2009年12月22日 18時40分更新
岡山市の11月定例市議会は最終日の22日、議員報酬を率にして1パーセント余り引き下げる条例の改正案の採決が行われましたが、賛成少数で否決されました。
岡山市議会は最終日の22日、本会議が開かれ公明党から追加提案があった議員報酬の引き下げに関する条例改正案について採決を行いました。
この改正案は議員報酬を月額8733円、率にして1.23パーセント引き下げるというものですが、採決の結果、賛成少数で否決されました。
今回の定例市議会では、市の職員の給与を引き下げるための条例の改正案も提案され、初日に総務委員会の全会一致で可決されています。
このほか22日の本会議では一般会計の総額で72億3千万円の補正予算案を含む、86件の議案が可決されました。
可決された補正予算には、地域医療ネットワークの研究や救急医の養成のために岡山大学に来年から4年間講座を設けるための費用や、産業廃棄物の不法投棄による地下水の汚染防止対策を行政代執行で行う費用などが盛り込まれています。
閉会にあたり、岡山市の高谷市長は「景気の低迷で、予想以上に税収が落ち込んでおり、さらなる行財政改革を進めていかなくてはならない」と述べてことし1年を締めくくりました。