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失業率・有効求人倍率

10月の失業率、5.1% 3カ月連続で改善、先行きなお懸念

失業率・有効求人倍率の推移(グラフ)

 総務省が27日発表した10月の完全失業率(季節調整値)は5.1%と前月比0.2ポイント低下。3カ月連続で改善した。厚生労働省が同日発表した10月の有効求人倍率(同)も0.44倍と前月比0.01ポイント上昇した。ただ失業率、有効求人倍率とも過去最悪水準にあり、先行き懸念は消えていない。

 10月の完全失業者数は344万人と前月比19万人減少した。一方、就業者数は6271万人と前年同月比で117万人減。就業も職探しもしない非労働力人口は4438万人と同32万人増加した。

 有効求人倍率は2カ月連続で上昇した。ただ雇用情勢の先行指標となる新規求人倍率は0.78倍と再び低下。雇用を維持する企業に国が補てんする雇用調整助成金の対象事業所は9万8100社となり、年度初めに比べ12倍に膨らんでいる。

[11月27日/日本経済新聞 夕刊]

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