完全復活!これからがスポ車日和です。
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これはまだ秘密事項ですが、某自動車メーカーに国土交通省の査察が入りました。

燃費数値についての件です。

エコカー補助金が始まり、どのメーカーも対象車種を増やすために必死である。タイヤのパターンを変えてみたり、燃料制御を絞ってみたり。ほとんど『苦肉の策』である。ウチも例外じゃないが。

そのようにして算出された『燃料消費率』だが、コレはあくまでも『最大限運転に気をつけて乗れば、MAXでその数値が出せますよ』という数字である。

つまり『日常数値』ではなく『理想数値』という意味である。この数値を実際に出すためには次の条件が必要である。

・クルマを空にして荷物を積まない。
・一人乗り。
・空気抵抗を軽減するため窓は開けない。
・エアコン・オーディオ等の電装品は一切使用しない。
・減速時はエンジンブレーキを多用して止まる。
・極力アクセル開度を一定に保つ(ベタ踏みはNG)。
・加減速を少なくする。
・旋回時にハンドルを切りすぎない。

…というようなことを全て遵守して運転すれば、カタログ値通りの燃費が出せる。ちなみに私の経験からすると、MT車なら上手く走らせればカタログ値を超えることも可能。未だにATでカタログ値を超えたことはないな。

このように燃料消費率とは最大値を示すワケだが、一般のヒトはコレを『平常値』だと思って買いに来るのだ。それをちゃんと説明せずに売ると「話が違う!」って事になるワケ。

車種にもよるが一般的に常用での燃費は、カタログ値の大体75%程度とされる。つまり『ガソリン1リッターあたり20km走る』という表示のクルマの場合は、実用域では1リッターあたり15km位なのである。

ところが今回の査察に入られたメーカーのある車種は、実用燃費がカタログ公称値の6割にも満たなかったそうな。ようするにエコカー補助金の対象にするため、数値を水増ししていたワケね。

それにしても『国土交通省審査値』であるはずのカタログ公称値…どうやって細工してたんだろ?実験に持ち込んだクルマだけセッティングが違ったとか?謎だ。

結果、そのクルマは12月のマイナーチェンジでカタログ値を落とすようである。そして補助金の対象からも外れるとのこと。

やっぱり偽装はいけませんね。
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