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すし店の営業禁止を解除 南砺のフグ食中毒

2009年12月23日 07:00

 南砺市城端(西下)のすし店「幸ずし」(窪田幸司店主)で起きたフグによる食中毒で、県は22日、営業禁止処分を解除した。同店が仕入れたフグは三陸沿岸産の3種類だったことも判明した。

 県は11月26日から無期限の営業禁止にしていた。

 県によると、同店への指導などで安全が確保され、店が提供したフグの種類を特定できたことや、患者が全員退院し快方に向かっていることから解除した。同店は、今後はフグをさばいて提供しないと県に届け出ている。同店から回収した下処理済みのフグをDNA鑑定し、仕入れたフグの種類は、コモンフグが50匹、ヒガンフグが2匹、シロサバフグが1匹だったと分かった。

 県によると、三陸沿岸産のコモンフグとヒガンフグは、ほかの産地のコモンフグとヒガンフグであれば食べることができる肉の部分に毒が含まれていることがあるという。

 今回の食中毒との関連について、県は「客の食べ残しは捨てられて調査できず、判断はできない」としている。

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