男子短大生を3日半にわたって監禁して負傷させたとして、兵庫県警東灘署は26日、芦屋署地域1課巡査の富岡龍也容疑者(21)=兵庫県たつの市揖保川町新在家=ら男女4人を監禁致傷容疑で逮捕し、発表した。
他の3人は、神戸市東灘区魚崎南町2丁目、無職中村昂(こう)(21)▽同、無職大森さゆり(21)▽兵庫県太子町東保、会社員井口徹(20)の各容疑者。東灘署によると、4人は22日午後9時〜26日午前11時半ごろにかけ、神戸市兵庫区の短大生を中村容疑者の自宅マンションに監禁状態にし、顔などを殴って鼻や胸の骨が折れる全治約2週間のけがを負わせた疑いがある。
東灘署によると、富岡容疑者ら男3人は高校時代の同級生。短大生が大森容疑者に好意を寄せていると聞いた中村容疑者が短大生を呼び出し、自宅に連れ込んだ。監禁中は部屋にかぎをかけて交代で見張りをし、食事もほとんどとらせなかったという。富岡容疑者は交番勤務で、東灘署は見張りの合間に出勤していたとみている。
また、短大生は「現金も要求された」と話しているといい、同署は恐喝未遂容疑でも調べる。