2009年12月25日 22時44分更新
今年も残り少なくなり、美作市の造園業者では、お正月に旅館や企業で玄関先に飾られる門松をつくる作業が最盛期を迎えています。
美作市巨勢の造園業者では、毎年、地元の湯郷温泉の旅館や岡山市の会社などから注文を受けて、玄関先に飾る門松をつくっています。
ことしも高さ1.2メートルから3メートルほどのものまで、大小あわせて25組ほどの注文を受け、門松作りの作業は最盛期を迎えています。
作業では真砂土と呼ばれる土を土台になる容器に入れた後、中心に3本の竹を立て、その周りに勢い良く伸びた黒松や、苔むした梅の枝などをバランス良く組み合わせてゆきます。
ことしは、今月20日ごろから準備をはじめたということで、25日は従業員や家族あわせて5人がかりで、作業に取り組んでいました。
作業にあたっている高山昌幸さんは、「ことしは、美作市では災害が多かったが、新しい年はいい年になってほしいという思いを込めてつくっています」と話していました。