2009年12月30日 20時2分更新
読谷村で(よみたんそん)男性がひき逃げされ死亡した事件で、警察は男性をはねた疑いが持たれているアメリカ兵を来月上旬にも自動車運転過失致死の疑いで書類送検する方針を固め、ひき逃げの疑いについても引き続き捜査を進めることにしています。
11月7日、読谷村で、近くに住む外間政和さん(66歳)が(ほかま・まさかず)ひき逃げされ死亡した事件で、警察は、アメリカ陸軍基地、トリイステーションに所属する2等軍曹の27歳の男が外間さんをはねた疑いが強いとして捜査しています。
警察は当初、2等軍曹から任意で事情を聴いていましたが、11月14日以降、聴取に応じていません。
しかし、2等軍曹が現場近くの自動車修理工場にフロントガラスの割れた車を持ち込み、その車に着いていた血液が外間さんのDNAの型と一致していることなどから、外間さんをはねた疑いが強まったとして、警察は1月上旬にも2等軍曹を自動車運転過失致死の疑いで書類送検する方針を固めました。
また、ひき逃げの疑いについても引き続き捜査を進めることにしています。
今後、2等軍曹が日本の検察に起訴され、日本側が身柄を求めた場合、原則として引き渡されることになります。
一方、地元の自治体などが求めていた起訴前の身柄引き渡しについては、警察では捜査ではアメリカ軍の協力が得られているなどとして求めないことにしています。