小沢氏団体、簿外4億で土地購入…石川議員聴取
12月28日3時2分配信 読売新聞
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同会が簿外の現金4億円を土地代金の支払いに充てていたことも関係者の話で新たに判明。4億円は同会の04年分の政治資金収支報告書に収入として記載されておらず、特捜部は石川議員に土地取引や不記載の経緯について説明を求めたとみられる。
問題の土地は東京都世田谷区深沢の476平方メートルの宅地で、同会は04年10月29日に約3億4000万円で購入したにもかかわらず、05年分の収支報告書に支出計上していた。同会は読売新聞の取材に、この土地代金について「4億円の定期預金を担保として金融機関から借り入れた4億円を充てた」と説明していたが、銀行から融資を受ける前に、別途調達した資金で元の所有者の不動産会社に支払ったことが判明している。
関係者によると、同会は購入に先立ち、簿外の資金4億円を現金で用意。小沢氏の複数の関連政治団体の口座に一度入金してから陸山会の口座に移したり、陸山会の口座に直接入金したりして、取引の1〜2日前に4億円を集めた。そのうえで10月29日の午前中に、不動産会社の口座に手付金を除く代金約3億3000万円を振り込んだという。
特捜部は、当時、同会で土地取引や銀行との交渉を担当していた石川議員がこうした資金移動にも関与した疑いがあるとみて、27日、任意で事情聴取した。同会で石川議員の後任の事務担当者だった小沢氏の元私設秘書からは既に聴取しており、小沢氏の公設第1秘書で、当時、同会の会計責任者だった大久保隆規被告(48)(西松建設からの違法献金事件で公判中)からも今後、事情を聞く方針だ。この土地取引を巡っては同法違反容疑で、石川議員のほか、大久保被告、元私設秘書が刑事告発されている。
石川議員は今年10月、この問題について、読売新聞の取材に「だいぶ前のことなので、収支報告書を見ないとわからない」と話していた。
最終更新:12月28日3時2分
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