2009年12月25日 15時47分更新
県内のすべての市の市長が知事を交えて意見を交わす会議がきのう福島市で開かれ、市長たちからは知事に対して「地域の医療体制に配慮して医師を増やす対策に取り組んで欲しい」などと意見が出されました。
会議は24日、県内13のすべての市から市長や副市長、それに福島県からは佐藤知事が出席して行われました。
このうち県から県立医科大学からの医師2人の派遣を今年度いっぱいで打ち切る可能性が高いと伝えられている田村市の冨塚市長は「県には地域の医療体制に配慮して医師を増やす対策に取り組んで欲しい」と意見が出されました。
また、いわき市の渡辺敬夫市長は「県内で68人いる助手を120人程度に増やすことができれば、効率よく、お金をかけずに医師確保ができるのではないか」と述べました。
会議のあと市長のひとりはNHKの取材に対して「県からは市町村でも医師を確保に取り組むように言われているが市町村の財政状況は厳しく県の支援がどうしても必要だ」と話していました。