警察が捕まえられない18歳窃盗犯、米国の「裸足の泥棒」にファン急増。
2009年12月24日14時47分 / 提供:ナリナリドットコム
米国でいま、18歳の泥棒が注目を集め、一部の若者から英雄視されている。彼の名はコルトン・ハリスムーア容疑者。無人の家に侵入しては食料やクレジットカードを盗み、逃走用に車やボート、小型飛行機まで盗んだ。それでも警察に捕まらず、森の中で生活していると言われる彼をメディアも大きく報道し、人々は「裸足の泥棒」と呼んでいる。ソーシャル・ネットワーク・サイトの「Facebook」には、ファンクラブ的なコミュニティが立ち上げられ、その登録者数は1万4,000人超。そこには「捕まって欲しくない」「逃げ続けろ」と、応援するコメントが数多く並んでいる状態だ。
米ワシントン州カマーノ島出身のハリスムーア容疑者が盗みを覚えたのは8歳の頃。このときに自転車を盗んで以来、彼は国境を越えてカナダでも強盗を繰り返し、疑いを持たれている強盗・窃盗は50件以上にも上る。
そんな彼が注目を集め始めたのは、昨年4月のこと。英紙ガーディアンによると、強盗などの罪で逮捕され懲役3年の刑を受けていたハリスムーア容疑者は、社会更生施設に移送される際に突然逃走した。すると、警察が「それまで彼が犯した事件よりも、スケールが大きい」と表現する動きを見せ始める。
昨年7月18日、故郷のカマーノ島で盗んだメルセデス・ベンツを運転していたところを警察に見つかり、追跡がスタート。島の曲がりくねった道でカーチェイスを繰り広げた末に、ハリスムーア容疑者はレストランの駐車場で車を飛び降り、そのまま森の中へ逃げ込んだ。車からはクレジットカードや携帯電話、デジタルカメラが発見され、デジカメには、森の中で自分を撮影したと思われる写真データが残されていた。この写真は、現在、彼の話題を伝える多くのメディアに掲載されている。
そして彼の逃走劇は陸だけでなく、海や空にも広がった。昨年11月には、カマーノ島から60キロ北にあるオーカス島の飛行場で、ラジオ司会者所有のセスナを盗み、約480キロ東へ飛んだ地点で着陸。一切飛行機の訓練を受けたことがないはずの彼だが、このラジオ司会者によると「盗んだクレジットカードで飛行機のマニュアルをネットで購入し、独学で学んだようだ」。このセスナ窃盗事件以外にも、別の小型飛行機を盗むこと2回、高速ボートを盗んだ容疑は2回あった。
彼が事件を起こすときには、1つの特徴がある。それは裸足の足跡が残っていること。侵入した家や飛行機にもその足跡が残されているため、警察は彼の犯罪としているのだ。
そんな「裸足の泥棒」は不遇の幼少時代を送っていたとされ、ガーディアン紙では「彼が2歳のときに麻薬とアルコールに溺れた父は姿を消し、母もアルコール中毒に加え、いろいろな男性と遊んでいた」そう。彼の幼なじみの少年はラジオ局の取材に「本当はあいつは良い奴なんだ」と話し、幼少時代の環境が犯罪に走らせている要因だと考えているようだ。
こうしたハリスムーア容疑者の報道に触れた一部の若者は、ネットを舞台に異質な反応を示している。破天荒な行動を起こしながら、殺人を犯していないために英雄視する人たちが現れ、「Facebook」にはファンクラブも。そこには「捕まらないよう注意して」「おれはFBIには言わないよ」など、ひたすら彼を応援するコメントがズラリと並んでいる状態だ。さらに、ネットでは彼の顔写真がプリントされたTシャツも販売されているほか、「coltonharrismoorefanclub.com」のドメインを取得したファンクラブサイトも存在するなど、その人気は広がりを見せている。
ただ、最近彼は銃を盗んだとも言われており、警察は警戒を強化。訓練を受けずとも飛行機を操縦し、逃げ回る息子を「誇りに思う」と語る母親は、銃を盗んだ件に関しては「警察に発砲される理由を与える」と心配しているが、「生きて帰って来られるとは思えない」(ガーディアン紙)と、諦めの気持ちもあるようだ。
米ワシントン州カマーノ島出身のハリスムーア容疑者が盗みを覚えたのは8歳の頃。このときに自転車を盗んで以来、彼は国境を越えてカナダでも強盗を繰り返し、疑いを持たれている強盗・窃盗は50件以上にも上る。
そんな彼が注目を集め始めたのは、昨年4月のこと。英紙ガーディアンによると、強盗などの罪で逮捕され懲役3年の刑を受けていたハリスムーア容疑者は、社会更生施設に移送される際に突然逃走した。すると、警察が「それまで彼が犯した事件よりも、スケールが大きい」と表現する動きを見せ始める。
昨年7月18日、故郷のカマーノ島で盗んだメルセデス・ベンツを運転していたところを警察に見つかり、追跡がスタート。島の曲がりくねった道でカーチェイスを繰り広げた末に、ハリスムーア容疑者はレストランの駐車場で車を飛び降り、そのまま森の中へ逃げ込んだ。車からはクレジットカードや携帯電話、デジタルカメラが発見され、デジカメには、森の中で自分を撮影したと思われる写真データが残されていた。この写真は、現在、彼の話題を伝える多くのメディアに掲載されている。
そして彼の逃走劇は陸だけでなく、海や空にも広がった。昨年11月には、カマーノ島から60キロ北にあるオーカス島の飛行場で、ラジオ司会者所有のセスナを盗み、約480キロ東へ飛んだ地点で着陸。一切飛行機の訓練を受けたことがないはずの彼だが、このラジオ司会者によると「盗んだクレジットカードで飛行機のマニュアルをネットで購入し、独学で学んだようだ」。このセスナ窃盗事件以外にも、別の小型飛行機を盗むこと2回、高速ボートを盗んだ容疑は2回あった。
彼が事件を起こすときには、1つの特徴がある。それは裸足の足跡が残っていること。侵入した家や飛行機にもその足跡が残されているため、警察は彼の犯罪としているのだ。
そんな「裸足の泥棒」は不遇の幼少時代を送っていたとされ、ガーディアン紙では「彼が2歳のときに麻薬とアルコールに溺れた父は姿を消し、母もアルコール中毒に加え、いろいろな男性と遊んでいた」そう。彼の幼なじみの少年はラジオ局の取材に「本当はあいつは良い奴なんだ」と話し、幼少時代の環境が犯罪に走らせている要因だと考えているようだ。
こうしたハリスムーア容疑者の報道に触れた一部の若者は、ネットを舞台に異質な反応を示している。破天荒な行動を起こしながら、殺人を犯していないために英雄視する人たちが現れ、「Facebook」にはファンクラブも。そこには「捕まらないよう注意して」「おれはFBIには言わないよ」など、ひたすら彼を応援するコメントがズラリと並んでいる状態だ。さらに、ネットでは彼の顔写真がプリントされたTシャツも販売されているほか、「coltonharrismoorefanclub.com」のドメインを取得したファンクラブサイトも存在するなど、その人気は広がりを見せている。
ただ、最近彼は銃を盗んだとも言われており、警察は警戒を強化。訓練を受けずとも飛行機を操縦し、逃げ回る息子を「誇りに思う」と語る母親は、銃を盗んだ件に関しては「警察に発砲される理由を与える」と心配しているが、「生きて帰って来られるとは思えない」(ガーディアン紙)と、諦めの気持ちもあるようだ。
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