ペナルティのヒデと漫才コンビを組む林家三平
落語家・林家三平(39)が漫才に初挑戦することが28日、分かった。お笑いコンビ・ペナルティのヒデ(38)と組んで「スワリダチびっくり演芸2010春」(来年1月30日、東京・ねぎし三平堂)で初披露する。“ヒデ&サンペイ”のコンビ名で新境地に挑む三平は「やるからには本格的にきちんと漫才を勉強して、将来的にはM-1制覇を狙いたい」と大いなる野望をブチ上げた。
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アラフォーの新人コンビが漫才界に新風を吹き込む。今年3月に“昭和の爆笑王”と呼ばれた父の大名跡を継承した三平が漫才に初挑戦する。
「バラエティーに出る分にも漫才の呼吸はすごく必要。漫才をやってみたい」との思いが高じての挑戦。親友で落語挑戦の希望を持ち続けていたヒデとコンビを組む。企画は2人で1年前から企画を練っていたといい、真剣そのもの。
狙うは漫才界の頂点だ。三平は「やるからにはちゃんと勉強して、本格的にやりたい」と説明。M-1挑戦も来年とは決めていない。漫才コンビとして経験を積み、優勝を狙える手応えをつかんだときに初めて参戦する意向。ヒデも「行くなら行きましょうよ」とM-1参戦に乗り気だ。
コンビ初お目見えの当日は“ヒデ&サンペイ”の漫才だけでなく、ヒデは新作落語、三平は古典落語も披露。けいこ場では三平とヒデが互いに落語と漫才を教え合っている。また、落語家・月亭八方の弟子で“月亭方正”の名前を持つ山崎邦正もゲスト出演する。
落語と漫才の融合だけでなく、林家と吉本興業のコラボという意味でも画期的。三平は「いろんな垣根を取っ払ってやっていきたい。今までと違う三平をお見せします」と力説。来年1月30日、ねぎし三平堂が“笑いの殿堂”と化する。