2009年12月27日 7時52分更新
広島市が今年度中の制定を目指す、子どもの権利に関する条例に反対している市民団体が、26日市内で署名活動を行いました。
広島市は、子どもを虐待やいじめから守ることを目的に、子どもの権利を保障する条例を今年度中に制定したいとしています。
これに対して、条例の制定に反対する広島市内の3つの市民団体のメンバーは、26日広島市中区の繁華街で署名活動を行いました。
署名では「条例は極端な子ども中心主義に基づいており、子どものまちがった権利主張を放置すれば、親子のきずなは破壊され、学校教育はまひする」などとして、市と市議会に対し、条例を制定しないよう求めています。
3つの市民団体は、1月、市と市議会に署名を提出することにしています。
市民団体の1つで「子どもの権利条例問題を考える会」の扇谷多喜子さんは「条例が制定されると子どもが権利ばかりを主張し、家庭や学校できちんとしたしつけや教育ができなくなるおそれがある」と話しています。