鳩山由紀夫首相は30日、首相公邸で民主党の川上義博参院議員と面会し、永住外国人に地方参政権(選挙権)を付与する法案について協議した。川上氏は「(民主党の)小沢一郎幹事長もおっしゃっていることだし、閣法(政府提案)でなんとか、よくよくお考えください」と要請。首相は「どういう形がいいのか、よく考えてみます」と答えるにとどめた。
同法案をめぐっては、小沢氏が今月の訪韓時の講演で「日本政府の姿勢を示す意味でも、政府提案として出すべきだ。鳩山首相も同じように考えていると思う。来年の通常国会でそれが現実になるのではないか」と述べている。