岡山放送局

2009年12月25日 12時29分更新

津山ごみ処理施設で住民ら提訴


津山市や周辺の市町村が建設を計画しているごみ処理施設をめぐって、建設に反対している予定地周辺の住民らが24日、建設予定地の土地などの購入差し止めを求める訴えを岡山地方裁判所に起こしました。

訴えを起こしたのは、ごみ処理施設の建設が予定されている津山市領家の住民など19人で、24日は弁護士らとともに岡山地方裁判所に土地の購入差し止めなどを求める訴えを起こしました。

このごみ処理施設は津山市を中心とした5つの市町村が組合を設立したうえで、およそ3億3千万円の事業費で、共同で設置を計画しているもので、5年後の稼働を目指しています。

訴えによりますと、建設予定地の30ヘクタールの土地を購入するための2億円の購入代金は周辺の土地が値下がり傾向にあることなどを考慮すれば高すぎるなどとして津山市などに対して、ごみ処理施設建設のための土地の購入などを差し止めるよう求めています。

24日の提訴を受け、建設計画を進めている津山圏域資源循環施設組合は「訴状が届いていないので応えられない」とコメントしています。

このゴミ処理施設を巡っては去年9月にも住民9人が施設の建設によって周辺の環境が破壊されるとして建設差し止めを求める訴えを起こしていて、現在も裁判が続いています。