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弁護側が「心神喪失状態」と無罪を主張

 青森県おいらせ町で3月、自宅に火を付けて母親(当時60)を焼死させたとして、殺人や現住建造物等放火などの罪に問われた無職北村智海被告(35)の初公判が21日、青森地裁(小川賢司裁判長)で開かれ、北村被告は起訴内容を認めた。

 弁護側は「犯行当時心神喪失状態で、責任能力が失われていた」と無罪を主張。検察側は冒頭陳述で「精神の障害程度は軽く、事件への影響はほとんどない」とし、責任能力はあったとした。

 起訴状などによると、北村被告は3月18日、自宅居間で母親のとよさんを殴って負傷させ、床に灯油をまいて放火、とよさんを焼死させたなどとしている。(共同)

 [2009年12月21日11時55分]


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