づけるとはいえ、840Pの機能面で目立った特徴はあまりない。15色のバリエーションをそろえたほか、「見た目のかっこ良さ」が売りだ。新商品にもかかわらず2年間の長期契約を結ぶと、価格は実質ゼロ円になる。高額の端末に手が届かない若年層の顧客を囲い込む戦略だ。
ライバルも、負けていない。NTTドコモは冬・春商戦に新たに発売する20機種のうち、廉価でデザイン性を高めた「スタイル」シリーズ端末10機種を投入する。メールを書く際に利用する約1000の「デコメ絵文字」や「デコメピクチャ」を搭載し、新たに携帯を購入する女子高生をターゲットに据えている。
KDDI(au)も、デザイン端末「iida(イーダ)」シリーズで、端末の1台あたりの価格を2万円前後に抑えた機種をそろえた。あわせて、月額390円でau3回線まで通話し放題になったり、1095円でメールがし放題となる料金プランも準備し、通信料金に敏感な若年層の掘り起こしを狙う。