2009年12月29日

松下政経塾の出身者に「喝!」

今朝のスーパーモーニングで松下政経塾を取り上げていました。松下政経塾出身者も色々だと感じました。

議員ではありませんが、杉並区の山田区長の発言「そろそろ止め時」に私は賛同します。

 


コメンテーターは、松下政経塾出身者には共通する類型があるとしていましたが、その通りだと思います。明治維新の志士的イメージを感じないとコメントしていました。その通りだと思います。

 


27日のブログに、松下政経塾創生者の松下幸之助氏と東京ディズニーランドの関係を記しました。

 

<引用開始>
松下電器産業に伺った時のことである。(三井物産の)江戸さんの訪問を相談役の松下幸之助さんが待っていてくださった。プレゼンテージョンが終わった後の質疑の中で松下さんは「資源の無い日本はこれから観光立国をめざすべきです。外国人客の誘致が海外との交流を通じて観光地の活性化や雇用の増大をもたらしてくれます。東京ディズニーランド・プロジェクトはこれからのわが国にとってとても良いことです。」という感想を述べられた。 




私達が松下の本社を辞した時、松下幸之助さんは車椅子で正面玄関に出てこられ、われわれが見えなくなるまで見送っておられた。江戸さんは東京ディズニーランド・プロジェクトが松下さんに強く支持されたことに大層感激されて、その後この話をのちのちまで他人に話されていた。

<引用終了>

(筆者注:1977年から1981年の間、つまり松下政経塾創設の頃と考えられます。) 


上澤昇 ディズニー・テーマパークの魅力−「魔法の王国」設立・運営の30年− 実践女子大 
<転載終了>

ディズニーランド成功の「秘訣」をお教えします



スーパーモーニングのレポーターは、「観光立国」という言葉を初めて使ったのが松下幸之助氏だと紹介していました。それだけに、氏の「東京ディズニーランド・プロジェクトはこれからのわが国にとってとても良いことです。」という言葉は実に重いと思います。 



私は、松下政経塾出身議員に「喝!」を入れたいと思います。その理由は、松下幸之助氏が「良いこと」と話された東京ディズニーランドから、何も学んでこなかったからです。 



東京ディズニーランド開園時から松下電器産業は、「ミート・ザ・ワールド」というアトラクションのオフィシャルスポンサーでした。世界のディズニーランドを研究できる環境にありながら、全くしてこなかったのです。松下幸之助氏の意に反したと言っても過言ではありません。 



ディズニーランドという「夢と魔法の王国」の運営(ビジョンの具現化)を学ぶということは、国家運営を学ぶということです。私が、もし教える立場でしたら、理念やビジョンをいかにして現場で実現させるかを具体的に教えたことでしょう。 



日本の議員は「いかにして」という、HOWの部分が弱いのですが、ディズニーはHOWのかたまりのような人間集団です。ディズニーから学ばないのは、実践できない、机上の空論だけを述べる「頭でっかち」の人間を生み出す、そうとしか言いようがありません。 



永田メール事件で、永田議員を間接的に自殺に追い込んだのは、当時の民主党代表の松下政経塾出身者の前原誠司議員ではなかったではないでしょうか。 



<引用開始>
官の権威 2009.03.26 Thursday

麻生政権は政敵を重罪犯扱いしてイメージを損ない、政権交代の大義を覆そうとしているように見えます。未だに「官の権威」に弱いという日本国民の習性を悪用しているのではないでしょうか。
 永田メール事件を思い出します。政府が窮地に陥った時にニセ・メール事件は人為的に起こされました。ニセ・メールの作者は政府要人と友人で、銀座を飲み歩いていました。正義感が強く、功名心にはやった有能な若者がだまされ、糾弾され、命を落としました。だました男たちは全く追及されませんでした。私の携帯には、未だに永田寿康さんの携帯番号が残っています。心配して掛けてもついに返って来ることのなかった番号です。まだ削除することができません。可哀想でたまりません。悔しくてたまりません。
 権力は何でもする。権力は許されてしまう。それを勘案して、報道機関も、報道の受け手も判断していただきたいと思います。
<引用終了> 


鳩山首相の側近の五十嵐文彦衆議院議員のブログから引用しました。政権中枢にいる五十嵐文彦議員のブログが一番熱く、そして温かいと私は思っています。
http://blog.garachan.com/



 前原代表の後を受けた小沢一郎前代表が代表でなかったらと思うと、背筋が寒くなります。 



山田杉並区長など、一部の実力者を除き、松下政経塾出身の議員の特性は「人間が小さい」ということです。 


私は、過去に論談に松下政経塾についていくつか投稿しています。 


2009326
<引用開始>

昨年の8月27日の論談にこのような投稿をしました。

>松下政経塾の出身者には何かが足りない。
書生としては優秀なのかもしれないが、政治家には向かない連中が多いのではないか。



イマジネーション ( 想像力 ) が足りないと思います。

http://www.rondan.co.jp/html/mail/0808/080827-19.html




今日は、過大評価されている松下政経塾についてセンセーショナルな記事を書きたいと思います。



<中略> 
さて、ここからは「松下政経塾出身者なんてこの程度のもの」という事実を示します。 私は松下政経塾2期生の神藏孝之氏に対して大きな疑念を抱いています。それは、神藏孝之氏が1986年に設立した「イマジニア株式会社」に関する重大な疑惑です。
<引用終了> 



このような表現は使いたくありませんが、簡単に言えば、ディズニー用語の「イマジニア」を松下政経塾出身者が「パクッた」という疑念です。 



私は、設計の段階から欠陥があった商品を世に出してしまいましたが、他人が生み出したものを決して「パクッて」はいません。弁護士も認めてくれています。 



翻って、「イマジニア株式会社」はどうでしょうか。会社名を決める際に、「イマジニア」の使われ方を調べないわけがありません。ディズニー用語と知っていたのなら、法律的にはともかく、道義的には「パクッた」と揶揄されてもしかたないでしょう。 



この問題で、ディズニーが動いたという話は聞いていません。ディズニーは、キャラクターや自らが描いた映像などの創作物に関しては、徹底的に版権を守ります。しかしながら、ゲストが記した体験談などに関して物申したことはないと思います。 



読売新聞に正義感が残されているのなら、この会社が「盗用」した疑惑がないのか、報道すべきであると私は考えますが。 



松下政経塾を切る 

http://rondan.tv/2009/03/26/%e6%9d%be%e4%b8%8b%e6%94%bf%e7%b5%8c%e5%a1%be%e3%82%92%e5%88%87%e3%82%8b-%e3%80%90%e6%9d%91%e4%b8%ad%e3%80%91/