中国共産党の一党独裁体制廃止などを呼び掛けた文書を発表したとして、国家政権転覆扇動罪で懲役11年の実刑判決を受けた著名民主活動家、劉暁波氏(53)が、判決を不服として控訴することが25日、分かった。劉氏の家族が明らかにした。
判決は、劉氏が社会主義制度を覆すことを目的としてインターネットを利用して文書を発表したと認定。「非常に悪い影響を与えた。(劉氏の)行動は、言論の自由の範囲を明確に超え犯罪だ」と指摘した。
劉氏は「言論の自由は憲法で保障されている」として、一貫して無罪を主張している。週明けにも弁護士が劉氏と面会し、控訴の手続きを進める方針。(共同)