5日の最終節で涙ぐむ闘莉王
一方の闘莉王は、ピッチで結果を出せばいい、というタイプ。いずれにせよ、浦和からは必要とされていない、と感じたのは事実で、急速に心は浦和から離れた。
そんな中、国内で唯一声をかけてくれたのが名古屋。今月11日にはストイコビッチ監督から「そのファイティングスピリットに期待している」と言われ、心が動いた。21日、代理人へ「名古屋でお世話になる方向でまとめてください」と連絡した。
移籍が決まった後、闘莉王は名古屋からコメントを発表した。「ストイコビッチ監督に一緒に優勝を目指そうと声を掛けていただいた。目標を実現するために全力を尽くしたい」。浦和を後悔させるほどの活躍をみせるつもりだ。(小田邦彦)