(cache) イラン軍、イラク油田から撤退 緊張ひとまず緩和へ - 47NEWS(よんななニュース)
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  • イラン軍、イラク油田から撤退 緊張ひとまず緩和へ

     【カイロ共同】AP通信によると、イラク南部マイサン州のファッカ油田を占拠していたイラン軍は20日、油田施設から撤退した。イラク政府のダバグ報道官によると、両国の委員会が今後国境の監視に当たることになったという。イラン軍が18日に占拠して以来の両国国境の緊張は、これによりひとまず緩和に向かいそうだ。

     報道官は、油田に掲げられていた「イラン国旗は降ろされ、イラン軍は50メートル後退した。しかしまだ完全に以前駐留していた場所に戻ったわけではない」と強調。APによると、イラク軍に警護された油田労働者が敷地内に戻り、再びイラク旗が掲げられたという。

     イラン側は、イラン軍がファッカ油田を占拠したとするイラク側の主張に対し、同油田は「イランの領土」であり、国境を越境したことにならないと主張。一方、イラク側は外交的な解決を目指すとしながらも、油田付近にイラク治安部隊を増強するなど、緊張が高まり始めていた。

     イラン側メディアは20日、両国外相が19日夜に電話会談、国境間の協定について話し合うため両国当局者が会談する必要があるとの認識で一致したと報道。これを受け、イラン軍が撤退を開始したとみられる。

      【共同通信】