2009年12月31日

友愛マインドと読売欠乏マインドの違い

 

 

「全ての従業員がこの本を読めば、劇的に生産性があがるだろう」

ビル・クリントン(元アメリカ合衆国大統領)

 


全世界1500万部超えの名著「7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー著 キングベアー出版)」には、このように書かれています。

 


<引用開始>

「欠乏マインド」を持つ人にとっては、名誉、評判、権力、利益などを人と分かち合うことはとても難しい。たとえ相手が自分の家族、親戚、友人であっても、他の人の成功を素直に喜ぶことはできない。他人ガ誉められたり、大きな成果を出したり、成功したりすると、まるで自分から何かが奪われてしまったような気持ちになってしまったような気持ちになってしまうからである。

 

他の人の成功に対して口では「おめでとう」と言いながらも、内心は嫉妬に満ちている。「欠乏マインド」を持つ人の自尊心や価値観は、他人との比較から得られるので、他人の成功は自分の失敗を意味すると考えてしまう。優等生になれる人数には限りがある。“一番”はひとりしかなれない。“勝つ”ことは“相手をまかす”ことだ。そう考えてしまうのである。

 

多くの場合、「欠乏マインド」を持つ人は、ひそかに他人の不幸を望んでいる。

<引用終了>

 


小泉政権下の国民のマインドは、まさにこの競争に勝つことが前提の「欠乏マインド」社会だったのです。私は、オリエンタルランド時代にコヴィー・リーダーシップ研修を受けています。鳩山総理はWIN―WIN(ウィン・ウィン)という言葉を口にされますが、このWIN―WINの考え方は、この本に詳しく書かれています。(鳩山首相はおそらく、スタンフォード大学時代にこの考え方を学ばれたものと推察されます。)

 


私は、この本が地方議員も含めすべての政治家の「バイブル」となる日を夢見ています。クリントン元大統領の言葉通り、(国の)生産性は劇的に高まるに違いないからです。

 


その理由は簡単です。この本の教えは、ディズニーの教えと重なるからです。「共通言語」と言ってもいいほど、ディズニー出身の私は、この本とはコミュニケーションできるのです。

 


反対に、私がコミュニケーションできない人たちが、「欠乏マインド」を持つ人々です。引用部分をもう一度読んでみてください。読売マインドそのものです。

 


江川事件や「最後のパレード」事件のように、自分たちの利益のためなら何でもやる。相手をやっつけることしか考えない、そんな読売主義を信奉する人たちの未来は明るくない、私はそう心配しています。

 


読売新聞の読者が読売新聞を変えるか、それとも読者が読売新聞から離れるか、どちらかしかないのです。

 


スティーブン・R・コヴィー博士は、「欠乏マインド」の反対のマインドを「豊かさマインド」と称しています。

 


この「豊かさマインド」は、ディズニー・マインドであり、京セラ名誉会長の「稲盛和夫マインド」であり、友愛マインドなのです。

 


ホームパーティーのように、お互いが豊かさを分け与え合おうというマインド、つまり「万人を愛する心」「利他の心」「思いやりの心」「分かち合いの心」「感謝の心」が「読売欠乏マインド」と180度異なる友愛マインドです。

 


私は、この「豊かさマインド」で「最後のパレード」を書きました。しかしながらその本は「読売欠乏マインド」によって破壊されました。読売新聞の門間順平記者を含めて、読売新聞が全記者に「豊かさマインド」で取材をするよう教育していたら、あのように卑怯な取材と報道はなされなかったでしょう。

 


私の講演資料をつくり変えた物ですが、このような分析をしているのは私を除いていないと思います。無料にて公開しますので、新年からの「自分をリセット」にご利用ください。

 
「友愛思想」「読売思想」の決定的な違い




私は、競争社会で生きることにならされた日本人の心には、「豊かさマインド」と「読売欠乏マインド」の両方のマインドが存在してしまっていると考えます。そして、「欠乏マインド」モードに入る自分が嫌いになり「ラケット感情(自己嫌悪)」に陥り、後向きの「門」を開けてしまうのです。

 


「欠乏マインド」モードでいては楽しくありません。ディズニーランドのマインドの友愛マインドモードでいるほうが楽しいに決まっています。明るく楽しく生きるには、「読売欠乏マインド」を捨て去る、これが一番です。

 


明日から新しい年です。あなたが変われば周りも変わります。勇気を持ってリセットされることをお勧めします