臼杵の講演と義母とふぐ料理。
深夜に広島の家に帰って来ました。さすがに疲れていて、パソコンを開く元気もなくって寝てしまいました。
昨日は、朝のうちに義母のところに行きました。もう85歳で一人暮らし。元気で家から一キロ近く離れたところの小さなお店をしています。大分に帰ったときには、できるだけ何かお母さんの喜ぶことを、と思うのですが。
夫と母もともに車に乗ってもらって臼杵に行きました。4年ほど前に臼杵に講演に行ったときにも一緒に行って、私が講演している間に二人は臼杵の石仏を見ています。一緒に行っても、もうすることがない、といわれるので、ネットで調べました。
そしたら、臼杵のインターのすぐそばに、「臼杵湯の里」というのがありました。すぐに電話で確かめました。宿泊しなくとも、温泉と食事は出来るということでした。ここだ!と決めました。行ってみると、なかなかの建物です。沢山の大仏がある大仏殿や食事どころもあります。
夫に、お母さんのことをよくよく頼んで、私は食事どころで予約もしておきました。そして、講演に行きました。
講演は、臼杵や津久見地区の教職員組合の「母と女教師の会」主催です。教師や保護者の方たちがたくさん来てくださいました。私の講演の前に、お母さんたち二人の発表がありました。そのお一人が、自分の発表の最後に、高校生の時に、国語の先生に勧められて、私の「さらば悲しみの性」を読んだのだと、そして今日の私の講演をとても楽しみにしている、と話されました。
当時高校生だった方が、もう保護者として私の講演を聞いてくださるという、それだけ私も年をとったということだ、と苦笑です。というか、その間、途切れることなく、性教育に携わってきたということだよね、とも思いました。本当にあっという間でしたが。
講演後、急いで二人のところに行きました。母は、お風呂に入った後、マッサージもしてもらってとても気持ちよかったと、御機嫌でした。私は入ることは出来ませんでしたが、ぬるぬるとしたとてもいいお湯だったということです。
食事は、夫がご馳走するというので、ふぐコースです。夫と一緒の時はいつも「僕はうどんでいい」と言うものだから、他に何かご馳走を食べたいと思っても、私もうどんくらいしか食べられなくて、面白くありません。でも、今日はお母さんと一緒だから、「お母さん、ふぐでも食べよう」と言っていたので、しめしめで、早速に予約をしておいたのです。
臼杵は、ふぐが最高!と言うのは、前に講演に来たときに聞いていたのですが、私はふぐといえば下関、というのが頭にあって、ええ?と思っていました。しかし、やはり最高でした。刺身が厚いのです。それに、肝がどっさりです。ここでは本物のふぐの肝が食べられると、それも人気だそうです。白子豆腐などの料理もとても美味でした。
ここはまだ新しいところですが、だんだん人気が出て、福岡あたりから泊りがけで来る人が増えているそうです。私は入れなかったお風呂も含めて、もう一度来たい、と思いました。何より、「ふぐはおそろしい」と言っていた母が喜んで下さったのがうれしかったです。
でも、そこからが大変で。そこを出たのが6時10分。帰りのフェリー8時10分発に間に合うために、必死でした。母を日出の家まで送って、竹田津まで。高速道はいいのですが、その後は、追い越し禁止の一車線の道が延々と続きます。とろとろと走る車が多くて、苦労しました。とても無理だと夫が言うのを必死で運転して、そして奇跡的!に8時10分の3分前に到着して、無事乗れました。だって、それをのがすと、11時半のしかないのですから。フェリーに乗ったら、ぐったり、徳山から家まで帰って、またぐったりでした。
12月にはまた大分の高校に講演に行きます。さあ、その時にはお母さんと何をしよう、と考えましょう。
コスモス薬局のHPの中に私の「体の相談室」と「著書」の販売があります。
ぜひ、覗いてみてください。
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コメント
ご主人とお母様のために段取りをされて自分の仕事もきっちりと。読んでいて凄いなあと思いました。
お母様ともきっちり心通わせて、少し羨ましく思いましたよ。義母は私にも主人にも心を開く事無く逝きました。私も夫もそれで随分心を痛めましたが先生の配慮の仕方、接し方見習うべきですねえ。
私も嫁には辛い思いをさせたくないので帰ってきたらみんなさらけ出して話すんですよ。それにしても「ふぐ」がうまい。これを聞いたら臼杵の石仏も見てみたくなりました。車はしんどいですね。宇品から別府へフェリーで渡ったほうが近そうですね。良い話を聞きました。
投稿: 初ちゃん | 2008年10月27日 (月) 15時49分
ずいぶんお久しぶりにコメントさせて頂きます。
臼杵ですか!両親の里のほど近くです・・・。
ふぐが美味しいなんて、全然知りませんでした。
お義母様がお元気でいらして、おいしいお食事を
ご一緒できるって素晴らしいことですね。
私も是非いつか、両親と訪ねてみたいなぁと思います。
投稿: momo | 2008年10月27日 (月) 18時03分
河野先生こんばんは
コメントの返事ありがとうございましたm(__)m
各地での講演お疲れ様です
お母さん喜んでくれてよかったですねっ
ブログを読んでいて思ったんですけど、先生は大分出身の方なんですね(о^∇^о)
実は私も大分に住んでいます
先生の講演見に行きたいっ
フグも食べてみたいです笑
なんか家族〜な感じでいいなぁって思いました
私の家は家族って感じが全くしないからちょっと羨ましいですっ(≧ω≦)
最近寒くなってきたけど、風邪ひかないように気を付けてくださいね
投稿: チョコ | 2008年10月27日 (月) 18時47分
こんばんは。
臼杵での、素晴らしい講演ありがとうございました。
参加させて頂き、本当に良かったと思いました。
私は小さい時から母親に『性』についてしっかり教えてもらいました。なので、自分の娘にもしっかり教えておきたくて…それを周りの人から『早すぎる。何を考えているの』と言われて落ち込んでました…
しかし子供が無知ではその方が可哀想なのですね。私は間違えてなかったと思えました。
ジェンダーについても子供の頃からしっかり教育したいと考えております。
臼杵までありがとうございました。フグを食されたらしく…私も嬉しく思います。
12月は臼杵で何をしますか?また何かお勧めないか…私も考えておきます!
投稿: あおさん | 2008年10月27日 (月) 19時59分
初ちゃんさま
いえいえ、私だって初めからそうではなかったのです。ずいぶんしんどい思いもしましたよ。ただ、ここまで来ると、立場が逆転してしまって、かばってあげなければならないそんな関係になったということです。ふぐはすばらしく美味でした。今は、宇品からのフェリーはなくなってしまってます。高速艇だけなのです。でも、高速艇で行ってそこでレンタカーというのが、いちばん楽かも知れません。ぜひ、行ってみてください。いつもコメントありがとうございます。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2008年10月28日 (火) 00時12分
momoさま
そう、臼杵の近くなのですか。ええ、臼杵は、天然のふぐが沢山水揚げされるそうです。その多くは、下関に運ばれるのだそうですが。その新鮮さはすごいです。ぜひ、行ってみてください。いいお湯だったそうですよ。コメントありがとうございます。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2008年10月28日 (火) 00時14分
チョコさま
そう、大分なのですか。私は、大分でなく、広島出身です。夫が大分の日出出身です。夫の高校は、杵築高校です。今度12月には、上野が丘高校に講演に行きます。いつか、お目にかかれるといいですね。いつもコメントありがとうございます。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2008年10月28日 (火) 00時19分
あおさま
ありがとうございます。皆様にお会いできて、私もうれしかったです。ふぐもとっても追いしかったです。今度は大分です。いいところがあったら教えてくださいませ。コメント、ありがとうございました。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2008年10月28日 (火) 00時25分
初めてコメントします。
毎日、楽しみに先生のblogを読ませて頂いています。
実は今日の午前診療の終わり頃に 「トマトの写真を撮らせていただけませんか?」と お願いしたのが私です。 診療中なのに失礼だとは思いましたが、次回はいつ お会いできるかわかりませんので…勇気を出して、言ってみました。
先生のトマト日記を読みながら いつかこの目で 見たかったのです。
背丈が高くて びっくりしました。 花もたくさん付いてたので クリスマスツリーが楽しみです。
先生の行動力に 「先生の身体は本当に1つなの?」と思う時があります(笑)。
これから寒くなりますので、お身体に気を付けて 頑張って下さいね。
投稿: えくぼ | 2008年10月28日 (火) 16時20分
えくぼさま
お声をかけてくださってうれしかったです。トマトが小さいときから、ずっと見てくださっている方もあります。私の楽しみで。また、機会があれば見てやってくださいね。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2008年10月28日 (火) 18時42分
日曜日は私の住む臼杵市野津町での素晴らしい講演会ありがとうございました。娘に『性』について自分で話した私にはすごくタイムリーで勉強になる内容でした。私自信も子供の頃に友達から面白半分に聞いた『性』の話。
親に何も聞けず大人になったから、娘にはきちんと話したかったのです。そして自分の身体を大事にしてほしいと思ってます。先生の講演をお聞きし、情報社会に生きる子供達こそ大人の被害者、インターネットや漫画で間違って『性』を知ると改めて思いました。無知とは怖いことですね。知らないで『行動をする』被害者はいつも女性なんですね。
先生の言葉『身ごもる性の女、身ごもらせる性の男』をきちんと大事な子供達に伝えていきたいです。先生の本、楽しみに読ませていただきます。
投稿: おへま | 2008年10月28日 (火) 22時57分
おへま(呼びにくいですね)さま
コメントありがとうございます。多くの方に来て戴いて、お話しを聞いていただいて、うれしかったです。私の話が皆様の今後の生活にお役に立てばさらにうれしいです。また、機会があればよらせていただきますね。ありがとうございます。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2008年10月30日 (木) 20時06分