(=゚ω゚)ノ o(_ _)oペコッ、ねこさんこと、じょーじです。
本日は、いよいよ新築のお宅へのシアター工事についてお話しします。
新築のお客様となりますと、家が出来上がる前から
建設会社も交えて打ち合わせをさせていただくことが多いです。
既存のお宅と違って、ケーブルの隠蔽や、壁掛け・天吊りする場合の補強工事、
スクリーンBOXの作成など
新築でなければできないことがたくさんあるからです。
その場合、まずお客様にお宅の図面を見させていただいております。
その上で、特にスピーカーは天吊りにするのか、天井埋め込みにするのか
ある程度機器を選定しながら、設置のイメージを作ります。
そして、それを図面に起こして、
必要な設備をあらかじめ作っていただくように建設会社に依頼するのです。

※ねこさんが作成した図面です
図面を実際に引いてみますと、想像だけではわからなかった部分が色々とでてきます。
プロジェクターの投射距離だとか、スクリーンやそのほか機器の設置。
上記の図面の場合ですと、「100インチのスクリーンを設置したい」
というお客様の要望でした。
しかし、何も考えずに設置をしてしまいますと、スクリーンをおろした際に
フロントスピーカースピーカーとぶつかってしまいます。
それでは、「スピーカーをスクリーンの後ろに配置」したり、
だったら、「スクリーンはサウンドスクリーンにしないといけない」といった問題点も
浮き彫りになってくるのです。
加えて、配線を隠蔽するためにはどこからどこへ空配管を
通してもらう必要があるのか、そういったことも見えてきますね。
こうして綿密に打ち合わせをさせていただいて、施工当日を迎えることになります。
今回は、住友林業様と打ち合わせをさせていただきました。
現場にお伺いすると、見事なまでに図面通りに仕上げていただきました。
※天井埋込のスピーカーを設置するところ
取り付けるスピーカーに合わせた穴がすでに開けられていました

※設置完了したところ

※こちらはTVやAV機器を設置する面になります

※図面通り、全ての空配管の出口がここに集中しています
シアター全体の完成イメージは、図面などあらかじめ出来上がっておりますので、
私たちの仕事としては、単純に言ってしまうと、
それに従って機器を設置するぐらいになります。
ただし、それにはある程度専門的な知識と技術が必要になりますが。


※プロジェクターを天吊りするところです
プロジェクターのレンズの中心がスクリーンの中心に来るように
位置関係を考慮しながら慎重に取り付けを行います
※リアスピーカーとプロジェクターの位置関係
プロジェクターを挟んで等間隔に来るようにいたしました


※スクリーンを取り付けるために作っていただいたBOX部分です
大きさから電源の位置まで、こちらで指定し、作成していただきました


※特に電動スクリーンは、モーター分の巾も考えながら
プロジェクターのレンズがちょうど真ん中にくるように設置します
そのため、逐一メジャーで長さを計測しながら、取り付けを行います


※スクリーンの取り付けが終わりました
BOXで、スクリーンの巻きの部分がちょうど隠れるようになってます


※サブウーファーは、別に置くところを設けています
こちらも、ケーブルは壁の中を通るように配管を通していただきました

※テレビを壁掛けるための準備です
ケーブルを壁の中に通すために穴を開けます

※他のケーブルと一緒に、テレビの配線も
左下のコンセントカバーから出すようにしました

※後は、ラックを組んで機器を設置して完了です
スッキリと納めることができました

※スクリーンを降ろしてで投射したところです
作業時間としてはおよそ半日。
作業のはじめは、スピーカーの埋込や、天吊りなど大がかりなことがたくさんありますが、
のど元過ぎると何とやら、それらが終わると比較的早く済ませることができます。
それから、スピーカーの調整や各機器の接続チェックなどを経て、
お客様への説明に入ります。

※各機器の接続相関図です
また、今回はテレビの他に、『PS3』や『Wii』などインターネットにつなげて
楽しむことができる機器がたくさんありました。
そこで、これらの機器がインターネットに接続できるよう、設定もさせていただきました。
ご説明させていただいた時には、
まだパソコン内の写真や音楽を再生することしか紹介できませんでした。
しかし今後は、もっと色々な利用方法が登場すると思います。
したがって、ホームシアターとネットワークは徐々に密接な関係になりつつあります。
このようなことも、提案から説明、設定ができるというのも
我々の大きな強みなのかな?と思います。
ある程度説明させていただきましたが、導入直後は、
まだお客様も操作方法に手惑うところがあるでしょう。
こればっかりは、何度か使ってみて慣れていただくしかありませんが、
もちろん、使いこなすまでのアフターフォローも欠かしません。
ご希望とあれば、お伺いして改めでご説明いたしますし、
電話やメールでもフォローさせていただいています。
さらに、しばらく使っていて、調子がおかしいとあれば、
すぐにお伺いして様子を見させていただきます。
非常に当たり前なことかもしれませんが、
実は量販店にはこれができないことが多いのです。
私どもでシアターを導入させていただいたお客様方には、
その後のケアもしっかりやらせていただいております。
ですから、ご安心してお使いいただければと思います。
一般的にホームシアターというと、
『ホームシアターファイル』などの雑誌で紹介されているようなものを
想像しがちではないかと思います。
ただし、それはあくまでも数多く存在するホームシアターのほんの一部にしか過ぎません。
今回、そして前回紹介させていただいた施工例にしても、
はたまは私の自宅にしても、立派なホームシアターです。
そもそもホームシアターに明確な基準などありませんから、
新築・既築に限らず、「やってみたいんだけど・・・」と
気軽に考えてみていただければと思います。
そこから、機種の選定から予算に至るまで様々なアドバイスをさせていただきます。
私たちはホームシアター・ホームオーディオーのインストールショップとして、
ただモノを売るのではなく、
それらによってお客様が満足していただけるよう、頑張っています。
written by “ねこ・じょーじ”
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