2001年06月30日

「テレビ(映像)に字幕を!」

 私は、今、『加藤紘一がゆく!@京都』のため京都の烏丸にいます。先ほど、二条駅横の弥生会館というところで、つみきの会(主婦の方々の勉強会)・聴覚障害者有志の共同主催による会がありました。その席上、聴覚障害者の方から次のようなご質問がありました。以下、要旨を抜粋します。

Q.なぜ、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)やTDL(東京ディズニーランド)のアトラクションには、字幕ス−パーが入ってないのでしょうか?

Q.アメリカのそれには、字幕が入っているのですが、なぜ、日本はないのでしょうか?
 私は、自分がTDLに行ったとき、字幕があるかないかなどということを考えたことが無かった。ましてや、アメリカのそれにも行ったことがなく、アメリカのアトラクションには、字幕があるということを知らなかった。(後日、確認してみたいと思っています。)

 聞いた話によると、日本全国で、聴覚障害者の方は、障害者手帳ベースでみると約30万人だそうだ。実際に、細かい統計などを見たわけではないが、人口の約0.3%である。皆さんは、この数字をどう感じられるだろうか?

 今、永田町を見回したときに、聴覚障害者の問題に取り組んでいる政治家の名前が正直浮かばない。

 インターネットの普及によって、聴覚障害者の方は、実際に面と向かって会わなくても、場所を選ばず(今までは、FAXが多用されていた。)、コミュニケーションを取ることが出来るようになった。これからは、ブロードバンドの時代でもある。その時に、聴覚障害者の方にとっての壁は、音声だろう。

 また、感じたままに言えば、以前は、テレビを見ていて端の方に手話通訳が入ることがよくあった気がする。最近は、土日の朝番組で時折見かける気はするが、以前と比べて減ったような気がする。後日、実態はどうであるかを調べてみたいと思う。

 国民の約0.3%の「テレビ(映像)に字幕を!」という声が政治の世界に届く機会が無かったようだ。個人的にも、今後、意識して取り組んで行きたいと思う。
nobuyoshitaka at 21:37 │TrackBack(0)政策(視聴覚障害) 

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