2009年12月28日 20時0分更新
備前市の中心部で閉鎖されたままになっている大型商業施設「アルファビゼン」について、活用策を検討してきたNPO法人は地元の企業に運営を任せて福祉施設などとする計画を進めていることが分かりました。
大型のスーパーが入っていたアルファビゼンは、平成14年に閉鎖された後、市が建物と土地を5500万円あまりで購入し去年からNPO法人に10年間貸し出す契約を結んでいました。
備前市によりますとNPO法人では活用策が見つからないままことし9月、市に建物の返還を申し出ていましたが今月になって、地元の企業の「備前まちづくり」が建物の運営に名乗りをあげたため、NPO法人ではこの会社にまた貸しする契約を結んで返還の申し出を取り下げたということです。
市によりますとこの会社では今後、高齢者や子どもが集える福祉施設などとして建物を活用する予定だということです。
備前市の西岡憲康市長は「市としても主要なテナントの誘致を考えていく必要がある」と話しています。