過去問の活用法
2009-11-02 09:53:11 Theme: ブログこんにちは!
リスク管理部保険数理室の島本ですo(^-^)o
単元ごとの講義が終わり、道場も残すところ合宿&模擬試験のみとなりました。
そろそろ過去問を使って実際の試験問題に挑戦し始めている頃でしょうか?
今日は「過去問を上手に活用する方法」を考えてみたいと思います
1.時間を計る
基本的ですが大事です。
試験時間は3時間ですが、初めて解くと間違いなく時間が足りません
更に試験当日は初めて見る問題を解くのですから、過去問を解く以上に時間がかかります。過去問は暗記するぐらい繰り返して2時間弱で解けるようにしておきたいところです。
2.別解を考える
試験の過去問題集には丁寧な模範解答が掲載されていますが、その解答だけが全てではありません。
(例)
・H19の問題1(2) → 分布関数を使えば変数変換を使わず解けます
・H18の問題1(2) → キュムラントを使った方が速いです
3.頻出単元の確認
指定の教科書の中にはまず出題されない単元があります。
例えば、大数の強法則、分散分析などがそうです。
※試験範囲の細目には書かれていませんが、教科書のページには含まれています
どの単元が重要なのかと言えば、過去問を解いて確かめるしかありません。
頻出単元は模擬試験のときにお配りしたポイントも参考にしてください(`・ω・´)ゞ
4.公式の暗記
3.に付随して、過去問を解いていると頻繁に使う公式があると思います。
また、模範解答では使っていなくとも覚えていれば速く解ける公式もあります。
(例)
・H20の問題1(3) → 指数分布を覚えていればOK
・H19の問題1(4) → カイ2乗分布を覚えていればOK
このように、公式を覚えていれば解答にかかる時間を一気に短縮できる問題は多いです。
逆に、暗記の必要はないと思っていたら突然出題されることもあります。
(例)
・H14の問題2(5) → 精密法
・H14の問題2(6) → 相関係数の検定
これらは公式集等を作って覚えておくとよいでしょう。
過去問を解くときに以上の1~4を意識してみてください。
最短で解けるようになれば過去問は1時間半、試験本番も2時間ほどで解くことが可能です
15日の模擬試験では実際に3時間で解いて頂きますので、過去問で入念に準備しておいてください。