「ビール小瓶30本が300円」!? セブンネット通販 誤表示
注文取り消し おわび2000円
流通大手「セブン&アイ・ホールディングス」(東京都千代田区)のインターネット通信販売サイト「セブンネットショッピング」で8日未明から朝にかけ、複数品のセットの商品価格を、誤って単品価格で表示していたことがわかった。同社は9日、誤表示の時間帯に受け付けた注文は取り消し、注文者におわびとして一律2000円分の郵便為替を送ることを決めた。同社では、10月にもグループのイトーヨーカ堂の通販サイトで同様のミスがあり、「人為的な入力ミスとチェック漏れが原因。利用者に深くおわびしたい」としている。
セブンネットショッピングは、グループのネット通販を統合し、8日から新たに開設した通販サイト。セブン&アイ・ホールディングス広報センターによると、誤表示があったのは8日午前0時〜同7時過ぎの約7時間。セット販売した数百品目で「ビール小瓶30本入り300円」「カフェオレ24本入り98円」などと単品価格を表示した。
電子契約法では、誤表示のあった時間帯に受け付けた注文者には、誤表示価格で販売するのが原則。しかし、注文者が誤表示だと認識したうえで注文した場合、販売者側は契約無効を主張できると解釈されている。
(2009年12月10日 読売新聞)