2009年12月23日 23時28分更新
22日夜、兵庫県の淡路島の海岸に笠岡市の会社が所有するおよそ400トンの貨物船が乗りあげましたが満潮時間をまって、海へ引き出されました。
乗組員ら3人にケガはなく油の流出もないということです。
22日午後11時半ごろ淡路島の漁業関係者から「貨物船が海岸に乗りあげている」と通報がありました。
徳島海上保安部によりますとこの船は岡山県笠岡市の大内海運が所有する長さ68メートル、およそ400トンの「こんぴら2」(に)という貨物船で鳴門海峡北側の兵庫県南あわじ市阿那賀の海岸に乗りあげて動けなくなっていました。
船は満潮時間をまって、23日午後3時半すぎ、タグボートからロープで引っ張られ海に出されました。
船長と2人の乗組員にけがはなく油の流出もないということです。
徳島海上保安部によりますと、船長は「自分が船を操縦していたが居眠りをしていた」と話しているということでさらに詳しく話を聞いて船が乗りあげた原因について調べることにしています。
貨物船はおよそ1000トンの石こうを積んで岡山市の岡山港から高知県の須崎港に向かう途中でした。