実力を世界にアピールした日本文理大チアリーディング部
チアリーディングの世界大会「第5回ワールド チャンピオンシップ」(11月28、29の両日、ドイツ・ブレーメンで開催)で、大分市の日本文理大学チアリーディング部「ブレーブス」の部員を中心にした日本代表チームが男女混成の「ミックス部門」で優勝し、2年前の前回大会に続いて連覇を果たした。全国大会で連勝記録更新中の同大学チームが、その実力を世界にアピールした。
日本代表の18人中、14人がブレーブスのメンバー。ミックス部門にはタイや台湾、ロシアなど10カ国・地域が出場。日本代表は2分30秒の規定時間で、「美」を追求した演技を完ぺきにこなし、パワー自慢の他チームを寄せ付けなかった。
日本代表の合宿練習は9月から同大学を中心に行い、技術面よりも急造チームの課題といえる「チームワークの醸成」に最も力を注いだ。メンバーは練習以外でも一緒に食事をしたり、学園祭にチームで出場するなどして、信頼関係を築き上げていった。
主将を務めた中勇人さん(経営経済学部4年)は世界大会初出場。「プレッシャーもあったが、チームワークや選手間のコミュニケーションの大切さを実感した」と振り返る。
ブレーブスそのものも12月12、13の両日に東京都内であった全日本学生チアリーディング選手権大会で5連覇(優勝6回目)を果たし、足かけ5年、全国レベルの大会での連勝記録を「14」に伸ばした。日本代表メンバー14人のうち、3年生以下の9人は来年以降もチームを支える。
日本代表のコーチも務めたブレーブスの柿田智之監督は「世界大会での経験は大きな財産。これからはチームで生かしてもらいたい」と期待する。
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