写真好きの一歩先へ、30万円クラスの画質を実現!?

クリスマスを終えれば、年末年始がやってきます。年明けには、ひょっとしたら、お子さんやお孫さんが成人式を迎えるという方もいらっしゃるかもしれませんね。この季節は特に、写真を撮る機会が飛躍的に増えます。

カメラで写真を撮るのが好きだという方でも、最近では、より高い画質や品質にこだわりたいという方は多いはずですが、日本のメーカーも常識に挑戦し続け、持ち前の優れた技術で新たな製品を誕生させてきた歴史があります。

そして、今、妥協のない画質を求めるリコーが、ユニット交換式という新しいデジタルカメラ「GXR」を誕生させたのです。

デジタル一眼では、レンズと本体をカメラ本体にある丸い金属部分「マウント」で交換できるようにしています。これはフィルムカメラ時代から同じ技術を受け継いでいます。ただ、マウント式はすっかり定着していますが、小型なカメラを作ろうとすると難しいという問題や、レンズ1本1本に最適な画質調整ができないなどの課題もありました。

そこで、リコーは別の方法「ユニット交換式」を選択したのです。レンズと画像を記録するフィルムにあたる撮像素子を一体化して1つのユニットにし、このユニット毎交換するという方法なのです。

ユニット交換式の利点は、レンズ性能を最大限に活かす調整ができるところです。GXRは、レンズの特性にあわせたベストのチューニングができるのです。これは、複数のレンズにあわせないといけなかったマウント式のカメラではできなかったことでもあります。GXRは、1本のレンズ性能を可能な限り引き出すことができるというわけです。

少し専門的な話をしますと、GXR用の「GR LENS A12 50mm」は、50mm F2.5レンズと30万円クラスの23.6mm×15.7mmの大型CMOSセンサーを組み合わせたユニットです。そう、30万円クラスの画質も、ユニット交換式により1/3ほどの価格で手に入るということになります。

また、GXRでは、レンズと記録する撮像素子が密閉されたユニットに納められていますので、レンズ交換する際にホコリが入るという弱点がありません。そのぶん、屋外でも安心してレンズを交換できるというわけです。

人気のGRシリーズから大きく飛躍した「GXR」は、カメラに高い品質を求め続ける人へのリコーからの贈り物なのかもしれません。

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