サッカー天皇杯、29日準決勝 仙台、J2勢初の決勝狙う

 サッカーの第89回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は29日にG大阪-仙台(国立競技場)、名古屋-清水(静岡スタジアム)の準決勝を行う。勝者は来年1月1日に東京・国立競技場で開催される決勝に進む。

 第85、86回大会を制した浦和以来の2連覇を狙うG大阪は、Jリーグ2部(J2)勢として3大会ぶりに4強入りした仙台の挑戦を受ける。G大阪はGK藤ケ谷をインフルエンザで欠くが、今季最後に残されたタイトルへ意欲十分。来季1部(J1)へ昇格する仙台は、準々決勝で川崎を破るなど勢いがあり、J2勢初の決勝進出を狙う。

 名古屋は10大会ぶり、清水は4大会ぶりの決勝を目指す。リーグ、ヤマザキナビスコ・カップを合わせた対戦成績は22勝7分け22敗とまったくの五分。VVVフェンロ(オランダ)移籍が決まった名古屋のDF吉田のプレーぶりも注目だ。

 優勝チームは来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得する。

(2009年12月28日)

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