数学以外の試験科目1「生保・損保」
2009-10-22 08:35:15 Theme: ブログみなさんこんにちは。
リスク管理部保険数理室の島本です。
これまでblogで青塚社員と桑原社員からそれぞれ「確率」と「統計」の勉強法について説明してもらっており、「モデリング」の勉強法は明日長谷川社員から説明してもらう予定です。
しかし皆さんの受験科目を調査してみると
7割以上の方が2科目以上の受験を考えていました
先日の道場や決起会で他の科目について聞かれることもありましたので、今日は「数学以外」の科目のポイントや勉強法を説明したいと思いますo(^-^)o
まずは「損保数理」と「生保数理」から。
■損保数理
◎特徴
保険料、支払備金、責任準備金の計算などが主。
確率分布や積分などを使うため、数学と一緒に勉強するのがオススメ
◎ポイント
今年から教科書が変わり、9章の再保険以外は何かしら変更があるので注意。
章ごとに内容が分かれているので、分かりにくい章は後回しにしていくことも可。
ただし、1章→2章→3章、1章→6章、2章→8章→9章、は内容が一部繋がっているので前の章を読んでから読むこと。
◎勉強法
初めて読むと教科書が難しい(実務経験がないと更に)
そのため教科書だけで完璧に理解しようとせず、過去問や参考書で計算問題を解きつつ理解するのが吉。
その際、過去問には教科書から削除された問題が含まれる点に注意する。
◎参考書
『例題で学ぶ損害保険数理』(共立出版)
→教科書は演習問題が少ないので、それを補うために受験生必須のテキスト。
※新出単元は過去問がなく演習問題が不足しますので、現在長谷川社員に問題を準備してもらっています。第4回道場のときに配る予定ですので、期待してください
■生保数理
◎特徴
死亡率、保険料、責任準備金の計算など。
計算は加減乗除ばかりだが、記号が多く、電卓を使うことが多い。
◎ポイント
上巻の1・2・4・5章は特に重要。ここを理解しないと下巻が理解できない
また、3章は12章と13章の前に読むとよい。
逆に6章や14章は試験直前に丸暗記するだけでも問題ない。
◎勉強法
教科書の練習問題が非常に豊富で、教科書と過去問だけでも十分な量がある。
そのため教科書を読みつつ練習問題を解くという基本に忠実な勉強法でよい。
ただし、練習問題の中には難問もある(特に下巻)ので難しいものは後回し。
◎参考書
『生保年金数理』(培風館)
→連生や就業不能はこちらのテキストが分かりやすい(らしい)
ちなみに、私は教科書だけで勉強しました。。。(;^_^A
※生保数理の公式集を作りましたので、明日の道場で配る予定です。
「年金数理」と「会計・経済・投資理論」はこの後、別の記事で書きますので少々お待ちを。