[PR]
ニュース:事件 RSS feed
【パチンコ店放火】「自殺するなら巻き添えを」身勝手さ浮き彫り (1/2ページ)
このニュースのトピックス:殺人事件
「自殺しようと考えたが、どうせ死ぬならだれでもいいから巻き込もうと思った」。大阪府警の調べに対し、高見被告は無差別殺人を起こした動機をこう供述した。職と収入を失って自暴自棄になり、社会を恨んだ末の身勝手な犯行が改めて浮き彫りとなった。事件から5カ月。遺族は今も悲しみに暮れている。
捜査関係者らによると、高見被告は広島県で育ち、地元の工業高校を卒業。福岡や鹿児島などで自動車販売会社や運送会社などを転々とした。仕事を辞める理由は「給料が安い」といった待遇面への不満が多かったが、会社が倒産して転職を余儀なくされたこともあったという。
借金ができたのは大阪に来た平成19年ごろから。生活費などがかさんだためという。失業を経て今年2月にやっと見つけた食品配送も仕事の内容に不満があり4月に退職、収入も途絶えた。犯行前には借金は200万円に膨らんでいた。
「思うような仕事に就けず将来を考えると真っ暗。まじめにやっているのに報われない」。当時の状況をこう供述し、自殺も考えたというが、社会への不公平感を募らせ無差別殺人を思いついた。パチンコ店を選んだのは過去に行ったことがあり、人が集まるところという単純な理由からだったという。
関連ニュース
[PR]
[PR]