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懐中時計の分解掃除は
コチラ
  
時計の分解掃除は基本的なものが解ればそんなに難しいものではありません
只、難しいのは、基本だけでは思うように動いてくれない場合があります。
ここで示すのは分解掃除の方法の基本です
全てのホゾの点検をします
全舞は一方向へ力が加わります
古い時計はよくホゾが荒れています
点検全舞が回る反対方向へ
歯車を回してやります。荒れているホゾは
ガタがあります
機械を組み立てるときに厄介なのが全舞です
簡単な方法として、バラす前に針金でくくります
但し、全舞が油アカなどで汚れている場合は
避けてください。(この方法は余りお勧めしません)

30日巻き以上は全舞が長く
取り扱いが難しくなります
全舞を解きます
コハゼ刎を外してぜんまいを少し巻いて
コハゼを外してください

 コハゼを外す時はしっかり
ぜんまい戻しを持って戻してください
全舞戻しの道具を持たない方や
自信の無い方は、ドライバーなどで歯止めをする
ナットーを緩め風車をはずします。
 他の歯車が外れないように、
芯を曲げたりしないようにしてください
アンクルをはずします
急回転しますので雁木車を
押さえておきましょう

急速回転させないように
歯車を押さえながら回していきます
アンクルをはずして
ホゾの点検をしてください
爪のスレも点検)
歯車の形、配置を覚えておきましょう
時方は歯車の並びだけで問題はありません
打ち方が分かりにくいです。
一番車の違いを覚えてください
同じ高さの場合もあります。

左 時方用 右 打ち方用
細い針金があります
位置を覚えてください

注 折れやすいので注意
分かりにくいと思われれば
時方、打ち方の部品を分けておくといいです。
写真や簡単な図にしておくと忘れてもO.K
全てばらし終りました 全舞も古くなると捲き癖がついて弱くなります
右くらいに成ると取り替えるほうが懸命です
若し使用される場合は打ち方の方へ使ってください
丁寧に洗います(ベンジン)
油アカなどがこびりついてると刷毛では落ちません
ホゾも掃除棒できれいにします
爪楊枝で充分代用できます
きれいに拭き取って下さい
 洗ったままにしておくと
白く幕を張ったような状態に成ることがあります

全舞は、ベンジンを浸した紙などで、
油アカやさびを取ります
洗った後は油を付けた布できれいに
拭き取りましょう。

ポイント時々有るのが
針穴と2番芯のずれ
写真のようなずれ、止まりの要因の一つです
ポイン 振り竿が曲がっているときがあります
折れないように注意して直しましょう
振り子のブレや止まりの要因になります
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