岡山放送局

2009年12月27日 19時17分更新

美作 台風被害地区でもちつき


ことし8月の台風9号に伴う大雨で川がはん濫し、多くの住宅が浸水などの被害を受けた岡山県美作市の土居地区で、復興への願いを込めたもちつきが行われました。

このもちつきは、土居地区の社会福祉協議会が、地域のきずなを深め被災者を励まそうと開いたもので、27日は地区の人たちおよそ500人が集まりました。
会場には150キロのもち米が用意され、集まった人たちが順番にきねとうすを使ってもちをつきあげ、地区で被災した210世帯に配りました。
また会場では、小学生によるコンサートも開かれ、小学校の校歌などを歌って、地元の人たちに元気を届けていました。
参加者は、「元気をもらいました。来年も頑張れそうです」とか、「ことしは夏祭りもなかったので、よかったです」と話していました。もちつきを呼びかけた土居地区社会福祉協議会の山本寿会長は「被災者の人たちが少しでも前向きに新年を迎えてもらえれば」と話していました。