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2009年12月24日(木) 19:15 |
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讃岐国府の発掘調査が進む
奈良時代から平安時代にかけて現在の香川県の行政の中心だった「讃岐国府」を探そうと、今月4日から発掘調査が行われています。 発掘は鎌倉時代の地層まで進み、国府の遺構発見に期待が高まっています。
発掘が行われているのは、坂出市府中町の田んぼです。 香川県埋蔵文化財センターが、ミステリーハンターと名づけられたボランティアとともに、今月4日から発掘を行っています。 24日も4人のミステリーハンターが作業を行いました。 発掘開始から20日間で、約50センチの深さまで掘り進んでいます。 13世紀頃ものとみられる建物の柱の穴などが見つかっています。 国府は、奈良時代から平安時代に置かれた行政機関で、現在の県庁のような役目を果たしました。 佐賀県の肥前国府などでは発掘が進んでいますが、香川県の讃岐国府は正確な場所さえわかっていません。 今回の発掘はその遺構を探そうというもので、数少ない資料から国府の中心と思われる場所を決め、鎌倉後期の地層まで掘り進みました。 ミステリーハンターが見つけた土器のかけらなどは、1万点に上ります。 讃岐国府の謎に挑む発掘調査、来年にはいよいよ奈良・平安の地層の発掘に取り掛かります。
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