メッセンジャー黒田有の逮捕に関西の芸能関係者は「ついにやったか」の声

　人気漫才コンビ「メッセンジャー」の黒田有が逮捕された事件が波紋を呼んでいる。黒田の容疑は、大阪ミナミの飲食店店長への暴行だった。しかし、現在のところマスコミは黒田の逮捕をそれほど批判的に報じていない。

「黒田は友人らとともに入ったガールズバーで、4人で25万円という法外な料金を要求されたため、暴行に至ったそうです。そのため、ぼったくりに遭ったのだから当然、よくやったという空気もある。また、黒田本人も現在は暴行に加わったという供述を始めているようですが、当初は否定し、自分は止めに入っただけだと主張していましたからね」（芸能記者）

　しかし、今回の事件に関して関西のテレビ・芸能関係者の見方はまったく違うようだ。

「黒田の酒癖が悪いのはあまりに有名です。ですから、事件の一報を聞いた関係者は『ついにやったか』という認識だった。酒が入ると、それまでの暴れん坊ぶりがさらにエスカレートするんですからね。酒場で黒田と会ったタレントが、関西芸人をあまり知らなくて挨拶をしなかっただけで、激昂して大騒ぎになったことも。暴行事件にまでは至らない小さないざこざは日常茶飯事だった」（関西テレビ局関係者）

　どうやら早期保釈は望めそうにない黒田。これに頭を抱えているのが関西テレビ局関係者たちだ。

「26日には『人志松本のすべらない話』（フジテレビ系）のスペシャル番組が放映されましたが、これに黒田も出演していた。黒田の場面はテロップで処理しましたが、ほかにも黒田が司会を務める『ナンボDEなんぼ』（関西テレビ）の特番収録も中止された。関西では人気のある黒田だけに年末年始の番組の調整が大変ですし、損害賠償の可能性もある」（前出テレビ局関係者）

　だが、黒田所属の吉本興業はこれに手をこまねいているわけではなさそうだ。

「黒田が売れっ子といっても所詮関西ローカルです。吉本もどこまで庇うか分かりません。しかも、今回の件で穴の開いた番組には、吉本所属の格上芸人を投入し、その後番組もいただいてしまおうという動きさえある」（前同）

　ただでは起きない関西根性である。　　
（文=神林広恵）


※画像は『メッセ弾 初ネタ演芸ショー編 』よしもとアール・アンド・シーより



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