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「藤子不二夫Aさんと読売新聞本社で

SINCE
1997.5.2


     
いしかわ世界紀行(毎日新聞社)約束の地,スノウ外伝(早川書房)

FANCLUB



いしかわじゅんの一筆〉コーナーに、1枚絵の旧作が
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「ことばおじさん」
 
アニメキャラを描いた   本も2冊出た  

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富士通のサイトでイラストを描いている

かなり大量
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カマタマーレ讃岐

キャラを描いたのはぼくだ

妻がミミの話を書き始めた

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うちのミミもここで貰った
【犬猫の里親サイト】
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イーブックが【漫画検定】を始めた
ぼくも監修で参加している
いよいよ【上級】の登場だ
難易度がぐぐぐーっと上がっている

●●
コミックパークで、過去読んできた漫画雑誌で漫画人生を占う

【カココミ】

が始まった
●●●●
日経のwebマガジンで、5週連続インタビュー
【こちら】
仕事と遊びの話

●●
新刊ニュース」サイトで、担当編集者が「
漫画ノート」について書いてくれている
●●

  「漫画の時間晶文社刊        「漫画ノート」バジリコ刊
●●

「秘密の本棚」小学館
●●
7月5日に出た産経新聞のインタビューは、
【ここ】

トヨタのマジェスタって車のオーナー誌に登場している。

見開きで、いろいろ趣味のことをやってる写真とインタビューつきだ。
マジェスタ持ってる人じゃないと見られないのが難点だな。
オヤジが乗ってる人は、ちょっと借りてみて。

今年の7月に阿佐ヶ谷ロフトAでやったギャグ漫画家大喜利バトル!!が、
ついに DVD化される!!

発売は、2010年1月29日だ。
出演は、
朝倉世界一/いしかわじゅん/上野顕太郎/うすた京介/
大石浩二/おおひなたごう/喜国雅彦/しりあがり寿/
辛酸なめ子/とり・みき/ピョコタン/見ル野栄司
予告CMはこれだ!!


明日は久し振りの人間ドックだ。
まあそう毎月やるもんでもないんだけど。
今日の晩飯以降は、飲み食いできないのがちょっと苦しい。
早起きしなくちゃいけないのが辛い。
バリウム飲むことなんかよりも、そっちの方がずっと大変だ。
腹も減ったし、もう寝ちゃおうかな。

「マンガ夜話」が来期は当分できないだろうというのは、
NHKの偉い人で、サブカル嫌いの人がいるからのようだ。
日本の漫画やアニメは世界で非常に評価されていて、人気も高い。
フランスで講演した時には、観客のフランス人の女の子に、
日本でデビューするにはどうすればいいかと聞かれて驚いたが、
それだってもうずいぶん前のこと。
今は、日本漫画とアニメは、ジャパンクールの代表、
日本が輸出できる最も優秀な文化であり、産業だ。
そのお膝元の日本の総務省が所管する特殊法人NHKで、
ひとりの愚かなサブカル嫌いのおかげで、
来期はどうやらBSから漫画やアニメ系の番組がかなり姿を消してしまうことになる模様だ。
おかしな話だよな。
ぼくはNHKの経営者じゃないんで、
「マンガ夜話」を続けるためには、
面白いからもっと続けてというメールをNHKに出しましょうというくらいしかない。
せっかく出演者と視聴者が、いい歴史を作ってきた番組なのに。
出演者ながら、もったいないと思うよ。

「マンガ夜話」のことを書こうとしてるんだけど、
何度書いても消えちゃうんで、今日はもういいや。
イブだってのに自転車で烏山までいってきたという一日だった。
昔は年末ギリギリまで仕事してたから、
それよりはずっと楽だが、
やっぱり年末はいろいろあって大変だ。

加川良という歌手がいる。
ぼくらの世代には馴染みの名前だ。
その加川良が、26日に小さいライブをやる。
12月26日(土)
19時開場
19:30開演

豊島区南大塚3‐47‐7
ダイニング・バー「海」
ぼくもちょっと覗いてみるつもり。

三日目終了。
「青い花」は、もっとシンプルに話せたのになあ。
あれっと思ってる間に、
なんだか少し違う方向にいってしまった。
ゲストの女の子ふたりが、
もっとストレートに語ってくれるとよかったな。
どういうところが好きなのかを中心に語ってくれると、
ほかのレギュラー陣が周辺を切り崩しやすかった。
まあでも、こういう回も面白い。
マンガ夜話は、化学反応のように、
その場にいる人の言葉によって、いろんな結果が出る。
それも含めての番組だ。
そこに意味がある。
今回は、今夜で終了。
でも、来期の予定がまだ立っていない。
上層部にサブカル嫌いの人がいて、
企画がなかなか通らないようだ。
さあて、来期ははたしてどうなるか。
もちろん、出演者側もスタッフ側も、
やめようなんて思ってないけどね。
喜屋武ちあきと村井美樹の写真を撮り忘れた。
今日は写真なし。
明日は、「のだめ」の再放送がある。
なに話したか、まったく覚えてないんで見てみよう。
25日から、笹峯愛が作演出する芝居が渋谷である。
25日から31日まで。
大晦日までかよ。
今日出演した村井美樹は、1月の6日から11日まで下北沢で芝居だ。

今夜のマンガ夜話は面白かった!
今日はゲストがよかったなあ。
うえむらちかのストレートな愛情表現が凄くよくて、

それに引っ張られて、みんなポジティブに褒められた。
夢枕獏との組み合わせもよかった。

今日は、いろんなことがうまくいって、
楽しく気持ちよくできたよ。
きっと、見てる人も楽しかったんじゃないかな。

NHK入りする前に、高砂部屋の忘年会に顔を出してきた。
なんだか寂しい会だった。
人もそれほど多くなかったし、
飲み物食べ物が、質も量も問題あり。
高い会費なのに、貧しい会だった。
まあこの差額が部屋の収入になるんだろうけど。
見たこともない演歌歌手が何人か出てきて歌を歌った。
司会は、小金馬だといってたが、
ちょっと貧相な咄家。
朝青龍は、自分の部屋の忘年会なのに、
最初にぐるっと会場を回ったら、
あとは控室に引っ込んでしまった。
元朝潮太郎の親方夫妻がぐるぐると会場を回って挨拶しているが、
部屋頭がそういう態度じゃなあ。
中日の落合か朝青龍かというくらい。
知り合いが挨拶しても不愉快そうにちょっと返すくらいで、
礼儀とか常識とかいうものが欠けてる。
横綱の器ではない。
最後の挨拶でやっと出てきたけど、
部屋頭の自覚はないだろうな。

お土産は、「Takasago」と刺繍の入ったマフラーだった。

マディ上原が亡くなったらしい。
うちにアシスタント希望で応募してきたこともある。
原律子の前夫だ。
異様なほど不思議な才能があった。
冥福を祈る。

さて今日はマンガ夜話。
でも、その前に高砂部屋の忘年会に顔を出す。
別に朝青龍と友達なわけでも、
朝潮と仲がいいわけでもないけど、
ギュウゾウが誘ってくれたんで、
ちょっといってくる。
その後は、NHKでマンガ夜話第二夜というか、
生放送初日。
「犬夜叉」全56巻を、
どうやってこの後持って歩くかが悩みだ。
車でいくか……。
でも、大荷物の時にはかえってバッグで電車が小回りきくか……。
なんにしろ、昨日あんまり寝てないんで眠い。

紀伊国屋のサザンシアターで、
立川志ら乃の真打ちトライアルがあった。
もちろん、師匠の立川志らくを呼んでだ。
志ら乃が「だくだく」をやる。
なんだか丁寧だな。
ちょっと寝てしまった。
志らくが出てきて「黄金餅」。
余計なことをやらずに抑制が利いてる。
最後にちょっと自分の解釈をつけて終わり。
それは要らなかったなあ。
志ら乃は大ネタ「子別れ」の通し。
スタートがまた丁寧すぎて、中盤が単調で、
終盤が泣かせに入って、
ちょっと寝てしまった。
志ら乃は今年一年、怒濤の勢いでどんどん新ネタを下ろしていって、
それがどれを聞いても、達者だけど同じで、
ただ、こいつわりとうまいよなということはわかるんで、
こういう時期もきっとあってもいいんだなと、一歩引いて見ていた。
たぶん、今年勉強したことが、いつか凄く役に立つだろう。
なんでもやっておいて無駄なことはない。
さて、志らくと志ら乃が並び、志ら乃の講評だ。
ずっと同じように、すべて同じ力の入れ方でやっていると、
演出上の注意があり、
それよりも、江戸の風が吹いていないと断言される。
日本でそれがあるのは、談志以外では談春と志の輔だけ。
自分もまだ足りない、という。
柳家喬太郎は人気一番で、あれは凄い才能だが江戸の風がないという。
それは、趣味の問題だ。
志らくが自分の一門はこれでなくてはいけないというんならそれはそれでいいが、
落語全般に敷衍するのはどうか。
今年も、志ら乃は真打ちにはなれなかった。
来年はどうかな。
実力的には真打ちなんだけどね。

サライの撮影は、あっけないほど順調だった。
ちょっと神田のスタジオへいくのに迷ったくらいでね。
もらった地図が雑だったんだもんなあ。
撮影は、2カット。
衣装も2パターンだ。
どちらも早春のファッション。
白っぽい上着に白っぽいボトム。
白いスリッポンとか。
ラムの革ジャンパーは、なかなか手触りのいい柔らかい素材だった。
立ち姿と腰を下ろしたポーズと、2カット。
その後で、インタビューがあって、終了。
発売は、2月の10日だ。
その後、下北沢に回って落語会。
今月はぜんぜんいってなかったから久し振り。
暮れらしく、柳家権太楼の「芝浜」。
まず柳家さん市が「寿限無」。
さん市は、しばらく前にも「寿限無」を聞いたな。
まあ喋ってるだけだ。
プロデューサーしん平が出てきて、挨拶を兼ねた漫談。
柳家ほたるは「反対車」途中まで。
賑やかではあった。
権太楼が出てきて、「睨み返し」。
権太楼に合ってるよな。
ニューマリオネットが出てきて、ちょっとびっくり。
相方の婆さんが、中年の女の人に代わっていた。
娘かな。
すぐ金の話をするのが嫌いなんだよな。
そして権太楼「芝浜」。
うーん、熱演だったけど、熊さんがあんまり悪くなくて、すぐ自省して、
落ちに向かってもうひとつ説得力がなかった。
金原亭馬生からの芸だといってたが、俺はもうひとつだったなあ。

小池一夫は、今ピンチだ。
数々の大ヒットを持ち、劇画村塾で多くの人材を育てたが、
事業欲が災いしてか、ちょっと困ったことになっているらしい。
まあここで具体的にはいわないが、
知りたい人は、
THE BEST MANGA 2010──このマンガを読め!で、
ぼくと呉智英と中野晴行の座談会で話題になっている。
日経で始めた新連載「親鸞」も、第一回で打ち切りになってしまった。
さて、巨匠小池一夫の運命はいかに、と思っていたら、
漫画ゴラクで、新連載が始まった。

タイトルは「劇画大噴火」!
原作・小池一夫、作画・叶精作のゴールデンコンビだ。
今まで、「からあ怒」魔物語―愛しのベティ」「実験人形ダミー・オスカーと、
ビッグヒットを飛ばしてきた名コンビだ。
内容はといえば、なんと小池一夫の自伝だ。
一回目は、小池一夫がさいとうたかをのプロダクションで、
無用ノ介の企画会議に参加するあたり。
どうやら、小池一夫は、日本の漫画史の一部分、
自分の関わったところをこれから描いていくつもりらしい。
おおそれは、なんだか梶原一騎の遺作にして大傑作男の星座を彷彿とさせるではないか。
それは、読まなくてはいけない。
ぼくは急いで第一回目の掲載されている漫画ゴラクを買った。
以前は献本してくれていたのだが、もう最近は送ってくれないので、
自分で買わなくてはいけない。
買ってもいいんだけど、忘れるんだよな、
と思っていたら、案の定二回目をもう買い忘れた。
まあ単行本でもいい。
これは、漫画好きなら見逃してはいけない。
小池一夫が梶原一騎と同じ運命を辿ることはないと思うが、
筆を折る可能性だってある。
小池一夫の考える日本漫画史。
それがどれほど正鵠を射てるか、あるいは歪んでいるか。
ちょっと目が離せない。

那覇の壺屋というところに、那覇事務所があるんだけど、
昨日、那覇市役所の土木課から電話が来て、
那覇事務所の入ってるマンションの立ち退きと取り壊しが決まったという。
てんぶす前からきてる道路が、うちの前まで延びるんで、
うちのマンションは取り壊しになるのだ。
まだわりと新しいのに。
それは決まってはいたのだ。
いずれ立ち退きになると、よそから聞いていたのだ。
でも、まだ予算がつかないので、いつになるかわからないという話だったのだ。
それが、突然決まったのは、もしかすると、大火事に関係でもあるのか。
うちの隣の旧赤線のバラック群が、しばらく前に大火事になり、
かなり更地になってしまった。
もしかすると、今がチャンスだということなのかもしれない。
うちのマンションは、築浅なのもあるが、天井がすごく高くて、
壁が全部窓で明るくて、かなり気に入っていたのに。
場所的にも、街の中心からすぐで、旧赤線から市場から焼き物地帯から、
すべてがすぐ横にあるという、
沖縄を凝縮したような場所だった。
あんな部屋とロケーションは、もうない。
立ち退き料は出るらしいが、同じレベルでは見つからないだろうな。
すぐ来月にでもという話ではないが、
ちょっとがっかりだなあ。

鳩山はほんとになにか考えてるんだろうな。
あれがただの先送りだったら、あんまりだ。
あちこちの意見聞いて纏めようがなくて放り出してるだけじゃないだろうな。
日本国のリーダーなんだから、
どんな結論でもいいから、まずしっかりと見せてほしい。
どこに向かおうとしてるのか、それが知りたい。
具体的なアイデアは後でもいい。
友愛以外の着地点を見たい。

しかし、今回のマンガ夜話って、番組始まって以来の女の子率じゃないか。
いや、ゲストの話。
ゲストなしオヤジばっかりって回だってあったのに。
まああとは、ゲストが役立ってくれることを祈るばかりだ。

長年通ってたところから変えてみようと、
知り合いの紹介で腕がいいという歯科医に行き始めた。
前の所はけっこう気に入ってはいたんだけど、
奥歯の治療があまりにも長引いて、
同じことを繰り返してるだけだったので、
どうやらこの分野は苦手らしいと読んで、
今のところの紹介を受けたのだ。
でも、どこで治療受けても、手術は嫌だよな。
今日は血塗れで帰ってきて、
まだ血が止まらずに口の中が鉄の匂い。
「犬夜叉」も読まなくちゃいけないし、
新連載の原稿も書かなくちゃいけないし、
来年からの新展開のドラフトも見なくちゃいけないし、
正ちゃんはすぐ膝にのぼってくるし、
ミミはふところでゴロゴロいいながらふみふみしてるし、
なかなか大変なんだよ。

渋谷で用を済ませて、次の約束まで時間があったので、
ペーターズギャラリー宇野亜喜良展。

竹下通りのちょっと向こう。
ディーゼルの奧。
久し振り。
宇野亜喜良は、挿絵が好きなんだよな。
雑誌や新聞なんかの、さっと描いた挿絵。
いやまあ、さっと描いてるかどうかはわからないが、
さっと描いてるように見えるイラストが好きなのだ。
線画もいいし、リキテックスもいい。
この人は画力というよりも、圧倒的に宇野亜喜良なのだ。
宇野亜喜良という存在が燦めいている。
どんな絵を描いても、宇野亜喜良そのものなのだ。
センスがとんでもない。
長く一線にいても古びない。
時を経ても妖しいのだ。
展示は、一階が小説誌や新聞の挿絵中心、
二階がポスター系。
ほかに客がいなかったので、じっくりと見た。
もっと手にとって、描線をまじまじと見たい。
印刷されたものもいいけど、
原画はやっぱり描き手の意志が見える。
迷って躊躇った線や消された線が生きている。
小さいスペースで長い時間、ゆっくりと楽しんだ。
いい時間だったなあ。
その後の打ち合わせは、仕切り直し。
うーん、まあいいや。

アシスタントが菊川怜から鈴江アナに替わって初めてのバンキシャ。
視聴率は落ちてないどころか上がってるという話だったけど、
確かに話せるし福澤くんのオヤジギャグにも耐えるし、
凄く使えるアナウンサー。
視聴率は、扱うテーマにもよるから、
玲ちゃんとどちらがいいということではないけど、
少なくとも怜ちゃんの穴は充分埋めている。
今日のメインのネタは、普天間だ。
河上和雄さんは旧権力側の人だから、
もちろん鳩山由紀夫民主党を口を極めてけなす。
前政権で約束したことを守らなくては世界で信用が無くなるという。
でもぼくは、政権が替われば当然政治が変わると思う。
旧政権の全てを引き継ぐ義務はないと思うのだ。
それでも、鳩山の迷走はいただけない。
リーダーは、これから先自分がどこに向かおうとしていて、
そのためには今なにをするのかということを、
メンバーにきちんと伝える必要がある。
メンバーはそれを聞いて判断するのだ。
今の鳩山には、それがない。
友愛だけでは、国民はついていかないだろう。
しかし、ただ友愛を唱えたいだけで
鳩山がここまで状況を引っ張ってきたとも考えにくい。
もしかすると、日米関係を大きく変えるなにかを、
鳩山は考えている可能性はある。
ここ数日で、あるとしたらなにかがあるだろう。
なかったら、鳩山はただの友愛の人だ。
母親から小遣いを11億円貰うただの坊ちゃんだ。
そうでないことを願う。
キャプテン翼の世界的人気も、二番目のネタ。

もう少し日本の漫画が世界でどう見られているかを話したかったが、
まあそういう番組じゃないもんな。
今回は、比較的長く話せてよかった。
スタジオ時間を少し長くしたほうが、やっぱり面白くなると思うんだがな。
帰りの車の中で、
運転手さんの加齢臭にやられて気持ち悪くなってしまった。
いい人だったんだけどなあ。
さて、今年もあと半分だ。
来週のマンガ夜話まで突っ走るぞ。

うちのミミは、頭をぐっと押さえつけられるのが好きだ。
抱っこしておいて、頭を親指でぐっと押すと、
急にぐるぐる喉を鳴らし出す。
なにがいいんだか。
寝てる時でも、自分でぼくの脇の下に頭をぎゅぎゅっと突っこんできて、
勝手にごろごろいっている。
変なやつ。

さてイングロリアス・バスターズでも見にいくかな、と
ふと予定表を見たら、
すっかり忘れてたが、明日はバンキシャじゃないか。
半日潰れてしまうんだった。
映画観てる場合じゃない。
来週は忙しいし、映画観てる時間あるかなあ。
今日くらいしかなかったような気もする。
まあしょうがない。
タランティーノは後回しにして、
明日のネタでも考えよう。
犬夜叉は、時間があったらひたすら読む。

昨日は藤子不二雄Aさんと対談だったが、
藤子さんといてばトキワ荘
トキワ荘といえば、紅一点の水野英子さんを忘れてはいけない。
水野さんは、そう長くはトキワ荘にいなかったようだが、
グループとしては立派なトキワ荘グループである。
当時まだ18歳である。
その後、水野さんは女版手恷。虫といっても過言ではない活躍をする。
少女漫画のタブーに挑み、まだ誰も描いたことのない恋愛をテーマに傑作を次々と発表し、
ミュージカルをやったりロックをやったりと、
少女漫画の地平を限りなく拡げた人だ。
その水野さんが、自費出版した本を送ってくれた。
「トキワ荘日記」だ。

あのトキワ荘での出来事を、漫画と文章で綴っている。
水野さんのHPその他で手に入れることができる
まんが道が好きな人は、ちょっと読んでみてもいいかもね。

読売新聞でマガジン・サンデー50周年にちなんで
なにか企画をするらしく、
その一環でぼくと藤子不二雄Aさんの対談が組まれた。
昔の話から今の話、将来のマンガに関することまで、
かなりいろいろ話した。
藤子さんは気さくな人だったので、
トキワ荘時代のこととか手塚治虫と初めて会った時のこととか、
もうリアルまんが道状態で話を伺った。
贅沢な時間だよなあ。
以前「マンガ夜話」で「まんが道」を取り上げた時のことをよく覚えていらした。
やっとくもんだね。
藤子さんも、もう75歳。
それでもまだ現役で連載をして、
その上、これから新作も考えているという。
この世代は貪欲だね。
トキワ荘の連中はみんな死んじゃったけど、
ぼくは酒ばっかり飲んでるのに長生きしてると笑ってたが、
まだまだ長生きして欲しいものだ。
この対談は、12月30日の読売新聞に掲載される。

読売新聞がハイヤーを出してくれたので、学芸大に回ってもらい、
前から行こうと思っていた、電撃のギュウゾウが店番してる古本カフェに顔を出した。
毎週木曜は、ギュウゾウの店番デーなのだ。
中に入ったら、知り合いがいた。
パチンコ雑誌なんかでやっているポパイという漫画家だ。
彼といっしょにきた漫画家ふたり、冨岡紫生と平山真吾に、
関西芸人の女の子ナッキイもいっしょ。

ちょっと顔出して帰ろうと思ってたのに、
なんだかすっかりいろいろ話して、長居してしまった。
さて明日はバンキシャの打ち合わせなんだけど、
メインのネタはあれだろうなあ。

「このマンガを読め!」は、今年から
THE BEST MANGA 2010──このマンガを読め!にタイトルが変わった。

まあ宝島のほうと差別化するためかな。
とはいっても、中身はずいぶん違うものになった。
ベスト10に上がった漫画作品を、
一本ずつ再録している。
今年のベスト漫画アンソロジーというような形にもなっているのだ。
去年からなんだけど、
それはちょっと面白いアイデアだよな。
ぼくは、二ノ宮知子にインタビューしている。
大ヒット「のだめカンタービレの話を主にした。
久し振りに会ったんだけど、すっかり漫画家になってたなあ。
あとは、呉智英・中野晴行のふたりと、
今年の恒例回顧座談会をやっている。
表紙は相変わらずオシャレすぎて視認性が悪い。
フリースタイルの本は、どうもどの本も同じ傾向があるな。
さて、宝島の本とどっちが売れるかな。
まあカラーはかなり違うんだけどね。

ぜんぜん知らない市外局番から携帯に着信があったので、
折り返してみた。
「はい、××××の×××センターです」と、中年の女の人の声が出たんだけど、
なんていってるのか、よく聞き取れない。
携帯に着信があったんですが、というと、
「女の方ですか?」という。
俺の声聞いて女だと思うやつは少ないが、
男ですと答えると、「あ、電話したのは、男の方ですか女の方ですか」という。
自分の側の人間を「女の方」というのはおかしいだろ。
「携帯電話の着信見ても、性別はわからないです」と答えると、
「ああきっと××の電話だと思うんですよねー」という。
どうもなにいってるんだか、よく聞き取れない。
「失礼ですがどちらさまでしたっけ」と聞くと、
××××の×××センターです」と早口でいう。
「え? すいませんもう一度」と頼むと、
今度は少しゆっくり喋って、車検屋だとわかった。
なんだ、営業電話か。
でも、携帯番号なんか公開してないのにな。
どこかでリストが売られてるんだな。
茨城のほうの会社らしいが、丁寧にお断りして電話を切った。
こんな営業されても、頼まないよ。
対外的な部門は、もう少し教育して欲しい。

商業演劇を観た。
小劇場じゃない芝居も久し振り。
パルコ劇場で、「海をゆく者」。
出演は、小日向文世、吉田鋼太郎、浅野和之、大谷亮介、平田満
で、誰が知り合いなのかというと、珍しく誰も知り合いじゃない。
吉田鋼太郎さんと、芝居のあとでちょっと知り合った。
うまい役者で丁寧な演出でいいセットで、
いやー芝居っていいですねという芝居だったな。
どうもこの手は苦手だ。
中入りにロビーでコーヒー飲んでたら、古田新太とばったり会った。
おっ久し振りといいつつ、こんなの見に来るのか、とちょっと驚いた。
終わってから、新宿にDDTが居酒屋を始めたんで、
様子を見に行こうかと思ったんだけど、
だいぶ遅くなってしまったんで、また今度にする。
エビスコ酒場という店だ。
新宿コマの向かい、ロフトプラスワンの隣。
さて、なんとか原稿上げないと。

「漫画批評」という本が創刊された。

読んで字のごとく、漫画のことを書いた本だ。
ミニコミというか、まあ自費出版に近く、
まだ大手の流通には乗っていない。
もうじき地方小出版流通センターの扱いになって、書店にも並ぶようになるが、
今のところは
■中野 タコシェ
■新宿御苑 模索舎
■西荻窪 信愛書店
■高円寺 高円寺文庫センター
このくらいにしか置いてないようだ。
創刊号は、ぼくの特集だ。

ちょっと責任感じてしまうが、まあ売れなくてもぼくの責任ではない。
書店に流れるようになったらまた告知するけど、
とりあえず都内の人は上記の書店を探してみるか、
ネット通販もやってるようなので、それを利用してみてください。

今日は大勢来客があったんで、
正ちゃんとミミは対応に追われていた。
正ちゃんは、なにかご飯が貰えるんじゃないかと
忙しく客たちの周りをうろつき周り、
ミミは、可愛ーいと撫でられるのをやり過ごしながら、午後を終えた。
楽しかったが、
フィギュアもK-1も集中しては見られなかったな。
フィギュアはともかく、ちょっとK-1が残念だったかな。
ちょっと数日忙しいので、ビデオに録っといても見ないだろうし。
オーフレイムにはもう少し頑張ってほしかった。
リングスの残党として、
立ち技と総合で世界を取ってほしかったんだがなあ。
来客が帰って、正ちゃんもミミもほっとひと息。


日本はオランダ、カメルーン、デンマークのE組か……。
G組はブラジルとポルトガルかー。
それに北朝鮮……。
南アは大変だ。

浪曲漫談のイエス玉川を聞きにいったんだけど、大塚って久し振りに降りたなあ。
改札口がひとつしかない山手線……。
まあ地味にいい感じだったけどね。
昔馴染みの、今では会社社長にまで上り詰めた中川が誘ってくれた。
開口一番に出てきたインチキマジシャンが驚くほどつまらない。イエス玉川もMCで出てくるんだけど、
内輪というか常連が多いんでぐずぐずで、こんなにつまらなかったっけという出来。
延々とそんな状態で、くるんじゃなかったかなあと思ってたが、
浪曲が始まれば、さすがにうまい。
玉川勝美として、やくざものを唸ったんだけど、
声もいいしくすぐりも適度にあり、
三味線と相まってぐんぐん高まっていくグルーブ感が凄い。
いい浪曲って、やっぱりいいんだよな。
フリージャズみたいなもんだ。
ゆるく決められた構成と、アドリブやインプロビゼーションの醍醐味。
こういうのは、年を経ないと出てこないよな。
最後で満足はしたが、正直いって、浪曲だけでよかったな。
終わってから広島焼きを食べる。
なぜか広島県人の多い日だったな。

男なら知っているなめだるま親方は、近年もうひとつの顔を持っている。
歌手をやっているのだ。
もうひとりの同年配の男と組んで、ペーソスというデュオをやっている。

親方こと島本慶がボーカルと作詞、もうひとりの岩田次男がギターと作曲。
これに専属司会のスマイリー井原が加わる。
今までYouTubeでしか見たことがなかったんで、一度生を見たいと思ってたんだ。
ほんとは、今日は三遊亭圓馬がトリで、ペーソスはゲストで3曲だけだ。
でも、ぼくはこちらが本命だったんだよな。
圓馬は、うまいけどもうひとつ魅力に欠ける。
ペーソスは、親方の歌がうまいわけじゃないんだけど、いいんだよな。
それは魅力があるということだ。
万人に通じる魅力じゃないかもしれないけどね。
ずっと以前、新人のお笑いコンテストの審査員をやっていた時、
一人芝居系の凄くうまいやつがいた。
他の人はみんな褒めたが、ぼくは褒めなかった。
こんなにうまいのにどうしてと聞かれて、
その時にはうまく納得させるような答ができなかった。
でも、一年くらいしてふと思った。
そうか、あれは、うまいだけで魅力が足りなかったんだ。
ペーソスは、納得する人はもしかすると少ないかもしれないが、
魅力があるのだ。

二人は、ぼくよりたぶん少し年下くらい。
もうけっこういい年だ。
そのいい年を経てきた人生が、竈で長年燻された黒竹のように、
微かにいい光を放っているのだ。
「男同士」いい曲だったなあ。
今度は、単独ライブを見にいきたい。
今日は、ナオユキってスタンダップコメディアンも出てて、
小さな声でぶつぶつ呟く芸風だけど、こちらもよかった。
彼もまた見にいこう。
そういえば、審査員で思い出したけど、
まだ新人の電撃ネットワークが出てきたんで、
ぼくは他の審査員の反対を押し切って、
強引に優勝させてしまったことがあったなあ。
あいつらにも、魅力ともまた違う、
後のない大胆さがあったんだよな。

「あんにょん由美香という、

AV女優の林由美香を撮った松江哲明の新作
ライブテープ」を観た。
公開はもうじきなんじゃないかな。
ドキュメンタリーに入るのか。
'08年の元旦、吉祥寺の八幡様から井の頭公園まで、
前野健太って歌手がギター弾きながら歌っていく。
それをノーカットで74分追った。
なにかを撮っているというよりも、
この情景を撮っていると映りこむものを撮っているのかな。
ふーん、なるほど、というくらいの出来だった。
30分くらいなら少し面白く見られるかもしれないが、
74分この撮り方、つまり、この松江哲明の撮り方で見せられても、
最後までは興味が保たないな。
由美香は、構成が下手すぎだろと思ったけど、
今回も同じ感想だ。
編集なしノーカットなんだけど、それでも構成はできる。
その腕がない印象。
それと、本人に魅力がなさすぎるのに、なぜ出てくるのか。
この状況に監督が関わってくることにどういう理由を考えているのか。
それが見えない。
いろいろ頑張ってるのはわかる。
作品を作ろうとしてるのはわかる。
でもまだかなり力不足だと思う。
作品は、新人だからとか若いからとかってこととは
関係なく評価されるものだからなあ。
ただ、作り続けたいと思っているのは偉い。
そこの部分は、評価したい。

バウスシアターで、まだアンヴィルをやってたので、終わらないうちにと観に行く。

夜9時からの一回だけなんだけど、なぜだか満員なのだ。
8割くらい客席が埋まっている。
なぜこんな映画に、と思ったら、今日は映画の日で、料金千円だった。
安ければ、お客はくるってことだな。
アンヴィルは、カナダのヘビメタバンドだ。
'80年代に「15分だけ」脚光を浴びて、日本でやった大ロックフェスにも参加した。
でも、それ以降は鳴かず飛ばず。
その後30年、ずーっと売れないバンドを、それでもやめずに続けているのだ。
他のバンドには認められているが、メジャーレーベルからは相手にされない。
今は、運転手をやったりして生活を支えながら、バンドもやっている。
そのドキュメンタリーだ。
レスラーを思い出す。
ミッキー・ロークの主演した落ち目のレスラーの話だ。
あれはフィクションだけど、似たテイストがある。
一瞬の栄光と、長い挫折。
それでもステージからは降りられない。
それがどんな惨めなステージでも。
アンヴィルは悲惨なドサ回りを経て、最後にまた日本で少し燭光を見る。
それがこの先も続くのかどうかはわからない。
でも、この光をステージで見ることができるから、
彼らはまたステージに上がるんだな。
いい映画だったけど、映画としての出来はまずまずか。
もっと深く掘り下げてほしいところがいくつもある。
すべて駆け足で通りすぎだ。
楽曲をほとんど聴かせないのは、権利関係のなにかあるのか。
それが凄く物足りない。
カタルシスの日本公演で、たっぷりやって全ての鬱憤を晴らす演出だなとわくわくしていたら、
さらっと終わってしまった。
もっともっと面白くできたのに。
悪くはないが、足りなかった。

ぼくの娘も、実はミュージシャンだ。
シカゴの美大で油絵を描いてたんだけど、
オランダの大学院にいって、気がついたらドイツでミュージシャンになっていた。
こないだ聞いた話では、3人組らしい。
元どこかの国の売れたパンクバンドのリーダーだったとかいう中年男と、
イタリアだかでアメリカの自転車を輸入して飯を食ってる若い男と、
ぼくの娘の3人だ。
音も聴いたんだけど、ジャンルがよくわからない。
ハウス系はハウス系かな。
秋にヨーロッパツアーをやるといってたが、もう終わったかな。
ツアーの写真なんか見てると、さっき見た「アンヴィル」みたいだ。
ライブハウスで客が騒ぎ、楽屋で折り重なって眠り、
そして車と列車の長い旅。
きっと極貧だろうと思うが、まあ好きにすればいい。
自分の人生だ。
ぼくも好きなように生きてきた。
娘も望むように生きればいい。
日本ツアーをやりたいとかいってたが、さてどうなるかな。
それも含めて、なるようになるだろう。
人生ってのはなかなか面白いよな。

栗福という和菓子がある。
小布施の菓子屋らしいのだが、
店舗はなく、実演販売だけで全国を歩いている。
大きな栗の形をした大判焼きみたいなものなのだが、
皮も美味しいし、餡が栗あんなのはもちろん、
中に栗の渋皮煮が丸ごと一個入っているという大盤振る舞いぶりだ。
これで、一個220円だったかな。
実は、今日まで吉祥寺伊勢丹にきていたのだ。
それで、出かけた帰りに伊勢丹に寄り、
20分ほど並んで購入。
すぐ帰って、熱いお茶と共に熱々の栗福をいただく。

うーん、美味い!
どうも、小布施あたりには、似た菓子を作るところがいくつかあるようだ。
いつか小布施を訪ねて栗福を食べ歩きたい。
ミミと正ちゃんも、栗福が大好きだ。
グルメで甘党の正ちゃんはともかく、
普段食べ物に対してあまり興味を示さないミミまで、
栗福には飛びついてむさぼり食う。

あっという間にぺろりとたいらげて、
残りはまた明日。
大きいんで一個でおやつには多すぎるくらい。
和菓子は美味しい。
日本人に生まれてよかったー。

Twitterを3日ほど前から始めたら、
案の定時間を取られる。
別にそれに依存はしないけど、やっぱりちょっと気にはなるから、
たまにはちょっと見とくかなと定期的に覗きに行く。
面白いような面白くないような。
週刊アスキーの元担当南條が、
夜ごと壊れている状況をキッチンから実況中継するという「南條劇場」も、
どうも不発のままだ。
iPhone買う気が今のところもうひとつなくて、
それが大きいよな。
今日も渋谷に出かけて、駅を出たところで、渋谷ナウとか呟いてみたが、
言葉で呟いてるだけなので電脳空間には飛んでいかない。
iPhone は発売された時から持ちたいと思ってるんだけどね、
ソフトバンクだからなあ。
犬のストラップも要らないし。
まあいいや。
当分は携帯だけ。
デスクトップで呟いていよう。

そういえば、流星群ってきてるのかきてたかなんだよな。
観に行こうと思ってたのに、すっかり忘れてた。
甲府で泊まってれば見られただろうか。
ゆうべは天気どうだったのかな。
だいたい、まだ流星群ってのは見られるのか。
ちょっと調べてみよう。

今日は、西荻ののらぼうで晩飯。
元は一軒家かな。
和食の美味しい店。
馴染みのえんツコ堂の隣にある。
さっと湯通ししたきんきも美味いし、いちじくと柿の入った白あえも美味いし、
いやつまり、どれもみんな美味しい。
ここんところどうも食べ過ぎの日々が続いてるような気がするんだが、
美味しいものを食べた日は、幸せなんだよな。

甲府にいってきた。
行きの電車で本を読もうと思っていたのに、沿線の風景に見入ってしまった。
赤や黄色に染まる日本の秋は美しい。

甲府駅前からタクシーで会場入り。
マンガ夜話は、やっぱり面白い。
どんなに話すことを準備していっても、結局言葉として出るのは、その場のアドリブだ。
アドリブは、中にあるものしか出てこない。
計算じゃなくて、自分が出てしまうもんなんだよな。
今回の公開録画は人気が高くて、抽選で落ちた人もけっこういたようだが、
会場は満員というわけでもなかった。

無料のイベントは、当選してもこない人もいるし、
一枚の入場券で二人入れるらしく、そのへんの人数の読みもむつかしい。
だから、うしろにちょっと空席ができてて、もったいなかった。
落とした人を入れてやれればなあ。
今回のゲストは、柴田淳さんと
石井正則くん。
柴田さんは初めてだったせいもあって、あまり出番がなかったが、
石井くんは今回もよく働いた。

「リアル」は、車椅子バスケの話だ。
現物のスポーツ用車椅子が会場舞台に置いてあったけど、機能的だね。
でもあれで走り回れるのは凄いよな。
マンガ夜話終了後は、甲府駅前でオフ会。
駅前で、富山から夜行バスできた第一回目から全て見ているというカップルに挨拶される。
オフ会は、総勢16人。
あと、体調不良やインフルエンザでドタキャンふたり。
大部屋で山梨名物のほうとう食べながら、まったりとお喋り。
隣の部屋にいたマンガ夜話を見ていたカップルに挨拶される。
今夜の甲府は、マンガ夜話率が高いな。
2件隣で二次会。
明日いろいろあるので、今回は泊まらずに帰る。
関東組と東京宿泊組、全部で9人で、最終のスーパーあずさで帰る。
まだ仕事が残ってるので、朝まで黙々と片付ける。
マンガ夜話の内容については、また明日かな。

さて、それでは原稿もだいたい上がったし、風呂に入ってひと眠りして、
甲府夜話にいってきます。
冬の甲府は寒そうだな。
風邪引かないようにしよう。
どんなこと話そうかなあ。
コンピュータ系は持っていかないんで、twitterはなし。
呟かない。

市川春子を買ってきた。
「虫と歌」

これをどう読もうかなあ。
ちょっと悩む。

Twitterは、あっという間に371人がフォローした。
みんなよく見てるなあ。
日々呟き続けないといけないのか。
他人の呟きを読むのは、ちょっと楽しいけどね。

昨日あんなに腹一杯食べたばっかりだってのに、
今日もまた桃の木で、腹一杯。
だって美味しいんだもんなあ。
昨日のアルキメーデも悪くないけど、桃の木は本格的に美味い。
中華なんだけど、吉祥寺の竹爐山房でも修行しているようで、
バランスのいい料理を作る。
三田というか白金というか田町というか、
ちょっとアクセスの悪いのが難点だが、
まああのへんは、ああいうもんだ。
東京タワーがよく見える。
近所の慶應は、学内から東京タワーがよく見えるらしい。
それもいいな。
明治は、和泉校舎なら、
晴れた日は富士山が遠くに見えるくらいかな。
今日のメンバーは、うちの夫婦と、
日テレの「リアルタイム」やってる近野くんと、
「バンキシャ!」でニュース読んでる小林さんと、
元「きょう出来」の小栗泉さんというキャスター陣。
ミヤネ屋でプチブレイク中の丸岡さんは、ドタキャン。
わいわい話しながらだと、いくらでも食えるから困るんだよな。
美味しい料理を食べながら、
綺麗な盛りつけの料理写真はいっぱい撮ったのに、
みんなで記念写真撮るのは忘れた。
つまり、食べ物しか見てなかったんだよな。
ちょっと善福寺公園でも走ってこないと、
この二日で大変にまずいことになってると思う。
しばらく粗食だな。
土曜の甲府オフでも、
なるべく食べないように気をつけよう。

Twitterをやることになってしまった。
HPとmixiやってて、もうこれ以上webで遊んでる時間ないんだがなあ。
なぜこう時間を垂れ流すようなものが続々できるんだ、まったく。
困っちゃうよな。
でも、週アスの元担当南條が、夜ごと泥酔して、
家庭内の秘事をキッチンから呟きまくるという、南條劇場はかなり楽しみだ。
ほぼそれを読むために始めたといってもいいかな。
まだフォローしてないけど。
ちょっと今夜は忙しいから明日以降。
とりあえずひとことだけ呟いておいた。

某社の打ち合わせで、
FとIとKとぼくの4人で、
大量の料理が出てくるんで有名なアルキメーデ
ここは二回目なんだけど、ほんとに多い。
まあ多いだけじゃしょうがないんだけど、けっこう美味しいんだよな。
値段もリーズナブルだし。
味はやや濃いめかな。
前菜10品。
これでまず腹一杯になってしまう。
いかんなあ。
パスタ2品。
これでますます腹一杯。
メインは、カサゴにした。

海老とムール貝とその他いろいろカサゴの周りを埋め尽くしている。
おかしい……、注文したのはカサゴだけだったのに……。
Iくんは鹿だったんだけど、ギャートルズの肉が出てきた。
ああいう肉って、ほんとにあるんだなあ。
白土三平も描いてるけど。
初めて見たよ。
大腿骨のあたりだと思うけど、見事な肉だった。
デザートは栗尽くし。
せっかくここんところ絞り気味だったのに、もう駄目だな。
明日も美味しいもの食べにいくんだ。
明後日からは粗食にしよう……。
で、打ち合わせの結果、来年は新しい連載をひとつ始めるかも。

今週の土曜は、甲府にいって、マンガ夜話初日分の公開録画をやってくる。
NHKの話では、かなり人気があって、
応募しても抽選で落とされて、いけない人も多いらしい。
マンガ夜話人気なのか、井上雄彦人気なのか。
まあ両方ということにしとくかな。
連載中は飛び飛びに読んでたんで、
ここんところは「リアル」を通して読み返している。
木曜に最新刊の9巻が出る。

うまいなあ。
動きがうまい。
漫画という表現での動きのうまさは、
体を正確に描けるかどうかということとは必ずしもイコールではない。
漫画では、構図とかコマ割りとかコマの大小とか、
そういうもので動きを見せていく。
パラパラ漫画で動いているからといって、
漫画でも動いている絵が描けるわけではない。
そのへんが、映画やアニメとは違う漫画のむつかしさなんだよな。
しかし、井上雄彦は、なにで漫画を描いてるんだろう。
輪郭の線と主な線は面相筆だろうが、
細かいニュアンスの線はつけペンかなあ。
かぶらやGペンを裏返して描いた線にも似ている。
「リアル」では、あまり入り抜きのタッチをつけずに描いている。
「バガボンド」のほうが、同じ筆でも強弱があるな。
激しいシーンが多いせいか。
甲府夜話のゲストふたり石井くん柴田さんは、どのくらい読んでるかな。
面白い話になるといいんだけどね。

うちの漫研は、社長率が高いよな。
先輩の戸田さんは少年画報社の社長だし、
後輩の北林はちょっと前まで日興コーディアル証券の社長やってたし、
その下の長谷川は東京創元社の社長だ。
まあかわぐちかいじも俺も、社長といえば社長だし、
山田詠美は社長かどうかわからないが、
そのほかにも片山まさゆきとか五十嵐浩一とか、
いろいろいるのを勘案すれば、
もしかして歩留まりのいいクラブなんじゃないか。
その明大漫研の55周年記念パーティにいってきた。

お茶の水で降りて、まずは山の上ホテルへ。
ここで、「広報明治」のインタビューがある。
インタビュアーは、
いつの間にか筑摩の編集者から明大の先生になってた藤本由香里嬢。
こんなところで縁ができるとは。
一時間ほどで終わって、そのまま55周年のパーティも取材。

サークル紹介のページに載るらしい。
学生時代の友達は、何十年経っても友達だ。
たまに顔を合わす人も、かなり久し振りの人も、
なんだか昨日会ったばかりのような気がする。
古い友達は不思議だよな。
あちこちで溜まりながら、来し方行く末をなんだかんだと話してると、
あっという間に時間も過ぎていく。
現役の学生諸君が進行を担っているんだけど、驚くべきことに、全員スーツだ。
一年生までスーツを持っている。
凄いなあ。

何十人も集まる会を仕切るのも、
俺たちはきっと学生時代、やれといわれてもできなかっただろうな。
最近の学生の、社会性が凄いね。
別に羨ましくないけど。
ちょっと用事があったので二次会はパスして渋谷。
用を済ませて、吉祥寺まりやでお好み焼き
何十年も前からここにある店。

まず「まりや好み」、豚肉と白菜。
お好み焼きは、ミックスCと生牡蠣。
ついでに豚焼きそばもいただく。

腹一杯で帰宅。
さあ原稿書かなくちゃ。

ここんところ、いろいろと画策したり計画したりで忙しい。
まだ公表できるようなことはないが、というか公表するようなことではないが、
生きてく上では考えることも多いよということだな。
ところで、明日はうちのクラブのパーティだ。
明治大学漫研の創立55周年記念パーティが、
お茶の水の明大のリバティタワーというところである。
50周年を大々的に帝国ホテルなんかでやったんで、
55周年は学校の施設で細々と。
でも、OB現役合わせて、70人くらいくるんだったかな。
ぼくが入部してからだって、来年の春で40年だ。
そりゃ55年くらいすぐ経っちゃうよ。
あのころは、大学生が漫画を読むってことがニュースになるくらいだった。
ましてや、描くなんてことは、ほんとに珍しいことだった。
ぼくらの代でも、読むやつはいても実際に描くやつはほとんどいなかった。
ぼくが一番描いてたんだけど、
それでも、入部の時に10ページ自己紹介代わりに強制的に描かされて、
あとは新聞でアルバイト代わりに数枚描いて、
在学中に一度だけ出た機関誌用に確か8ページくらい描いた。
在学中に描いた漫画は、ほぼそれだけだ。
つまり、漫画家になった時には、ろくに漫画を描いたことがなかったのだ。
いい度胸してたよな。
漫画家になる人は、たいていは子供のころからいっぱい描いてたらしいが、
ぼくは小学校のころに10センチくらいの紙に、
横山光輝風の ロボット漫画を5枚くらい青インクの万年筆で描き、
高校生の時に、黒インクの万年筆でCOMっぽい実験漫画を4ページくらい描いた。
それだけだ。
よく漫画家になろうと思ったよなー。
あれからもう39年。
明日は、懐かしい顔に会ってくる。

柳家三三は、まだ30代半ばってとこだろうが、若手ではピカイチだ。

小三治の弟子で、高卒で入っていて落語経験がないという、
大学落研出身者が多い昨今では、少数派だ。
初めて聞いた時から真っ直ぐに上手かったが、ここ何年かますます上手い。
今日は、中野ZEROという大きめのホール。
空間が広いホール落語は往々にして、マイクに頼って大味になりがちだ。
客の数が多いので、マニアもいるし初心者も多い。
隣の席の若い女の子の腕時計は、
一時間ごとにピピッと電子音を鳴らしていた。
前座の後、三三の演し物は「双蝶々」、まず「権九郎殺し」まで。
長吉の子供時代、父親を騙し、賽銭を盗み、
黒米問屋に奉公に出されて、
盗みを重ねて番頭の権九郎に咎められ、
丁稚の定吉と権九郎を殺めて奥州に逐電する。
広いホールの客がひとつになってじっと聞き入っている。
中入りで、客が一斉にほうっと息を吐いた。
一体感がざわざわとほどけていくのがわかる。
休憩明けは、少し客がほどけたままだったかもしれない。
父親が病気になり、義理の母親が物乞いに出る。
両親との再会。
追っ手との捕り物の、後半「雪の子別れ」。
全部で一時間以上の長講だ。
これで帰すのもどうかと思うのでと、
「締め込み」をやって幕。
「双蝶々」は、生で聴いたのはたぶん初めてだ。
CDは昔、三遊亭圓生で聞いている。
全部かどうか覚えていないが、ずーっと以前にテレビでも見たような気もする。
三三は上手くなったなあ。
瞬間の表情でうまく状況を説明するのが上手い。
演出がわかりやすいけど臭くない。
当分追いかけても楽しめそうだ。

久し振りに新宿末廣亭にいってきた。
中席の夜が、なかなかよかった。
昼の最後に入ったら、馬風が終わったところ。
和楽の太神楽があって、桃月庵白酒の昼席主任。
白酒は明るくていいよな。
夜の部が始まって、前座の後に三之助。
吉祥寺寄席でよく顔を合わせてたけど、噺を聞くのは久し振り。
何組か落語と漫才があり、林家種平。
この人の存在を、すっかり忘れていた。
そういえばいたよな。
タンタンみたいな髪型にしてたが、60歳過ぎのはず。
昔妙に面白かった記憶がある。
こういう人も好きなんだよな。
入船亭扇橋がよぼよぼと出てくる。
ああ老けたなあ。
もう口跡も悪く、声も小さく、
前から二番目で聞いてるのに、なにいってるんだかわからない。
それでも、小さいくすぐりで大きな声で笑ってくれる客がいる。
やったのは心眼だったけど、まあなにをやっても一緒だ。
存在してることに意味がある。
ふたり後に、川柳川柳が出てくる。
もう20年か30年、ガーコン以外聞いたことがない。
今日もガーコン。
それにしても、扇橋よりも年上とは思えない元気さ。
大きくてよく通る声で朗々と歌うが、本の宣伝しすぎだ。

中入り後、勢朝、といっても桂ではなく春風亭。
いつも目が怖い。
その後が、物凄く久し振りに見た笑組。
内海桂子・好江門下。
20数年前に、パナソニックが金を出して
若手のお笑いライブを原宿の大きなホールでやったことがあった。
うっちゃんなんちゃんとかB21スペシャルとか、この笑組とかが
若手の有望株として出ていた。
実は司会をやっていたのは、ぼくだった。
あのころは、うまくて綺麗だけどケレンに欠ける印象があった。
久し振りに見たら、フラのあるほうが巨大化していて、
綺麗だけど印象の薄いコンビになっていた。
時を経るといろいろある。
ヨイショの志ん駒を聞いて帰った。
昔ほど悪のりしてなかったのは年のせいかな。
寄席は、色物が楽しい。
漫才も男女の古臭い漫才がいい味を出してる。
そのうち、池袋か上野でもいってみるかな。

毎年今ごろに、来年のスケジュール帳を買う。
以前は、ずーっと同じものを使っていた。
プランデックスという大判A4のものを使っていたのだ。

それは、見開きで30日分の大きいカレンダーがあり、
左端に縦長の同じ30日分の小さいカレンダーがある。
これが、便利だったのだ。
縦長の方に本当の締め切りを書き、
大きい見開きに実際の進行表を書く。
それと、一週間が日曜始まりだ。
この形が、一番全体を把握しやすい。
それで延々と同じものを使っていたのだ。
でもある日、プランデックスの縦長のカレンダーがなくなってしまった。
そこは、メモスペースになってしまったのだ。
仕方なく、毎月自分でメモスペースにカレンダーを書いて
今までと同じように使っていたのだが、
徐々にそのスペースが狭くなり、
30日分のカレンダーを書けなくなってきたのだ。
それで仕方なく、よく似た形式の予定表を探してなんとか使ってるのだが、
ちょうどピッタリのものがないんだよな。
昨日、新宿紀伊国屋にいったんで、いい予定表を探してみた。
そしたら、まずまずのものがあったのだ。
日本法令から出ているものが、プランデックスにかなり近かったのだ。
ちょっとサイズが小さくてB5なのと、縦長カレンダーが右端になってるのと、
違うのはそのくらいだ。

まあこれくらいの違いなら使えるだろう。
来年のうちの予定表は、日本法令のダイアリーSBである。
でも、プランデックスが縦長カレンダーをつけてくれれば
一番いいんだがなあ。

11月28日に甲府で行われるマンガ夜話の公開録画なんだけど、
ゲストがなかなか発表にならないし、連絡もないし、
難航してるのかなと思っていたら、もうとっくに決まっていたようだ。
NHKのHPには出ていないが、
NHK甲府放送局のサイトでは、もう発表されている。
ひとりは、アリtoキリギリス石井正則くん。

前に出てくれたのはなんの時だっけな。
意外に役に立ついいゲストだった記憶がある。
声が凄くデカイのが難点だな。
もう一人のゲストは、柴田淳ってシンガーソングライターの女の子だ。

まだ聞いたことがないんで、どんな歌を歌うのかわからない。
どのくらい話せるのかもわからない。
甲府で取り上げるのは、井上雄彦「リアル」だ。
車椅子バスケの話なんだけど、柴田さんはどのくらい読んでるのかな。
公開録画は、スタジオとは違って生放送ではなく、
ちょっと長目に録って、あとで編集する。
その編集した部分が、きた人だけのお楽しみということになる。
終わってからも会場だけのお楽しみタイムも別にあるし。
いつもと違って失敗しても大丈夫という気楽さと、
客が大勢いるという多少の緊張感とが共にある。
なんか不思議な空間なんだよな。
生のほうがいいという人もいるし、
公開録画のほうが好きという人もいる。
ほとんど日本中どこでも追いかけて見てるという人もいる。
漫画の話をしてるだけなんだけどな。
変な番組だよな。
やってる方も楽しいんで、長く続いてるわけなんだけど。
さて、来年度の編成はどうなるか。
チャンネル数も減って、
かなり厳しくはなるらしいんで、予断を許さないな。

今週の週刊文春は、乙嫁語りについて書こうと苦戦している。

エマで大ヒットした森薫の作品だ。

アニメでも「エマ」はヒットしたらしい。
「乙嫁語り」のほうは、まだ一巻しか出てないんだけどね。
しかし、よく描いてるなあ。
時間をかけた凄い情報量の作品だ。
それをどう書こうか、悩み中……。

昼過ぎに歯医者にいって、治療を終え、
さて帰ろうと車に乗ったら、なんだか変な匂いがする。
どこかで嗅いだことのある匂いだ。
なんだっけ、これ……。
そうだよ、加齢臭だよこれは。
加齢臭ってのがどんな匂いなのか、
ちょっと前までよくわからなかったのだが、
最近、たぶんこれだなという匂いがわかったのだ。
その匂いが、どこかからするのだ。
妙だなと思いつつそのまま運転して帰ったのだが、
その後も、時々その匂いがどこからかするのだ。
午後になっても夜になっても、
ふとした拍子に、加齢臭がぷんと匂ってくるのだ。
そうか、これは自分の匂いだ。
ああ俺もついに加齢臭のする人になってしまったのか。
まあ年齢からいって当たり前だけど、
今までそんな匂いしてなかったのになあ……。
とかなりがっかりしたのだが、
でも待てよ。
起きた時にはしてなかったのに、
突然加齢臭がするようになるなんてことがあるだろうか。
落ち着いてくんくんと匂いを嗅いでみると、
どうやら自分の後ろから匂ってきているようだ。
わかった!
歯医者の椅子だ!
あのヘッドレストに、他の患者の加齢臭が染みこんでいたのだ。
頭をそれに預けた時に、加齢臭がうしろ頭に移ったのだ。
急いで洗面所に行き、
ざぶざぶと水で洗ってタオルでごしごしと拭いたら、
加齢臭は綺麗さっぱりと消えた。
ああよかった。
でも、またあの歯医者にはいかなくちゃいけないんだよな。
すると、また加齢臭をつけて帰らなくちゃいけないんだろうか。
ちょっと気が重いなあ……。

カマタマーレから連絡があった。
監督の来季契約について
いつもカマタマーレ讃岐を応援していただき誠にありがとうございます。
カマタマーレ讃岐と羽中田昌監督との来季の契約について、以下の通り報告いたします。
・任期満了により、辞任。
カマタマーレ讃岐は、来期も目標とするJFL昇格を果たせるよう全力で取り組んで
まいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
■カマタマーレ讃岐公式
http://www.kamatamare.jp/news/20091116.html

うーん、残念だ。
リーグ戦では2位止まりだったが天皇杯にはいけた。
でも、JFLにいくためには、リーグ戦2位では仕方ないということか。
もう少しやらせたかったが、いやー、ほんとに残念だなあ。

 なんとか回復した。
 ほぼ平熱に戻ったし、胃痛も治まった。
まだ胃の中になにか入ってるような感触が残ってるが、
たぶんそのうち徐々によくなるだろう。
 しかし、毎日外出したらうがいと手洗い励行してるのになあ。
どこでなにを拾ってきたんだ。
 それにしても情けないのは正ちゃんだ。飼い主が苦しんでるのに、
枕元にきて一日中腹減った腹減ったととうるさいったらない。
ふと気づくと、飼い主を押しのけてベッドの真ん中で寝てるし。
教育を間違えたなあ。

土曜の夜に仕事してたら、なんだか胃がおかしいことに気づいた。
胃の中になにか大きな塊があって、それが膨らんでるような感じ。
食べたものがまったく消化されてないような感じかな。
変だな、と思いつつ仕事してたのだが、違和感は大きくなるばかり。
そのうち、胃が物凄く痛くなってきた。
胃が痛くなることは、滅多にない。
年に一回もない。
もともと体は、頑丈にできてるのだ。
しくしく痛む程度のことは稀にあっても、こんな風に痛くなるのは、生まれて初めてだ。
触ってみると、胃が膨らんでいる。
ちょっと熱も出てきた。
なんとか明け方までに原稿を上げて送り、とりあえず早寝した。
次の日起きたら、もっと悪くなっていた。
日曜は、大道塾の世界大会を見に代々木第二に行くつもりだったのだ。
でも、これはちょっと無理そうだ。
熱は、7度3分くらいなんで大したことはない。
でもとにかく、胃が猛烈に痛い。
吉祥寺南病院の救急外来に電話したら、
今日は医者が外科しかいないが診てはくれるという。
外科とはいっても、ひと通りのことはやってるだろう。
急いで病院にいって、診察を受け、レントゲンを撮り、薬をもらって帰ってきた。
ガスターとか、胃腸系の薬。
レントゲンでは何の異常もないようなので、
たぶんノロかなんか菌を拾ったんだなあ。
そのうち胃だけじゃなくて腸も痛くなってきて、
熱も上がってきたので、とにかく寝る。
おかゆちょっと食べただけで、ひたすら寝る。
月曜明け方の時点で、熱は7度まで下がった。
胃はまだ少し痛いが、かなりよくなった。
もう一本原稿があるんだけど、明日にしよう。
基本的に凄く丈夫なので、回復は早い。
でも、今年は熱風邪も引いたし、ちょっと気をつけないとな。
12年に地度の大盛運のはずなんだがなあ。

代官山のASOというかカフェ・ミケランジェロで待ち合わせたら、
なんだか混んでてうるさい。
ここでインタビューはしたくないなあと、河岸を替えることにする。
でも、結局次に入った駅前の喫茶店も、どうも落ち着かなかった。
五十嵐大介をインタビューした時は会議室だったし、
吾妻ひでおインタビューの時は、
喫茶店だけどもう少し集中できるところだったし、
場所って大事だよな。
吉祥寺のパッサテンポは、
リストランテASOにいたふたりが独立して作った店だ。
だからご飯が美味しいんだよな。
二ノ宮知子とは、凄く久し振りだ。
うちのアシスタントをやっていた若林健次のいちおう酒弟子ということになっている。
酒のいろいろ悪いことを教わったのだ。
だから、ぼくの孫弟子といえないこともないか。
主にのだめカンタービレについて話した。
今度出る23巻で完結するけど、

オペラ編の続編を、一冊描く。
それで完全にのだめは終わるらしい。
ちょっと寂しいだろうな。
8年だったか続いたそうだ。
途中、出産でしばらく休んだけど、長いよなあ。
キャラクターたちももう作者の手を離れて、生きて動き回っている。
でも、二ノ宮知子は偉い。
きちんとのだめを終わらせて、もう次のことを考えている。
プロだなあ。
たまに猟奇六本指男を描いちゃうけどね。
本人は残像だといってたけど。

久し振りの月島は、まああんまり変わってないようだった。
地元民から見ればまた違うんだろうけど。
清澄通りからもんじゃ焼の集まる通りに入り、
ちょっと脇に逸れたのが、今日の会場ほていやさんだ。
メンバーは、週アスの元担当南條と、ソニーの野村くん。
南條はもちろん、ノースリーブだ。
今日の東京は激寒で、ぼくも出かける時に厚着をしようかと思ったのだが、
でも待てよ、これから鍋を食べるんだから、絶対に店の中では暑いなと、
懸命な判断で長袖Tシャツにダウンの上着という、
脱げば薄着というスタイルでやってきた。
南條は単に、ノースリーブ好きなんだと思う。
野村くんもシャツ一枚。
やる気である。
南條は、最近twitterに嵌っていて、
夜中に酔っ払っては大胆な発言を垂れ流しているらしい。
そしてそれは「南條劇場」と呼ばれているらしい。
ぼくにもtwitterをやれとしきりに薦めるんだけど、また時間を食いそうでなあ。
ちょっと悩んでるとこである。
さて、鍋の前に、刺身の大盛りがテーブルに出ている。
ここで張り切ってしまうと、あとが大変だという話なのだが、
つい食べてしまう。
さああんこう鍋だ。

火を入れる前に、あんきもを生でちょっといただく。
臭くなくて甘く豊かだ。
うーん、このまま全部食べたいくらい。
火を点けてしばらくすると、ぐつぐつと煮えてくる。
店員が蓋を取って鍋を掻き回し、取り分けてくれる。
あんきもが回って、あんこうのブリブリしたコラーゲンが旨い。
野菜によく味が染みて旨い。
日本人の冬は鍋だな。
おじやで最後は締めたけど、案外楽勝だった。
外に出ると、一段と冷えている。
明日は代官山で
二ノ宮知子にインタビューだ。
雨も降るみたいで気温も一段と下がるらしい。
うちでやってくれれば、
美味しいコーヒーくらい淹れるんだがなあ……。

今日は夕方から、月島出撃だ。
月島なんかいくの、いつ以来だろうなあ。
記憶にないくらい久し振り。
今日は、あんこう鍋の日だ。
あんこうも久し振り。
ずっと以前、どこかで大勢で食べたなあ。
しかし、もう鍋もののシーズンか。
那覇にいたから、なんだか季節感なし。
半袖Tシャツで汗だらだら流して街を歩いてたからな。
昔は今ごろもっと寒かった。
11月もそろそろ半ばとなれば、木枯らしも吹いて雪の便りも聞こえてくる。
今日は雨で肌寒かったけど、
それでも半袖Tシャツに薄い上着羽織って晩飯調達にいったもんな。
靴下穿いてないし。
やっぱり季節感ないよ。
せめて今夜は、あんこう鍋食べて、
ひと足早い冬気分を味わってこよう。

森繁久は、色気のある俳優だった。
エロといってもいいくらいだ。
といっても信じない人が今では多いだろうが、
夫婦善哉あたりを見ればわかる。

森繁は、ただのセクハラエロ爺ィではなかったのだ。
さっき朝日の朝刊を読んでいたら、
一面で市橋逮捕の次に大きく取り上げられていた。
その業績については、
「喜劇から悲劇までを器用にこなす」と書かれていた
それは違うだろう。
よりによって追悼記事で誹謗中傷してはいけない。
森繁は「器用な」俳優なんかではなかった。
この記事を書いた記者とOKを出したデスクは、
「器用」というのが褒め言葉だときっと思ったんだろうなあ。
森繁久彌は、器用な俳優ではなく才能のある俳優だった。
冥福を祈る。

今回の那覇では、映画を一本しか観なかった。
いろいろやることがあって、人と会う用事もあって、
うまく上映時間や期間と合わなかった。
林海象ザ・コード/THE CODE・暗号がレイトショーをやってたんでを見ようと思ったら、
たまたま見られる日だけ試写会が入ってて見られなかったし。
林海象は、古いつきあいのマイミクなのだ。
あまり見たい映画をやってなかったってのもある。
見たのは「人生に乾杯!」だ。

ハンガリー映画らしい。
ハンガリー映画なんて、なにか見たかなあ。
こないだきたメビウス時の支配者は、ハンガリーでも撮ってるとか聞いたことがある。
その程度で、まあ縁がない。
ハンガリーで年金暮らしをしている81歳と70歳の老夫婦が、
その年金ではもう生きていけなくなって、
まず夫が銀行強盗を始める。
妻も後を追う。
年寄りたちがカッコいい。
ヨーロッパの小国ハンガリーは、政治力学に翻弄され続け、
それは国民の人生や生活にも影響をもたらした。
今では、希望も持てずに死ぬのを待つだけだったが、
老夫婦は強盗を始めて生き返った。
国民も彼らを支持し始める。
老人役の俳優達が、みな美しい。
背筋を伸ばして演技している。
エピソードには、ちょっと疑問な部分もある。
それは逆にしたほうがテーマがはっきりするのではと思うようなところもある。
でも、若い警官カップルと老強盗たちとそれを助ける人たちに押し切られた。
クリント・イーストウッドグラン・トリノと同じく、
人間の尊厳についての映画だ。
やはりチャイカという古い車が小道具になっている。
自己を確立するためには、現代では銃を取るしかないのだ。
ラストは、いくらなんでもそれはないと思う。
それでは、お伽噺になってしまう。
そのへんが、「グラントリノ」とは違うところかな。
傑作になりそこねた。
でも、悪くない映画だったよ。

そうか、のだめカンタービレは、もう終わってたんだな。

ちょっと頼まれたことがあって、のだめの最終巻のゲラを送ってもらった。
まだこれから読むんだけど、案外思い切りよく終わったな。
あたら傑作が、編集部や読者の意向もあって、
ずるずると延びては駄作になっていくのを見てると、
こういう風にさっぱりと終わるのは非常に潔く感じる。
とはいっても20数巻ある大長編だし、
番外編も始まるみたいだから、もしかするとこれが延々と続いたりするかもしれないんだけどね。

ずっと以前、「シティロード」という情報誌があった。
ぴあの競合誌だったんだけど、もう少しマニアックというかサブカル系の雑誌だった。
関西でいったら、「プガジャ」だな。
くはそこで確か映画評をやったり、なにかコラム書いてたりしたような記憶がある。
そこの二代目担当編集者は、初代から担当を引き継いで大して経ってないころに、
急に会社を辞めることにしたと挨拶に来た。
辞めてなにをするんだと聞いたら、講釈師になるという。
編集者を辞めて、二代目神田山陽の弟子になるというのだ。
まあやりたいことが見つかればそっちにいけばいいだけのことで、反対する理由は何もない。
じゃあ頑張れよと送って、もう20年くらい経つだろうか。
その編集は、今も講釈師をやっている。
名前を、神田陽司という。

その神田陽司が、武蔵野芸能劇場で、変な催しをやった。
講談の神田陽司と浪曲の玉川奈々福が、高畑勲のアニメを元ネタにして新作をかけて、
それを高畑勲にその場で講評してもらおうというのだ。
神田陽司は、30年来の高畑ファンらしい。
うーん、那覇にいるんだけど、
元担当者が根性入れるんじゃ見にいかないわけにもいかないな。
というわけで、ゆうべ那覇から戻ってきて、三鷹駅前の芸能劇場にいってきたのだ。
まず、奈々福が平成狸合戦ぽんぽこ

三味線の名人沢村豊子が凄い。
喋ってるみたいだったり歌ってるみたいだったり、自在の芸がさすが年季だ。
もちろん、年季だけじゃないんだけど。

奈々福は、声はわりといいんだけど、歌うとリズム感がもうひとつだしなあ。
いい浪曲を聴くと体が浮かれてくような、そういうグルーブ感がない。
2 時間のアニメを40分くらいでやったんだけど、絵が浮かばなかった。
もっと情景が浮かんでくるような言葉とメロディとリズムを見つけないとなあ。
まだかなり修行不足だった。
休憩時間にロビーに出ていたら、年配の男の人が、声をかけてきた。
「あの……、漫画家のイノウエさんですか?」
惜しい!
休憩明けは、神田陽司の母をたずねて三千里
これをダイジェストにしてもしょうがないので、設定を、枕に振っておいて、
居酒屋イタリアの星の客が、マルコがコルドバにいく切符代をみんなで出してくれるあたりだけをやる。
ちょっと推敲不足だったなあ。
盛り上げるポイントが散漫だったし、なぜこの場が盛り上がるのかが納得し切れていなかったと思う。
陽司はマルコに母親のことをおっかさんと呼ばせ、自分のことを、ええとなんだっけな、おいらだったかな、
そういう風にアニメと呼び方を変えたことをしきりに気にしていたが、
そこを気にするんなら、周りもその呼び方をするような世界観にしなくちゃいけない。
落語も講談も、新作はむつかしい。
完成度が足りないものが多いのは、結局練り上げ不足だろう。
でもそんなことはわかってるんだから、そこを手を抜いてはいけない。
最後に、高畑さんを交えて鼎談。

陽司が司会だったんだけど、司会なのかファンなのかという自分の立ち位置ばかり気にしていた。
そんなことどうでもいいだろ。
ファンなら暴走すればいいし、司会に徹したいのなら客観的にやればいい。
半端にやるのが一番つまらない。
質疑応答で質問を求められた客の反応が悪かったので、
とりあえず手を挙げて、アニメのCGについて聞く。
日本は線画で空間を作っていくほうが向いているというような話だった。
質問がなかったらもっと聞こうと思ったら、どんどん手が上がってきたので聞き手に回る。
終わってからロビーに出たら高畑さんが普通に立ってたが、客の反応は特になかった。
年齢層もかなり高くて老人が多かったし、アニメファンはあまりいなかっただろうな。
ちょっと欲求不満だったな。
落語ばっかり聞いてないで、また浪曲と講談を聞きに行こう。

知人が那覇に店を出した。
インテリアショップというか、
主に器を扱う店だ。
沖縄の陶芸作家を扱ってるんだけど、
やちむんでも魚紋でもない。
比較的シンプルな、さっぱりした作風のものが多い。
柄もない無地のものが多いようだ。
7月に、ここのオーナー夫妻と、那覇の市場でばったり会ったのだ。
吉祥寺のうちに遊びに来たこともあったんだけど、
奥さんの実家のある那覇に戻ってきたのだ。
今度お土産屋を始めようと思うといってたから、
ちんすこうでも売るのかと思ったら、
カッコいいインテリアショップができた。

「ガーブ・ドミンゴ」という。
ガーブ川の上にあるからだ。
ここの建物と隣のビルは、この辺でベスト2の素敵なビルだ。
ほかの建物はみんな実用一辺倒の退屈な形なのに、
ここの2軒だけが、奇跡のように美しい。
銀座の裏通りのようだ。

それに少し手を入れて、
ますますかっこよくなった。
置いてあるものもかなりいいセンス。
かなりドメスティックな一帯だけど、
ここで定着して欲しいものだ。

うちの向かいに、農連市場がある。
今はすっかり寂れた市場だ。
その寂れ具合がなかなかいいんだけどね。

その入り口あたりに、カフェができた。
ポレポレっていうんだけど、
中野ポレポレとは関係ないと思う。
二階建てのボロ家を改造して、
ちょっといい店になった。
コーヒー豆を自家焙煎しているのと、タコスが売り物だ。
若い夫婦がやってると思ってたんだけど、意外にも、ライブハウスや
音楽スタジオを経営する会社がやっている。
給与は歩合だそうだが、
この客入りでは、とても給料は出ていないだろうなあ。
今日も12時半ごろタコスを食べにいっていたら、
タコライスちょうだいという客が入ってきたのだが、
すいませんご飯切らしててというので、もう売り切れたのかと思ったら、
客が帰ったら米を研ぎ始めた。
ランチチタイムにご飯炊いてないようじゃ駄目だなあ。
タコスは、トルティーヤがでかい。
ちょっと揚げすぎだな。 どうも、全般に雑なんだよな。
コーヒーは比較的美味しいんだけど。
でもまあ、近さとロケーションは貴重だから、潰れれないように祈ろう。

以前、国際通りの脇の空き地で、
コーヒーの屋台が出ていた。
その空き地は確か現在は、JALのホテルになっている。
屋台はどこにいったかというと、
もう少し奥に入ったパラダイス通りの
そのまた路地の奥の空き地に店を出している。

かつては家が建っていた一画を、
そのまま青空店舗として使っている。
屋台で注文して、その辺で適当に飲む。
昨日は、そこに古本屋とパン屋が集まって、
空きスペースに各自店を広げていた。
ここでは、時々こんなことをやってるのだ。
ちはや書房の奥さんがいたので話してたら、
桜坂のふくら舎の若いスタッフふたりに紹介された。
ふくら舎は、桜坂劇場の中のショップだ。
今回は、桜坂劇場の映画もあまり興味を惹くものがなくて
まだ一本も観てない。
いつも何本か観るんだがなあ。
なんか今回は、部屋にいることが多いし、
ちょっといつもと違う。
秋のせいか。

久茂地のほうに美味しい蕎麦屋があるというんで食べに行く。
蕎麦といっても、日本蕎麦だ。

外観は、まあなんというか普通だ。
月桃そばを注文したが、
初めてなんだから普通の蕎麦にすればよかったな。
まあまたこよう。
月桃蕎麦は、それほどでもなかった。

香りはいいんだけど、
もう少しエッジが立ってるとよかったな。

連休なんだな。
どうも那覇の街がざわついてると思った。
昨日は、タイフーンfm小ネタ超特急」のふたりと久し振りに飯。
もちろん、パンダ餃子だ。
いつもひとりで食べてるんで物足りないんだけど、
3人いればどんどん注文できる。

焼き餃子は豚肉と白菜、水餃子は海鮮、
小龍包も頼んで、麻婆茄子に、海老チャーハン。
もっと食べたいが、ちょっと一品の量が多いんだよなー。
ああでも、いつも一品しか食べられなかったんで、
これだけ注文できて満足だ。
食休みにちょっとカフェ。

サンテリアで珈琲を飲んだら、栄町ポトホトの豆だった。
それも、同じコスタリカのコフィアディベルサ農園。
ケニアAAに次いで好きな豆。
ジュンク堂那覇店の店長が、
近所で飲んでるから顔を出してくれと言うんで、
小ネタのふたりと別れて、幸門へ。
幸門と書いてさちじょうと読む。
元RBCキャスターの宮城麻里子さんにも声かけたと言うんで、
久し振りだし挨拶くらいしとくかと出かけたら、
彼女はいなくて、代わりに、
沖縄プロレススペル・デルフィンとめんそーれ親父がきた。
素顔で。

デルフィンとちゃんと話すのは初めて。
沖縄によくきてるのは聞いてますといってたが、
誰に聞いたんだ。
ふたりとも素顔なので、写真はなし。
そういえば、早坂好恵ってマンガ夜話にきたことあるんだよな。

31日の夜に那覇入りしたら、
ちょっと小雨もよいで肌寒い。
まあ寒いというほどでもないけど、
よく晴れた東京のほうが暑いくらい。
しばらく天気も悪いみたいだし、
どうも最近天気にはついてないなと思ってたら、
今日はなんだか上天気。
朝はちょっと雨が降ってた気配もあるが、
昼には上がって夏空だった。

いやーこれはよかったなと自転車で出かけたら、
雨が降り始めた。
それから降ったりやんだりなんだけど、
どうもパッとしない。
夕方、ほぼやんだので、栄町のりうぼうに買い物に行ったら、
やちむんがお祭りだった。
「やちむん」というのは「焼き物」のことだ。
かつてはこのへんが陶芸地帯で、
大きな窯がいくつもあったが、
今は公害もあって、みんな読谷あたりに移った。
ショップだけが残って焼き物屋の集まった通りになっている。
このやちむん通りが、3日までなにかやっている。
お祭りといっても商店街のイベントみたいなものだ。
陶器の安売りとか、その程度。
今日は、育陶園の前で「琉球まぶやーず」が
ライブをやっていた。

ボーカルの女の子は、
すーじぐゎーという喫茶店で働いてるらしい。
すーじぐゎーも、古い小さな民家を改造した店で、
美味しいちんびんを出す。
見てたらまた小雨が降り出したんで、慌てて帰る。
そういえば、火曜も休みで、
行楽シーズンなんだな。
飛行機が混んでると思った。

いわゆる奇跡のリンゴってのがある。

青森県の木村秋則さんが、無農薬と無肥料で作った林檎だ。
その苦労は、いろんなところで書かれているが、
NHKのプロフェッショナルに出て有名になった。
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2006/11/post_35ec.html
無農薬栽培はよくあるが、無肥料ってところが凄い。
その奇跡の林檎が、うちにもやってきた。

小ぶりな林檎だ。
見た目は特に変わったところもない。
ふたつに割ってみると、実がしっかりしていて、美しい。
でも、蜜が入っているわけでもないし、
特別なにか特徴があるというわけでもない。

皮ごと囓ってみると、実がぱきっと割れる。
美味しいかというと、普通に美味しい。
とてつもなく美味しいかというと、そんなことはない。
ちゃんと林檎の味がして、確かにこれは林檎だなという実感はある。
果物好きとしては、家に置いておきたい味だが、
奇跡の様に美味しいわけではない。
きっと本来、林檎はこういう味なんだなという味だ。
切ったまま置いておいても色が変わらないというので、
半分に切ったものをひと晩置いた。
確かに、多少色がつくくらいで、茶色にはならない。

木村さんの素晴らしい仕事に感謝しつつ、
でも、蜜の入ったフジも美味しいよな、
と思った奇跡の林檎だった。

晩飯は、また西荻のぼん・しいく。

メインは、海老と南瓜のクリーム煮。
ご飯は多く見えるけど、実は茶碗が小さいので、
大した量ではない。
こういう店は便利でいいなあ。
うちのもう少し近所にあるといいんだけど。

谷口ジロー矢作俊彦サムライ・ノングラータ
フリースタイルから復刊された。

'90年から'91年にかけて、今は亡きGOROで連載された。
GOROは、篠山紀信激写で売った雑誌だ。
漫画も少し載ってたんだけど、主に女の子のグラビアが売り物だ。
その分、漫画は自由が利いたかもしれない。
この頃の谷口ジローはよかったなあ。
事件屋稼業のころの力強さはそろそろ消えてきたが、
その代わり繊細な描写が生きてきた。
坊っちゃんも含めたこのあたりが、谷口の一番いい時代なんじゃないかな。
この作品は、矢作とのコンビだけど、矢作の語り口も好きなんだよな。
谷口は、いい原作にいいヒントをもらうと、ぐっとよくなることがある。
関川夏央と矢作俊彦が、ベストツーのコンビだな。
小学館からは、忍者武芸帳影丸伝」の二巻三巻が出た。
 
もう面白くて困っちゃうな。
カムイ伝は嫌いじゃないけど、
この頃の白土三平の確信的な物語は、とにかく面白い。
キャラクターも魅力的だし。
もう何度も読んでるのに、まだ面白いんだもんな。
やっぱり才能ってのは、
それが最も発揮される時期ってのがあるんだよなあ。

リョート・マチダは、もうひとつだった。
また勝ち味の遅いちょっと前みたいになっていた。
ショーグンは、踏みつけなくても強いけどね。
でもチャンピオンなんだから、とにかく挑戦者は圧倒しないとなあ。
それにしても、岡見は負けちゃったなあ。
これでまた王座挑戦が遠のいた。
10ヶ月のブランクは大きかったか。

そうかー、角田光代がねー。

とかなるほどふむふむと頷いてしまったニュースだった。
いや、小説家の角田光代さんが、バンドマンと結婚というニュースを見たからだ。
ゴーイングアンダーグラウンドは、ラジオでくらいしか聴いたことがない。
リードギターとかボーカルとかじゃなくて、ドラマーってとこがいいよな。
それにしても、伊藤たかみと離婚してたことすら知らなかったんで、
二度驚いた。
角田さんといえば、ぼくの最新刊
「秘密の本棚」に、
素晴らしい帯の文章を寄せてくれた偉い人である。

幸せを祈りたい。

ちょっと前にテレビをつけたら、
福山雅治のどこだったか地元の青年会かなんかが、
福山を地元に呼ぶことで地元を活性化したいとかで、
結局球場で大規模なライブをやったとかいうドキュメンタリーをやっていた。
でも、福山が一回地元で歌っても、そう大したことは起きないんじゃないか。
物凄い過疎の村とかならともかく。
ひと騒ぎして、それで終わりってことにならないか。
福山を呼ぶというのがひとつのイベントになってるのにも驚いた。
福山は大物なんだな。
ずーっと昔、ほんの5gという映画で、福山といっしょになった。
まだとっぽいだけの兄ちゃんだった。
福山はあの時、漫画に出してくれというからちゃんとフロムKに出してやったのに、

後にマイナー好きだとか失礼なことをいっていたなあ。

うちの庭は、どうも真ん中と隅とで、土質が違う。
隅に植えた植物はよく花をつけるのに、
真ん中に植えた植物は、あんまり花をつけなくて、当然実もつかないのだ。
塀際に植えたラズベリーは大量に実をつけたのに、
中心に植えたラズベリーは葉ばかり茂って実がならない。
リン酸の多い肥料もやってるんだがなあ。
うちの庭にはヤマボウシの大きい木が中心にあって、
周りに中くらいの木が何本かある。
20年くらい前に沖縄の伊江島
から持ってきたシークワサーも、木はけっこう大きくなったんだけど、
これがなかなか実がならない。
今年も、いくつかちらほらとはなってるけどとても大漁とはいえない。

キンモクセイも花が少ないし、うーん、どうしてなんだろうなあ。

グリーンカーテンとして居間の前に植えておいたゴーヤが、
いくつか実をつけた。
最初に大きくなったのは、
蔓が伸びて二階のベランダにまで伸びたやつだ。
ベランダに巨体をごろりと横たえて育っていた。
もうひとつは、居間の正面に見事な実をつけていた。
そしてもうひとつ、
見落としてたんだけど、端の上の方にも、
やや小ぶりなのがひとつなっていた。

一番大きいベランダのゴーヤは、
うっかりしていたら色ずきすぎてしまった。
割ってみたら、熟れすぎて種が一部赤くなっていた。
もう食べられない。
これは、種取り用にするしかない。
もうひとつは、立派に育ってくれたので、
肉詰めでいただいた。
やや小ぶりなのは、少し若いうちに切って、
サラダで食べたらシャキシャキだった。
実は大して期待してなかったんだけど、
なんでも植えとくもんだなあ。
ひと株百円だったのに。

いやー、面白かったなあ。
山田五郎は毎回役に立つ。
きちんと面白いところを見つけてくるのがえらい。
農大アイドルの加藤未央ちゃんは、
役所を心得て、面白いネタを提供してくれてたし。
春菊が、好きだっていってたわりには、
案外発言が少なかったな。
でもまあ、全体として、
もやしもんの面白さも異常さも炙り出せた。
妙なバランスの悪さが、読者にも伝わったに違いない。
ちょっと船頭が多すぎかと思ったけど、
わりと役割分担ができた。
今回のシリーズは、いい組み合わせだったよ。
やってる側は楽しかったけど、
見てる人も面白かったかなあ。
心配なのは、次回シリーズだ。
高橋留美子犬夜叉長いし……。
さて、甲府の公開収録は、ミニオフかなあやっぱり。
近場なだけに、
泊まるかどうか悩みどころだ。

婦人公論11月7日号で、座談会をやっている。

前にも書いた、モト冬樹・細川茂樹という不思議な組み合わせ3人の座談会だったんだけど、
ライターの人に感謝したい。
正直いって、座談会は決して不得意ではない俺も頭を抱えたけど、
うまく構成してある。
よかったよかった。

今夜のマンガ夜話
リストランテ・パラディーゾは、前半面白かったけど、
後半が駄目だった……。

夏目の目が終わったら絵の話に入ろうと思ってたら、
なんだか映画の話になって、
そんなことどうでもいいじゃないかと実は思いつつ
終わるのを待っていた。
でも、いつまでもだらだらと続くんで、
もう待てないとえいやっと打ち切ったんだけど、
結局、絵の話には入れなかった。
CGの話とかしたかったんだがなあ。
いろいろ話すこともあったし、非常に残念だ。
何年やっても、やっぱり生放送はむつかしいよ。
ゲストの皆川さんは、テレビが初めてだったせいもあって、
完全にテンパっていたし、
無理に話を振らなくてもよかったんだけどね。
フロアディレクターから、
そういう話に持って行けという指示が出てたんだけど、
あれは無視してよかった。
そんな話に持っていこうとする理由がわからない。
後半、足をかなり余したままゴールしてしまった。
おまけに、スピードもなかった。
いかんなあ。
もう少し修行しよう。
明日のもやしもんは頑張るぞ。

でも、ゲスト3人もいるんだよな……。
山田五郎内田春菊じゃ、俺の入る余地がないかもしれない……。

また今夜もマンガ夜話を見た。
今夜はケロロ軍曹だ。
いやー、面白いなあ。
二日も連続してマンガ夜話見たの、初めてじゃないかな。
矢口真理半田健人のゲスト二人もそれぞれの役割に沿ってうまく機能してたし、
いい番組だなあ。
削られると思ってたパンツのうねのところもけっこう残ってたし、
よかったんじゃないかな。
公開収録はライトが眩しいんでサングラスかけてたけど、
薄い色のレンズなのに、けっこう暗く見えたな。
明日あさっては、色なし眼鏡にしよう。
明日は、リストランテ・パラディーゾか。
どんな話になるかなあ。
読みながら、このへんのことを話そうとかこう話そうとか、
凄くいろんなことを考えていくんだけど、
生放送はどう話が展開していくかわからないからな。
半分以上はアドリブになってしまう。
そこが面白いのかな。
アドリブでふっと出てきた言葉が、
自分でも感心するほど核心を衝いてたりするからな。
読みこんでおくと、追い詰められた時に出てくるんだよな。
素振りは欠かしちゃいけないね。
さて、ちょっと日本刀で素振りしてこよう。

「マンガ夜話」面白い!
考えてみれば、マンガ夜話を見ることってないんだよな。
出てはいるけど、テレビの前で見てるわけじゃないんで、
今日は自宅のテレビでよつばと!再放送を見て、
こうなってるのかと、なんとなく不思議な気分であった。
やっぱり喋るの下手だなあ。
一時間しかないからなるべくたくさん話そうと、つい早口になってしまう。
バンキシャでは、そうでもないんだけど。
始まる前には、今日はゆっくり話そうと思うんだけど、
すぐ忘れちゃうんだよな。
話したいことが多すぎて、
いつも番組終了までに話しきれずに積み残す。
生放送はむつかしい。
さて、二日目は、福岡で公開収録してきた
ケロロ軍曹だ。
なに話したっけなあ。
もう忘れてしまった。
明日も自宅で見られるなんて、ちょっと不思議。
マンガ夜話のお供には
秘密の本棚漫画ノートをよろしく!
あと、よかったら漫画の時間もね。

「BSマンガ夜話」も始まるんで、ちょっと宣伝。
近年はすっかり漫画の生産量が減ってるが、描いてないわけではない。
エンスー天国っていうちょっと特殊な車好きのための漫画誌があるんだけど、
そこでも漫画を連載している。
ただ、発売が不定期なんで、いつでも読めるというわけではない。
現在はVOL.2が発売中で、ぼくの連載2回目も掲載されている。

なにを描いてるかというと、
アルファ・ロメオのジュリアスーパー('73)を所有することになる顛末だ。
連載が続いていけば、その先も考えてはいるんだけどね。
かつて漫画アクションで連載したフロムKの車版ってとこかな。

このタイプの本は大売れはしないから、地道に宣伝しとかないとね。
ちなみにエンスー天国 VOL.1もアマゾンでは売っている。

あとは、車と特殊な趣味の書店でね。

たぶん、ほとんどの人は知らないか忘れていると思うが、
剛竜馬というレスラーがいたのだ。

国際プロレスでジュニアのエースになり、
新日に移って、藤波のライバルになった。
ヘビーになり、それなりの活躍はあったが
新日を追われ、UWFの創設に参加するが合わずに脱退、
ラッシャー木村・鶴見五郎と共に国際血盟軍として全日に参戦したが、
ここでも居場所を見つけられず、日本人が余って解雇された。
結局自分で'89年にインディ団体を立ち上げてエースになった。
「パイオニア戦士」という団体だった。
ぼくは、国際プロレスの残党の集まりで仲良くなり、
パイオニア戦士を作る時に、
Tシャツ用のイラストを書いてくれと頼まれて、何度か何枚も描いた。
もちろん、ギャラはもらっていない。
いつもいきなり電話してきて、
「先生! 剛です!」とイラストを描いてくれるように頼んだ。
ぼくはパイオニア戦士を見届けようと思い、すべての興行を見にいった。

おそらく、レスラー以外でパイオニア戦士を全部見たのはぼくだけだ。
その後、実にいろいろあった。
プロレスバカとして一瞬の脚光を浴びたこともあったし、
情けないこともあったし、可哀想なこともあった。
体はあったしマスクも悪くなかったのだが、
いかんプロレスセンスのない人だった。
巨体でドタバタと暴れる姿を見るたび、
やはりメジャー団体のトップは無理だったなと思った。
近年はほぼリタイア状態だったが、
10月18日、肝硬変で亡くなった。
まだ53歳だ。
パイオニア戦士は、「戦士」なのか「戦志」なのか、
よくわからなかった。
パンフレットやチケットによって表記が違ったのだ。
そういう性格だったのだろう。
ここにもひとりのランディが、「THE WRESTLER」がいた。
冥福を祈る。

あの頃は光に満ち
everythig was happy in my life
トノバンさようなら。

かつて吉祥寺には、安くて美味しい定食屋がたくさんあった。
地元の人が学校帰りや仕事の帰りに毎日入れる、
リーズナブルな値段で選択肢の多い定食屋があちこちにあったのだ。
ぼくもけっこう愛用していた。
アシスタントといっしょにいったり、ひとりでいったり、
肉じゃがとかおしたしとか、サバ味噌に天ぷらに、
いろいろ頼んでご飯と味噌汁。
そういう店が、何軒もあった。
でも、いつの間にか減っていき、柴田食堂が閉めてからは、もう姿を見ない。
柴田食堂は、ちょっと年食った夫婦がふたりでやってたんだけど、
あまり美味しくないのが難点だった。
でも、吉祥寺最後の定食屋だったんだよな。
いつも奧の席には白髪のガイジンが座って、味噌汁を啜っていた。
あのガイジンはどうしたかな。
西荻には、まだ定食屋が残っている。
南口に、きんせいという店がある。

ここも定食屋だ。
入り口にメニューを書いた黒板が出ていて、中に入ると、ただテーブルが並ぶ、
典型的な定食屋だ。
今日は、生牡蠣のフライ定食がお薦めだ。
それにほうれん草のおしたしをつけて、1500円くらい。
やっぱり牡蠣は高い。
タルタルソースつき、とかわざわざ謳ってるが、ウスターソースのほうが美味い。
でも牡蠣はまずまず。

カウンターの奧から客の名前が飛んだりして、常連をしっかり掴んでるな。

「マンガ夜話」は、実は今期もう一回ある。
12月なんだけど、俺のクリスマスはどこへ、という日程だ。

12/21(月)24:00〜 井上雄彦「リアル」
  ※11/28(土)山梨県・甲府市 「甲府市総合市民会館 芸術ホール」で公開収
12/22(火)24:00〜 高橋留美子「犬夜叉」
12/23(水)24:00〜 志村貴子「青い花」

12月にも、公開収録がある。
もうじき応募用のサイトができる模様。
リアル井上雄彦は、スラムダンクに続いて、井上の二度目のお務めだ。
手塚治虫特集を除いて、ひとりの漫画家の作品を二度取り上げるのは初めてだ。
今まで、一度取り上げた漫画家はもう取り上げないという不文律のようなものがあったんだけど、
これでそれも解禁だな。

犬夜叉
高橋留美子も、「めぞん一刻」に続いて二度目。
全56巻だったかを読み返すのかと思うと眩暈がする。
井上・高橋に志村貴子青い花は、ちょっと意外な組み合わせ。
メジャー作品を入れなくてはいけなかったんで、こうなったけど、
悪くないよな。

今日はBSマンガ夜話第36弾の打ち合わせ。
NHKのBS2で、もう13年やっている。
次期シリーズはまだずっと先だと思ってたら、あっという間にもう来週だ。
今回は、再放送もセット。
よつばと!は、ついこないだやったような気がするが、もう再放送か。
ケロロ軍曹って前にやったことなかったっけ、と思ったら、
6月に福岡の公開収録でやったんだった。
つまり、まだ放映はしてなかったんだよな。
収録から放映までがこんなに空くのも珍しい。

リストランテ・パラディーゾの回のゲスト皆川ちかさんは、映画ライター。
もやしもんのゲスト加藤未央さんは、なんと東京農大出身らしい。

凄いなあ、アイドルらしいけど、やっぱり大根踊りとかしてたんだろうか。
リストランテ・パラディーゾはアニメにもなってるが、見ていない。
けっこう漫画に近い絵柄だったようだし、放映中に見てみたかったな。
そういえば、青い花もアニメをやっていて、
毎週見逃してたんで今夜こそ見るぞ、とテレビをつけたら、
もう終わっていた。
どうもアニメと相性が悪いなあ。

最近、吉祥寺には、ひとりでいける美味しいご飯屋があまりない。
もんくすふーずクラスの安くて美味しい店がもう少しあるといいんだがな。
パッサテンポもよくいってたんだけど、
最近はちょっと味噌と醤油に回帰していて、あまりいかなくなってしまった。
西荻には、これがけっこうあるんだよな。
今日は、そのうちの一軒、ぼん・しいくで夕食だ。

しかし、この手の店は、ひらがなの店が多いな。
いついってもすいてるんだけど、かといって寂れているという風でもない。
ぽつりぽつりとだけど、客はきている。
ここの晩飯は、定食が4種類。
今夜は、
○えびとニラとセロリのスープ餃子
○さつま芋のマッシュとミートローフ
    ○鮭とれん根としし唐のバターしょうゆ炒
     ○鶏とキャベツとひよこ豆のトマトクリーム煮
これが、各1050円だ。
ちょっと悩んで、鮭にした。

ぺろりと食べて、帰ってきた。
うーん、美味しい。

スポーツナビに、カマタマーレとFC東京の戦いのレポートが上がっている。
ほんとに後半戦はいい戦いしてたんだよな。
東京はメンバー的に苦しかったけど、それは理由にならない。
カマタマーレは、あの後半戦の手応えを持って帰って欲しい。
ナビにも出てたが、あとは全社次第なんだな。
頑張れカマタマーレ。

二丁目でゲイバーをやってるみっちゃんに誘われて、
国立演芸場に桂吉弥を聞きに行った。

吉弥は、NHKの朝ドラちりとてちんに出て急に名前が売れたけど、
もともと華があってうまい落語家。
関西なんで、東京にまではなかなか伝わってなかった。
時々聞きに行く桂吉坊と同じく、亡くなった
桂吉朝の弟子。
開演前に、ちょっと楽屋に顔を出す。
私服だと、吉弥は太めなんだよな、着物は似合うけど。
席に着くと、みっちゃんの店mf(メゾフォルテ)の常連客が、前から二列目に並んでいる。
今日は少ないが、それでもええと全部で4人か。
ぼくを入れて5人、全員が短髪髭メガネ。
みっちゃんとあとふたりは、重量級でかなり目立つ。
まあこのメンバーに挟まれて座ってれば、まちがいなくぼくもゲイだと思われてるだろうな。
まず桂さん都が「二人ぐせ」。
来年、師匠の桂都丸が「桂塩鯛」を襲名するのに伴って、弟子のさん都も「桂鯛蔵」を襲名する。
緩急なさすぎだけど達者なもんだ。
続いて吉弥が上がって「持参金」。
元は関西落語だけど、関東でもやる。
不細工な嫁に対する慈悲があっていい。
桂紅雀は「いらち俥」。
関東なら「反対車」だ。
ハイテンションで猛スピード。
桂枝雀の最後の弟子だ。
自殺はしそうにないタイプだな。
吉弥がまた出て「花筏」。
これも、関西でも関東でもやる。
中入り後はまた吉弥で「狐芝居」。
これは吉坊でちょっと前に聞いたが、細かいくすぐりも一緒で、さすが同門。
でも、吉弥のほうがいいんだよな。
芝居がいい。
いい声で芝居を演じるところがいいんだけど、吉坊はそのへんが平板で退屈だった。
声量が足りないし。
吉弥はやっぱりうまいなあ。
客席はオバサンがけっこう多く、いちいち感想をいうのがうっとおしい。
自宅の居間じゃないんだからなあ。
終わってから、全員で二丁目のmf。
さん都は専修大学、紅雀は酪農学園大学だそうだ。
吉弥は神戸大学だし、落語家も学士が多いなあ。
紅雀から枝雀の話を聞けたのがありがたかった。
吉弥には吉朝のことを聞こうと思ってて、忘れて帰ってしまった。
米朝東京事務所のマネージャーが面白かった。
しかし、最近ちょっと遊びすぎだな。

[巻頭文の古いのはここ↓]


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(c)JUN ISHIKAWA 1997/05/07