大阪市西成区のあいりん地区で、小学校の周りを不法占拠していた居酒屋屋台が撤去され、３０年ぶりに道路に戻りました。

　大阪市西成区の萩之茶屋小学校の周りには不法占拠であるにも関わらず居酒屋屋台が立ち並び、大阪市はこれを３０年間、黙認してきました。

　しかし、去年、覚醒剤を売っていた店が摘発されたり不審火が起きるなど騒ぎが相次ぎ、市はようやく店の撤去に乗り出しました。

　そして今年６月には４７軒あった屋台がすべて撤去され、再び占拠されないよう暫定的にバリケードが張られました。

　店側も行政代執行という最終手段を前に退去に応じたと言うことです。

「一丸となって粘り強く説得し交渉に取り組んできたことが功を奏したと」（大阪市・平松邦夫市長）

　市は今後もパトロールを続けるということです。 (12/24 23:45)