市橋被告懸賞金１０００万円を４者に支払いへ

　英国籍の英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさん（当時２２歳）が殺害された事件で、警察庁は２４日、死体遺棄容疑で指名手配されていた市橋達也被告（３０）＝殺人罪などで起訴＝の１１月の逮捕につながる情報を寄せた４者に、計１０００万円の国費による懸賞金を支払うことを決め、千葉県警に通知した。支払いは２００７年４月の公的懸賞金制度開始以来初めて。警察庁は「対象者は公表できない」としている。

　支払いの対象となっていたとみられる、１０月に市橋容疑者の整形手術後の顔写真を提供した名古屋市の整形クリニックと、逮捕当日に大阪市内で「（市橋被告に）似た男がいる」と通報したフェリー会社は本紙の取材に対し担当者が不在と返答。市橋容疑者が働いていたと社員が警察に通報した大阪・茨木市の建設会社は「２３日に警察から連絡を受け、外れましたと言われた」と話した。

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