<長寿医療制度>名称ひっそりと消滅
12月23日9時25分配信 毎日新聞
後期高齢者医療制度への批判を和らげるため、自公政権が制度の通称として普及をはかった「長寿医療制度」の呼び名が、政権交代に伴い、定着しないままひっそりと撤回された。制度廃止を掲げる新政権の意向をくんだ厚生労働省が批判されることを懸念したためだ。
75歳以上を対象とする制度に「後期」の名称をつけたことで、新たな高齢者医療制度は08年4月の開始直前から、内容ともども高齢者らの反発を招いた。そこで当時の福田康夫首相は導入初日、「周知不足。ネーミングもよくない」と「長寿」への変更を指示し、厚労省は公的文書などの表記を「『長寿医療制度』(後期高齢者医療制度)」へと変えた。ところが、呼び名だけを変える手法はかえって批判を集める結果となった。
そうしたこともあり、厚労省は政権交代を機に本来の「後期」の表記一本に戻し、ホームページ(HP)の文書など可能な限り書き換えた。ただ、新政権の動きを先取りした官僚独自の判断で、長妻昭厚労相ら政務三役の指示は受けていない。【佐藤丈一】
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後期高齢者医療制度
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そうしたこともあり、厚労省は政権交代を機に本来の「後期」の表記一本に戻し、ホームページ(HP)の文書など可能な限り書き換えた。ただ、新政権の動きを先取りした官僚独自の判断で、長妻昭厚労相ら政務三役の指示は受けていない。【佐藤丈一】
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最終更新:12月23日9時25分
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