不法占拠-ロシアの対応2009年11月26日

 鈴木宗男議員の質問に対して、日本政府は、北方領土をロシアが不法に占拠しているとの答弁書を送付しました。

今回の「不法に占拠」答弁書では、ロシアが素早い反応を示しています。ずいぶん素早いので驚いています。

「不法に占拠」との答弁書の問題で、ロシア側の反発が強いようです。
RIA NOVOSTIを見ると、次のような記事が有ります。ここまで言わなくても、とも思いますが。
http://en.rian.ru/analysis/20091125/156984052.html

今回の答弁書に対して、ロシアの対応が素早いのに驚きました。ノーボスチの報道(英文)は24日の16時です。
http://en.rian.ru/russia/20091124/156968809.html
http://en.rian.ru/russia/20091124/156973232.html

日本では、「不法に占拠」との答弁書の報道は、ほとんどありませんでしたが、その後、日本でも、ロシアの反発が強いことが報じられるようになっています。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20091125-OYT1T01250.htm
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091126ddm005010022000c.html

 今回の「不法に占拠」の文言は、日本の内閣としては、池田内閣以降、普通に用いられた表現です。これまで、同様な発言があったとき、ソ連・ロシアは、多くの場合、無関心のようでした。それなのに、今回の反応の素早さはどうしたことでしょう。
 「ロシアが領土問題解決に本腰を入れてきた」と見るべきなのか、日ロ経済交流を活発化したいのか、報道会社の体制が変っただけなのか。今回のロシアの対応の素早さにちょっと驚いています。

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